■ 12月 4日(火)
■ 「笹子トンネル事故、原子力、欧州銀の苦悩」雑感!
● 「笹子トンネル事故」は、昔よく車で通っていただけにショックは小さくない。だいたいが休日に通ることから渋滞がほとんどだった。もしそんなとき今回のような崩落が起きていたら被害は甚大なものになっていたと思われる。とにかく突然、しかも何トンもの重さのものが車を直撃するのだからその恐怖はいかほどのものか。
しかも逃げ出せた人や携帯で連絡をした人がいたことは、崩落と同時に亡くなったわけではない人がいたことを想像させられ、痛ましい限りだ・
● 同様のトンネルの点検が実施されたようだが、その中に「羽田線」があった。ここは羽田航空へバスでいくときによく通る道路だ。これまでは全くの不安なくトンネル内を通過していたが、やはりこれからは一瞬緊張を感じることになりそうだ。ついでにいえば、高速バスに乗ると、シートベルトをして下さいとアナウンスされるが、これからはトンネルに入るときには逃げ出しやすいように外した方がいいのかもしれない。もっとも、その前に高速バスでシートベルトをしたことはないから関係ないか。
● ところで選挙が間近に迫り各党の議論が盛んだが、その中で「原子力」がテーマになることが多い。継続か廃棄かという見解の相違なのだが、ここでよく意見が分かれるのは、「原子力を使わなかった場合の電気料金」の問題だ。
つまり、原子力存続を主張する人は「原子力を使うから費用が安くですむ」という意見だ。これについては見る角度によって見解の相違がありそうだが、しかしすでに「天然ガス」を使うとコストも安く安全面でも優れているとされる。
具体的には「アメリカ」の原子力事情が「天延ガス」の出現で大きく変化しつつあるという。
● 個人的には「脱原発・原発廃棄」に賛成だが、そもそも「福島」の原発との戦いはこれから延々と続くことから、このような悲劇を起こさないためには原発は要らないのである。
特に政治家が「原子力容認、推進」を考えているとすると、これは実に恐ろしいことでもある。
いわゆる、今後の大きなテーマとしては、笹子トンネルもだがほとんどの原子力発電の老朽化が大きな問題だ。
こう言うと「公共事業の推進が必要」といわれそうだが、そこは政治が選別の目を光らせるしかあるまい。少なくともインフラ整備の影に隠れて便乗工事をやるような時代ではないし、またそれを容認するような政党では国民は困るのである。
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■ 12月 3日(月)
■ 「第130号」が教えるもの!=データはそろったが、説明が不可欠な生保決算の本音!=
● とりあえず「第130号」のデータはそろい、後はレイアウトだけとなった・・・と、書きたいところだが、おそらくこの「決算業績データ」だけを表にした「保険・かわら版」を手にしてもその背景を読み取ることはかなり難しいと思われる。
例えば上半期決算が発表になる直前に「S・M比率のワースト10社」についての「保険・かわら版」を発行したが、結果は「オリックス生命」が「ワースト10社」から脱出し、逆に「住友生命」が「ワースト10社入り」することになった。
● ここで問題は「S・M比率」の数字だけを拾っていっても「なぜそうなったか」という背景は数字は教えてくれない。実はここが「データ」だけの業績表示の困難名ところなのだが、やはり一般的には「オリックスが”○”で住友生命が”×”」ととらえられかねない。
もちろん「S・M比率」だけで生保の経営状況を判断するのは早計なのだが、やはりこのような場合は「S・M比率」が「350%」も急上昇した理由と他の業績はどうかを分析する必要が出てくる。
● とはいえ、ではその解説をこのブログに書いてもやはりデータがあるのとないのとでは理解が大きく異なる。つまり「データあっての解説」であり、また「解説あってのデータ」なのである。
一言で言えば「オリックス生命」の場合、30万株の第三者割当増資で「S・M比率」が急上昇したことは間違いないが、実は「S・M総額」の個々の項目を見ると好転項目がいくつかある。
しかし、俗に言う生保経営業績はよくはない。
つまり、資金調達が「S・M比率」を急上昇させた大きな要因ではあるが、財務諸表上では例えば「損益計算書」の経常損失や純損失というようにほめられたものではない。
つまり、このようなポイントを把握した上で「生保決算業績の解説」は生きたものになってくるのであるが、やはり生保のネガティブな部分はこのようなブログでは書きにくいことは確かだ。
結局、時間の問題もあることから、「第130号」は「データ中心」の内容とし、以降中身の解説を「保険・かわら版」でしていくことにした。乞うご期待である。
あえて付記しておくとここでは「オリックス生命」を取り上げたが、「オリックス生命」に他意はない。むしろここに来ての「流動性資金の不足」が心配される生保もあることから、資本増強ができた点は評価の対象にはなる。
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■ 12月 2日(日)
■ 12月末の「株、為替」はどうなる?!=
● 11月末の金融情報としては「株価9,446円、円ドル82円、円ユーロ107円」だった。この背景には、自民党総裁の安倍総裁の金融政策があるとされる。もちろん、このまま「株高、円安」が続くとは考えにくい。
やはりとりあえずは「12月末」の金融情勢だ。選挙結果やその後の合従連衡による「与党」のあり方が大きく影響を及ぼすとは思われるものの、さすがにここらの予測は困難だ。
● ただ、安定的なデフレ脱出はどのような政治形態になっても容易ではなく、先行きは暗い。ということは生保経営にも大きな影を落とし続けることになる。
「株価」は「9,500円」が高値の壁とされているが、その反転として12月末頃が最近の底値ともなると、やはり25年3月末が大きくクローズアップされることになる。
■ 「笹子トンネル事故」の恐怖!=
● どうやら100メートルに渡る壁が崩落した事故らしい。最近検査も行い異常はなかったともされる。インフラがらみの「疲弊」状況は膨大な箇所が相当するとされるが、どうも政治的にはどのようなビジョンがあるのかわかりにくい。
運悪くそのような事故に遭遇したら「運が悪かった」では、政治的にはあまりにも不幸な話だ。
その最たるものが「南海トラフ」の大地震の可能性だ。もちろん「大津波」もこれに連動して大災害になる可能性がある。
● 言わずもがな「南海トラフ大地震」が起きた場合には「損害保険会社」の経営ダメージは計り知れないともいわれている。また「東京大震災」の発生もいわれている。確かにこのクラスの大災害となると「国民のための政策」として国が資金面の支援が必要となる。
そのために「地震保険」のための資金面の不安は何とかなりそうだが、起きるか起きないかすら不明なだけにやはり不安が先走ることになる。
■ 12月 1日(土)
■ 「生保決算に要注意!」=どうも不気味な政界の動き!=
● 「24年度第2四半期」の生保決算が発表されてから「保険・かわら版(第130号)」のデータ編集を押せ押せでやっているが、協力してくれるスタッフから結構厳しい状況が飛び込んできている。「なぜ▲生命の××はこうなんですか?」「××生命の▼▼はおかしくありません?」という内容のものだ。
もちろん質問に丁寧に答える時間は今はないが、しかし毎回決算業績データを編集しているスタッフが、”妙な決算”に気がつくものである。
● もっとも、数字の裏付けがない以上、軽々に独断と専行で判断はできないもののかなりの精度で的を射た見方をしていると考えることが少なくない。とはいえ、今は「データ作成」を最優先している以上、一時を惜しんで数字と格闘しているが、移動時には気になる生保の「上半期のデータ」集を持ち歩いているが、やはり気になる生保は数社にとどまらない。
特に資産運用については、正解の動向も気になるところだが、いずれにしてもこのままの1000兆円を超す大借金国が「無傷」で存続するとはきわめて考えにくい話だ。
● 一言で言えば「動きがとれない生保業界」ということが最大の問題点だ。
というようにぼそぼそという間があったら「第130号」の編集を早く仕上げて発行しよう、という声が聞こえてきそうだ。
とにかく、「第130号」の案内をしてから、毎日切れ目なく無料贈呈へのメールが届いている。どうやら予定より早めに締め切りを迎えることになりそうだ。
当初は個々の業績毎に解説を入れるつもりだったが、どうやらその時間はとれそうにもない。目下のところ、「第130号」のデータ版を元に解説をしていくことになりそうである。
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■ 11月30日(金)
■ 「住友生命」が「ワースト10社入り!」そして「ワースト10社脱出」が「オリックス生命」となった!(「S・M比率」)
■ 「大手生保の24年度上半期決算業績発表」が43社そろう!
● 最後の1社となっていた「」アイエヌジー生命』だがHP上では「11月28日付け」でアップされている。しかし少々苦言を呈すると「1面のプレスリリース」にどのような意味があるのかきわめて疑わしい。というのも「プレスリリース一覧へ」をクリックして初めて直近のリリースがみれる仕組みとなっているようである。
これでは1面の「お知らせ、プレスリリース」の掲載理由が不透明だ。しかも「お知らせ」の頭には1面には「2012/9/25」付けで「災害救助法適用地域の特別お取扱いについて」が掲載されているのだが「一覧へ」をクリックすると「2012年11月30日」付けとなっている。
このような記載手法はあまり好ましいことではない。全書を期待したいところだ。
■ 11月29日(木)
■ 「大手生保の24年度上半期決算業績発表」がまだの生保4社!→3社→2社に変更!(現在24年11月29日12:00)=
● 「カーディフ生命」が自社HPに掲載があったことで残るは「アイエヌジー生命、アイリオ生命」の2社となった。
ところで「S・M比率ワースト10社」の第10位生保は「住友生命」の可能性が高くなってきたが、まだ残る2社の「S・M比率」を確認しないことには「確定印」を打てない状況だ。
つまり、現在こうなっている。
・住友生命 673.4%
・ハートフォード生命 699.1%
・アイエヌジー生命 未掲載(未発表)
・アイリオ生命 未掲載(未発表)
● 「24年度・第1四半期末」の「アイエヌジー生命とアイリオ生命」の「S・M比率」は今回の「住友生命」との差が2~300%程度もあることから常識的には「ワースト10社の10位は住友生命で決まり」といいたいところだが、相手は数字である以上、正式な発表があるまでは確定員を打つわけにはいかない。
しかも「S・M比率」は、正式発表後に訂正が最も多い業績でもあることから、発表後も注意が必要だ。さて「S・M比率」の新基準では、「住友生命」が初めて「ワースト10社」②ランクされることと「日本生命、第一生命」とともに「ワースト10社」にランクされることになるが、果たしてどうなるか。
■ 「大手生保の24年度上半期決算業績発表」がまだの生保4社!→3社に変更!(現在24年11月28日20:00)=
● 本日の夕方迄に自社のHPにアップがない生保は以下の4社。
「アイエヌジー生命、アイリオ生命、カーディフ生命、ハートフォード生命」。
さてどの生保が決算業績の最後になるのか?!
● 11月28日20:00現在で各社HPを確認のところ「カーディフ生命」はアップしてあり、残るは3社となった。
と同時に、「S・M比率ワースト10社」については「カーディフ生命の722.4%」「住友生命673.4%」となり、残る「ハートフォード生命」とのいずれかが10位となる可能性が高くなった。
■ 11月28日(水)
■ 「24年度上半期決算業績発表」=「S・M比率」ワースト10社動向!「住友生命」が第10位?!=
● 本日までに発表があった生保の「S・M比率ワースト10社」は、「オリックス生命」が増資により「869.1%」となり「ワースト10社」を脱出。他の9社は「ワースト10社」のままだが、問題は10位になる生保だ。新たに「ワースト10社入り」する生保は現時点では「住友生命」となる。
● ただし「ワースト10社入り」の可能性がある生保、つまり23年度、24年度・第1四半期の「S・M比率」が低い生保の「ハートフォード生命、カーディフ生命」がまだ発表内容がHPにアップされていないことから「住友生命」は確定ではない。
さて、最終的に「第10位」となる生保はどこだ!
【お知らせ】 11月後半には「保険・かわら版」の「第123号/第124号/第125号/第125号」を発行した。その「第123号」の「図表②」の表に一部記載ミスがあったため「改訂版」を次回送付の際、送付いたします。お詫びして訂正いたします。
■ 「大手生保の24年度上半期決算業績発表」!=自民・安倍発言と距離!=
● 今日、大手生保の24年度上半期決算業績が出そろった。おそらく今夕までにはその内容が各社のHPにアップされる。この最悪の資産運用環境下では好転は望むべきもないが、実はその決算発表席上で「安倍発言」についての各社からのコメントが明らかにされ手いる。
結論的には「政策評価は難しい」というものだが、それはそうだろう。かつて個人的に仲のよかった保険会社があったからだ。
● 実際に政権を握るといろいろな「面倒」を見るのでは、との憶測は水面下である。ただ、総選挙により「自民党」が公明党と足しても過半数声になる可能性はない、という予測から大手生保役員もやや「本音」を吐いた可能性もある。
もっとも政治の世界は「一寸先は闇」ということを考えると、選挙後どのような大同団結が生じて政権がどうなるかは全く不透明だ。
毒まんじゅうを食うなどは日常茶飯事であり、主義主張などコロコロ変わることなど「政治家」にいられれば「政治家の常識」でもある。とにかく”先生”でなければ”タダノ人”にすぎないのだ。
● おそらくカギを握るのは「石原慎太郎氏と小沢一郎氏」となるだろうが、この犬猿おなかが手を組むことがあるのも政治の世界だ。しかし、政治家のタフさには脱帽する。
生保決算については今夜にでもちらちらと書いていくことにする。
ところで、43社の生保決算が前者でそろうのが今月末ころとしたため「第130号/保険・かわら版」の発行を表記の通りとしたが、全社発表が早ければ早いほど発行月日は早くなる予定だ。
=現在19名=
■ 「保険・かわら版」=第130号=【無料購読版】 すべりだし好調!
● 昨日「24年度第2四半期決算業績」に関するデータ版の「無料贈呈」の案内をしたところ、早速今朝の分をあわせ10名を超えた。出足好調である。もちろん「保険・かわら版=第130号=」の編集作業もあるがやや難儀なのは発送作業だ。
そのためいたずらに無尽蔵に「無料贈呈」とはいかない。実は「第100号」でも同じようなことを実施したが、後の報告では3部ほどが返送されてきたらしい。さすがに「転居先不明」というのは亡かったが「住所に該当者なし」がほとんどだったという。
つまり「郵便配達とメール便」の違いである。
● 「メール便」の場合は、その記載された住所に該当する企業なり個人の家がないと配達されない仕組みだ。多いのが保険会社名がない場合だ。「3階」とあっても保険会社名がないと「該当なし」で返送されることもある。
いずれにしてもご希望される方はもちろんだが100部に到達したら締め切りとなることから速やかにご注文していただきたい。なお現在「保険・かわら版」を購読されている方は、購読期間が「第130号以上」の方には自動的に送付されてくるので注文する作業は不要である。
● なお、今の予定では「12月5日」頃発送の予定であることから12月10日前後にはお手元に着くスケジュール。詳細はこのブログの最初をご覧いただきたい。
■ 「ソニー、ソニーフィナンシャルホールディングス、ソニー生命』の格付けの行方!=
● 11月5日に「R&I」が「格下げ方向」を3社(持ち株会社)に対し発表したが、「フィッチ」は、22日に「ソニー」を「非投資的確(弱含み)」とした。ところでその解説の中で「SFH」について触れている。
つまり「ソニー」は「SFH」の60%の株式を保有し、現在の市場価値は「約3800億円」と書かれている。
● 問題はその後に「ソニーグループの9月時点の有利子負債残高は1兆2530億円」と書かれていう点だ・やはり格付け会社としては、「ソニーの有利子負債」がもし消える可能性ということを暗に教えているような書き方である。
もし「SFH」の株価が上昇して時価総額ももう少し大きくなった場合やはり「売却の選択肢」も出てくるだろうが、もし状況が異なるとその前に資金調達もかねて売却の選択肢も亡いわけではない。
● もっとも「ソニー」としては、今回も「SFH」の配当を20円から25円に増額したが、このような優良子会社として維持していくのが望ましいところだろうが、しかし、ここまで格下げが続くようだと「次の一手を模索」する可能性も禁じ手とはいえなくなってくる。
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■ 「笹子トンネル事故、原子力、欧州銀の苦悩」雑感!
● 「笹子トンネル事故」は、昔よく車で通っていただけにショックは小さくない。だいたいが休日に通ることから渋滞がほとんどだった。もしそんなとき今回のような崩落が起きていたら被害は甚大なものになっていたと思われる。とにかく突然、しかも何トンもの重さのものが車を直撃するのだからその恐怖はいかほどのものか。
しかも逃げ出せた人や携帯で連絡をした人がいたことは、崩落と同時に亡くなったわけではない人がいたことを想像させられ、痛ましい限りだ・
● 同様のトンネルの点検が実施されたようだが、その中に「羽田線」があった。ここは羽田航空へバスでいくときによく通る道路だ。これまでは全くの不安なくトンネル内を通過していたが、やはりこれからは一瞬緊張を感じることになりそうだ。ついでにいえば、高速バスに乗ると、シートベルトをして下さいとアナウンスされるが、これからはトンネルに入るときには逃げ出しやすいように外した方がいいのかもしれない。もっとも、その前に高速バスでシートベルトをしたことはないから関係ないか。
● ところで選挙が間近に迫り各党の議論が盛んだが、その中で「原子力」がテーマになることが多い。継続か廃棄かという見解の相違なのだが、ここでよく意見が分かれるのは、「原子力を使わなかった場合の電気料金」の問題だ。
つまり、原子力存続を主張する人は「原子力を使うから費用が安くですむ」という意見だ。これについては見る角度によって見解の相違がありそうだが、しかしすでに「天然ガス」を使うとコストも安く安全面でも優れているとされる。
具体的には「アメリカ」の原子力事情が「天延ガス」の出現で大きく変化しつつあるという。
● 個人的には「脱原発・原発廃棄」に賛成だが、そもそも「福島」の原発との戦いはこれから延々と続くことから、このような悲劇を起こさないためには原発は要らないのである。
特に政治家が「原子力容認、推進」を考えているとすると、これは実に恐ろしいことでもある。
いわゆる、今後の大きなテーマとしては、笹子トンネルもだがほとんどの原子力発電の老朽化が大きな問題だ。
こう言うと「公共事業の推進が必要」といわれそうだが、そこは政治が選別の目を光らせるしかあるまい。少なくともインフラ整備の影に隠れて便乗工事をやるような時代ではないし、またそれを容認するような政党では国民は困るのである。
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■ 12月 3日(月)
■ 「第130号」が教えるもの!=データはそろったが、説明が不可欠な生保決算の本音!=
● とりあえず「第130号」のデータはそろい、後はレイアウトだけとなった・・・と、書きたいところだが、おそらくこの「決算業績データ」だけを表にした「保険・かわら版」を手にしてもその背景を読み取ることはかなり難しいと思われる。
例えば上半期決算が発表になる直前に「S・M比率のワースト10社」についての「保険・かわら版」を発行したが、結果は「オリックス生命」が「ワースト10社」から脱出し、逆に「住友生命」が「ワースト10社入り」することになった。
● ここで問題は「S・M比率」の数字だけを拾っていっても「なぜそうなったか」という背景は数字は教えてくれない。実はここが「データ」だけの業績表示の困難名ところなのだが、やはり一般的には「オリックスが”○”で住友生命が”×”」ととらえられかねない。
もちろん「S・M比率」だけで生保の経営状況を判断するのは早計なのだが、やはりこのような場合は「S・M比率」が「350%」も急上昇した理由と他の業績はどうかを分析する必要が出てくる。
● とはいえ、ではその解説をこのブログに書いてもやはりデータがあるのとないのとでは理解が大きく異なる。つまり「データあっての解説」であり、また「解説あってのデータ」なのである。
一言で言えば「オリックス生命」の場合、30万株の第三者割当増資で「S・M比率」が急上昇したことは間違いないが、実は「S・M総額」の個々の項目を見ると好転項目がいくつかある。
しかし、俗に言う生保経営業績はよくはない。
つまり、資金調達が「S・M比率」を急上昇させた大きな要因ではあるが、財務諸表上では例えば「損益計算書」の経常損失や純損失というようにほめられたものではない。
つまり、このようなポイントを把握した上で「生保決算業績の解説」は生きたものになってくるのであるが、やはり生保のネガティブな部分はこのようなブログでは書きにくいことは確かだ。
結局、時間の問題もあることから、「第130号」は「データ中心」の内容とし、以降中身の解説を「保険・かわら版」でしていくことにした。乞うご期待である。
あえて付記しておくとここでは「オリックス生命」を取り上げたが、「オリックス生命」に他意はない。むしろここに来ての「流動性資金の不足」が心配される生保もあることから、資本増強ができた点は評価の対象にはなる。
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■ 12月 2日(日)
■ 12月末の「株、為替」はどうなる?!=
● 11月末の金融情報としては「株価9,446円、円ドル82円、円ユーロ107円」だった。この背景には、自民党総裁の安倍総裁の金融政策があるとされる。もちろん、このまま「株高、円安」が続くとは考えにくい。
やはりとりあえずは「12月末」の金融情勢だ。選挙結果やその後の合従連衡による「与党」のあり方が大きく影響を及ぼすとは思われるものの、さすがにここらの予測は困難だ。
● ただ、安定的なデフレ脱出はどのような政治形態になっても容易ではなく、先行きは暗い。ということは生保経営にも大きな影を落とし続けることになる。
「株価」は「9,500円」が高値の壁とされているが、その反転として12月末頃が最近の底値ともなると、やはり25年3月末が大きくクローズアップされることになる。
■ 「笹子トンネル事故」の恐怖!=
● どうやら100メートルに渡る壁が崩落した事故らしい。最近検査も行い異常はなかったともされる。インフラがらみの「疲弊」状況は膨大な箇所が相当するとされるが、どうも政治的にはどのようなビジョンがあるのかわかりにくい。
運悪くそのような事故に遭遇したら「運が悪かった」では、政治的にはあまりにも不幸な話だ。
その最たるものが「南海トラフ」の大地震の可能性だ。もちろん「大津波」もこれに連動して大災害になる可能性がある。
● 言わずもがな「南海トラフ大地震」が起きた場合には「損害保険会社」の経営ダメージは計り知れないともいわれている。また「東京大震災」の発生もいわれている。確かにこのクラスの大災害となると「国民のための政策」として国が資金面の支援が必要となる。
そのために「地震保険」のための資金面の不安は何とかなりそうだが、起きるか起きないかすら不明なだけにやはり不安が先走ることになる。
■ 12月 1日(土)
■ 「生保決算に要注意!」=どうも不気味な政界の動き!=
● 「24年度第2四半期」の生保決算が発表されてから「保険・かわら版(第130号)」のデータ編集を押せ押せでやっているが、協力してくれるスタッフから結構厳しい状況が飛び込んできている。「なぜ▲生命の××はこうなんですか?」「××生命の▼▼はおかしくありません?」という内容のものだ。
もちろん質問に丁寧に答える時間は今はないが、しかし毎回決算業績データを編集しているスタッフが、”妙な決算”に気がつくものである。
● もっとも、数字の裏付けがない以上、軽々に独断と専行で判断はできないもののかなりの精度で的を射た見方をしていると考えることが少なくない。とはいえ、今は「データ作成」を最優先している以上、一時を惜しんで数字と格闘しているが、移動時には気になる生保の「上半期のデータ」集を持ち歩いているが、やはり気になる生保は数社にとどまらない。
特に資産運用については、正解の動向も気になるところだが、いずれにしてもこのままの1000兆円を超す大借金国が「無傷」で存続するとはきわめて考えにくい話だ。
● 一言で言えば「動きがとれない生保業界」ということが最大の問題点だ。
というようにぼそぼそという間があったら「第130号」の編集を早く仕上げて発行しよう、という声が聞こえてきそうだ。
とにかく、「第130号」の案内をしてから、毎日切れ目なく無料贈呈へのメールが届いている。どうやら予定より早めに締め切りを迎えることになりそうだ。
当初は個々の業績毎に解説を入れるつもりだったが、どうやらその時間はとれそうにもない。目下のところ、「第130号」のデータ版を元に解説をしていくことになりそうである。
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■ 11月30日(金)
■ 「住友生命」が「ワースト10社入り!」そして「ワースト10社脱出」が「オリックス生命」となった!(「S・M比率」)
■ 「大手生保の24年度上半期決算業績発表」が43社そろう!
● 最後の1社となっていた「」アイエヌジー生命』だがHP上では「11月28日付け」でアップされている。しかし少々苦言を呈すると「1面のプレスリリース」にどのような意味があるのかきわめて疑わしい。というのも「プレスリリース一覧へ」をクリックして初めて直近のリリースがみれる仕組みとなっているようである。
これでは1面の「お知らせ、プレスリリース」の掲載理由が不透明だ。しかも「お知らせ」の頭には1面には「2012/9/25」付けで「災害救助法適用地域の特別お取扱いについて」が掲載されているのだが「一覧へ」をクリックすると「2012年11月30日」付けとなっている。
このような記載手法はあまり好ましいことではない。全書を期待したいところだ。
■ 11月29日(木)
■ 「大手生保の24年度上半期決算業績発表」がまだの生保4社!→3社→2社に変更!(現在24年11月29日12:00)=
● 「カーディフ生命」が自社HPに掲載があったことで残るは「アイエヌジー生命、アイリオ生命」の2社となった。
ところで「S・M比率ワースト10社」の第10位生保は「住友生命」の可能性が高くなってきたが、まだ残る2社の「S・M比率」を確認しないことには「確定印」を打てない状況だ。
つまり、現在こうなっている。
・住友生命 673.4%
・ハートフォード生命 699.1%
・アイエヌジー生命 未掲載(未発表)
・アイリオ生命 未掲載(未発表)
● 「24年度・第1四半期末」の「アイエヌジー生命とアイリオ生命」の「S・M比率」は今回の「住友生命」との差が2~300%程度もあることから常識的には「ワースト10社の10位は住友生命で決まり」といいたいところだが、相手は数字である以上、正式な発表があるまでは確定員を打つわけにはいかない。
しかも「S・M比率」は、正式発表後に訂正が最も多い業績でもあることから、発表後も注意が必要だ。さて「S・M比率」の新基準では、「住友生命」が初めて「ワースト10社」②ランクされることと「日本生命、第一生命」とともに「ワースト10社」にランクされることになるが、果たしてどうなるか。
■ 「大手生保の24年度上半期決算業績発表」がまだの生保4社!→3社に変更!(現在24年11月28日20:00)=
● 本日の夕方迄に自社のHPにアップがない生保は以下の4社。
「アイエヌジー生命、アイリオ生命、カーディフ生命、ハートフォード生命」。
さてどの生保が決算業績の最後になるのか?!
● 11月28日20:00現在で各社HPを確認のところ「カーディフ生命」はアップしてあり、残るは3社となった。
と同時に、「S・M比率ワースト10社」については「カーディフ生命の722.4%」「住友生命673.4%」となり、残る「ハートフォード生命」とのいずれかが10位となる可能性が高くなった。
■ 11月28日(水)
■ 「24年度上半期決算業績発表」=「S・M比率」ワースト10社動向!「住友生命」が第10位?!=
● 本日までに発表があった生保の「S・M比率ワースト10社」は、「オリックス生命」が増資により「869.1%」となり「ワースト10社」を脱出。他の9社は「ワースト10社」のままだが、問題は10位になる生保だ。新たに「ワースト10社入り」する生保は現時点では「住友生命」となる。
● ただし「ワースト10社入り」の可能性がある生保、つまり23年度、24年度・第1四半期の「S・M比率」が低い生保の「ハートフォード生命、カーディフ生命」がまだ発表内容がHPにアップされていないことから「住友生命」は確定ではない。
さて、最終的に「第10位」となる生保はどこだ!
【お知らせ】 11月後半には「保険・かわら版」の「第123号/第124号/第125号/第125号」を発行した。その「第123号」の「図表②」の表に一部記載ミスがあったため「改訂版」を次回送付の際、送付いたします。お詫びして訂正いたします。
■ 「大手生保の24年度上半期決算業績発表」!=自民・安倍発言と距離!=
● 今日、大手生保の24年度上半期決算業績が出そろった。おそらく今夕までにはその内容が各社のHPにアップされる。この最悪の資産運用環境下では好転は望むべきもないが、実はその決算発表席上で「安倍発言」についての各社からのコメントが明らかにされ手いる。
結論的には「政策評価は難しい」というものだが、それはそうだろう。かつて個人的に仲のよかった保険会社があったからだ。
● 実際に政権を握るといろいろな「面倒」を見るのでは、との憶測は水面下である。ただ、総選挙により「自民党」が公明党と足しても過半数声になる可能性はない、という予測から大手生保役員もやや「本音」を吐いた可能性もある。
もっとも政治の世界は「一寸先は闇」ということを考えると、選挙後どのような大同団結が生じて政権がどうなるかは全く不透明だ。
毒まんじゅうを食うなどは日常茶飯事であり、主義主張などコロコロ変わることなど「政治家」にいられれば「政治家の常識」でもある。とにかく”先生”でなければ”タダノ人”にすぎないのだ。
● おそらくカギを握るのは「石原慎太郎氏と小沢一郎氏」となるだろうが、この犬猿おなかが手を組むことがあるのも政治の世界だ。しかし、政治家のタフさには脱帽する。
生保決算については今夜にでもちらちらと書いていくことにする。
ところで、43社の生保決算が前者でそろうのが今月末ころとしたため「第130号/保険・かわら版」の発行を表記の通りとしたが、全社発表が早ければ早いほど発行月日は早くなる予定だ。
=現在19名=
■ 「保険・かわら版」=第130号=【無料購読版】 すべりだし好調!
● 昨日「24年度第2四半期決算業績」に関するデータ版の「無料贈呈」の案内をしたところ、早速今朝の分をあわせ10名を超えた。出足好調である。もちろん「保険・かわら版=第130号=」の編集作業もあるがやや難儀なのは発送作業だ。
そのためいたずらに無尽蔵に「無料贈呈」とはいかない。実は「第100号」でも同じようなことを実施したが、後の報告では3部ほどが返送されてきたらしい。さすがに「転居先不明」というのは亡かったが「住所に該当者なし」がほとんどだったという。
つまり「郵便配達とメール便」の違いである。
● 「メール便」の場合は、その記載された住所に該当する企業なり個人の家がないと配達されない仕組みだ。多いのが保険会社名がない場合だ。「3階」とあっても保険会社名がないと「該当なし」で返送されることもある。
いずれにしてもご希望される方はもちろんだが100部に到達したら締め切りとなることから速やかにご注文していただきたい。なお現在「保険・かわら版」を購読されている方は、購読期間が「第130号以上」の方には自動的に送付されてくるので注文する作業は不要である。
● なお、今の予定では「12月5日」頃発送の予定であることから12月10日前後にはお手元に着くスケジュール。詳細はこのブログの最初をご覧いただきたい。
■ 「ソニー、ソニーフィナンシャルホールディングス、ソニー生命』の格付けの行方!=
● 11月5日に「R&I」が「格下げ方向」を3社(持ち株会社)に対し発表したが、「フィッチ」は、22日に「ソニー」を「非投資的確(弱含み)」とした。ところでその解説の中で「SFH」について触れている。
つまり「ソニー」は「SFH」の60%の株式を保有し、現在の市場価値は「約3800億円」と書かれている。
● 問題はその後に「ソニーグループの9月時点の有利子負債残高は1兆2530億円」と書かれていう点だ・やはり格付け会社としては、「ソニーの有利子負債」がもし消える可能性ということを暗に教えているような書き方である。
もし「SFH」の株価が上昇して時価総額ももう少し大きくなった場合やはり「売却の選択肢」も出てくるだろうが、もし状況が異なるとその前に資金調達もかねて売却の選択肢も亡いわけではない。
● もっとも「ソニー」としては、今回も「SFH」の配当を20円から25円に増額したが、このような優良子会社として維持していくのが望ましいところだろうが、しかし、ここまで格下げが続くようだと「次の一手を模索」する可能性も禁じ手とはいえなくなってくる。
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