■ 大知一成の公式「ブログ 保険・かわら版 」■=「間違いだらけの生命保険選び」=

=保険会社決算分析・保険商品分析・保険販売・保険金詐欺事件等保険業界のウラオモテを知る評論家「大知一成の公式ブログ」!=

★ 今日の保険・ブログかわら版 ★

2010年05月27日 | 保険
5月27日(木) 訪問者数***人(閲覧者数***人<「大地一成のメルマガ・かわら版」発行中!■第28号発行予定!=21年度生保決算ズバリ分析・解説=③=!=

■ AIGは「一部破綻検討」と「公的資金返済に自信」が入り交じり、株価はやや軟調!

■ [21年度決算特集」で「生保決算の見方」を掲載。なお、今日(夕方)までに46社中41社が発表!

● 「四半期決算(業績)」で、生保の実情が浮き彫りになってきた。また「保険料等収入と保険料収入」を正確に理解していないととんでもない評価の誤りを犯す可能性がある!
● これまで注意を喚起していた「保険料等収入と保険料収入」だが、「アリコジャパン」の「保険料等収入は、1兆3174億円、内保険料収入は8629億円」となっている。つまりこの差額の4545億円が再保険収入である。
 ちなみに「総資産と保険料等収入」で6位と7位の座を争う「アメリカンファミリー」の「保険料等収入は1兆2315億円、内保険料収入は1兆2306億円」である。ちなみに「再保険収入」はわずか9億円に過ぎない。
● 余りマスコミ報道で仰々しく「アリコジャパンは第6位」を連発すると、余りに”稚拙な表現”とからかわれかねないから表現には注意が必要だ。
 ところで、四半期毎の第4四半期(22年1月~3月)の「アリコジャパン」の「保険料等収入」は「3,535億円」となっている。確かにこの中には「1,207億円の再保険収入」が含まれてはいるが、保険料収入は「2,329億円」と健闘している。
 実は、最近はネットだ、来店型販売だと、従来型の「人による営業員や代理店」の生保販売を軽視しがちだが、しかし、21年度決算を見る限り「営業員・代理店の販売力」が業績を増加あるいは下支えしていることが分かる。
● この傾向は国内大手生保でも同様で、やはりしっかりした大型保障は、あるいは契約者に有利な保険商品設計は直接のアドバイスが必要と言うことを教えてもいる。


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5月26日(水) 訪問者数460人(閲覧者数1,022人<「大地一成のメルマガ・かわら版」発行中!

■ メットライフCEOのアリコ戦略は困難、というこれだけの理由!(「日本経済新聞」のインタビュー記事から。)

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5月25日(火) 訪問者数500人(閲覧者数955人<「大地一成のメルマガ・かわら版」発行中!■第27号発行済!=21年度生保決算ズバリ分析・解説=②=「保険料等収入①」!=

■ 5月23日のブログと決算特集用の21年度決算を発表した生保一覧に、「決算記者会見資料」を開示した生保に「◎」を付記!

■ 株安が止まらない!日本に地政学リスクが待ったなし?!

■ 金融庁検査が妙なところに入っている!一体何が?!

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5月24日(月) 訪問者数501人(閲覧者数1,012人<「大地一成のメルマガ・かわら版」発行中!■第26号発行!=21年度生保決算ズバリ分析・解説=①=「総資産①」!=

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5月23日(日) 訪問者数358人(閲覧者数629人<「大地一成のメルマガ・かわら版」発行中!

【生保決算】「21年度決算を発表した生保一覧」!

● 5月14日(金)第一生命 ◎ / 第一フロンティア生命 / かんぽ生命(△)
● 5月19日(水)太陽生命 ◎ / 大同生命 ◎ / T&Dフィナンシャル生命 ◎ / 富士生命
● 5月20日(木)ソニー生命 ◎ / ソニーライフ・エイゴン生命 / 損保系生保8社
● 5月21日(金)オリックス生命 

【生保名の後に◎の生保は、「決算記者会見資料」を開示した生保!】

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5月22日(土) 訪問者数357人(閲覧者数709人<「大地一成のメルマガ・かわら版」=第25号■ 「メガ損保3社体制」で損保系生保子会社の戦略はどうなる?!=発行済!

【生保決算】「第一生命」グループの「第一フロンティア生命」の意外な悩みごと?!

● 「第一生命」が、4月1日株式転換し、さらに株式上場した。上場したことで、注目度は大きく変わったが今回の決算で気になる点が「第一フロンティア生命」の「個人年金保険」の新契約高だ。
 確かに、20年度の「61千件・3,673億円」が、21年度は「151千件・8074億円」とほぼ倍以上の進展をしている。では、なぜこの「個人年金保険の新契約高」が気になるというのか?


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5月21日(金) 訪問者数429人(閲覧者数864人<「大地一成のメルマガ・かわら版」=第25号■ 「メガ損保3社体制」で損保系生保子会社の戦略はどうなる?!=発行済!

■ 「株価暴落、円急騰!」「AIGも急落!」

● 株の1万円割れ、円の90円割れ、そしてユーロも円高基調になり、どうも金融市場の動きが不透明になってきた。もちろん「AIG」の株価も昨日のNYSEでは34.81㌦で終えているが、その妥当値となる3,130円程度にまで東証では急落している。一部報道では、AIGのCDSの問題やさらには英プルーデンシャルのAIA買収資金についての不安などが嫌気されている模様だ。
● 雰囲気的には、日本お株かは今日の段階ではこれ以上さらに暴落するようなことはなさそうだが、今夜のNYの株価如何では、来週が心配だ。それにしても「ユーロ」はどこで止まるのか。


■ 「メガ損保3社グループ」の決算発表!今後の決め手は「損保子会社生保」だ!
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5月20日(木) 訪問者数454人(閲覧者数968人<「大地一成のメルマガ・かわら版」=第24号■ アリコジャパンの個人情報流出で逮捕者!=発行!=

■ 「メガ損保3社グループ」の決算発表!

■ 「アリコジャパンの情報流出」絡みで男女逮捕へ!

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5月19日(水) 訪問者数471人(閲覧者数939人
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5月18日(火) 訪問者数444人(閲覧者数914人
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5月17日(月) 訪問者数455人(閲覧者数966人
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5月16日(日) 訪問者数358人(閲覧者数725人
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5月15日(土) 訪問者数368人(閲覧者数738人

■ 大阪の36歳女性死亡の生命保険は共済型3件!

● 今日の「毎日新聞」に「死亡時の保険金はそれぞれ約800万円、約300万円、約1000万円の計約2100万円だった。」とある。さらに「約1000万円の保険は宇野さん(36歳の亡くなった女性)が先月末ごろに死亡する直前に解約されていた」ともある。
● まず、このような事件が起きると「加入時のチェックを厳しくしろ」というような言い分が多くなりがちだが、余り過剰反応するのも考えものだ。ある「共済」を見ると「交通事故1000万円、不慮の事故780万円、病気400万円」なのだが、もしここに「保険金詐欺」の悪意が紛れ込むとした場合、事前にチェックあるいは調べることは極めて難しい。 もちろん保険会社によっては、調査という名目で生活環境等を調べることはあるが、「共済」の保険金でこれをやるにはコスト面での費用負担が難しくなる。
● 今回のケースでは、間違いなく殺人と考えられることから「不慮の事故」による死亡保険金が契約者・受取人等に無関係なら支払われることになるが、これについては今後の捜査を待つしかない。
 ところで、「読者」という方からコメントを頂戴したが、今回の場合は「共済」ということらしいことから、いわゆる「病気死亡(自殺)と災害死亡」との区分けには適しないことになる。もっとも「病気死亡保険金」に民間生保でいう「傷害特約や交通災害特約」をあらかじめセットして販売しているわけで、この仕組みにおおきな変わりはない。
● 一方民間生保の多くは、これまで「病気死亡保険金×2倍=災害死亡保険金」という加入限度額を設定してきたが、言うまでもなく傷害特約や災害割増特約等を付加しなければ「病気死亡保険金額」が病気でも災害でも亡くなった場合支払われることになる。もっとも最近は保険商品の多様化でこの範疇に納まらないケースもある。 
 強いて言えば「オリックス生命」が「病気でも災害でも同じ保険金額」という広告を流していたが、これは一見すると「契約者はどのような死に方でも同額の保険金を貰える」というイメージを考えていたのだが、最近の「先進医療特約保険料は毎月107円を支払うだけで1000万円の・・・」というような説明になると、やはりあの話法は弱い。
● 事件に戻るが、しかし、なぜ死亡する直前に約1000万円の共済を解約したのか、極めて不自然だ。そもそも2月に契約し、4月に解約となると、せいぜい1,2回しか保険料(共済掛け金)を腹っていないことになるが、もし養父と養母に悪意があっとすれば、そのまま放置していても「保険料支払い猶予期間内」であれば死亡保険金を受け取れる可能性もあったことになる。この日時的なことは、詳細が不明のため断定は出来ないが、わざわざ解約した理由はナゾだ。


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5月14日(金) 訪問者数475人(閲覧者数1,026人

■ いよいよ生保決算発表が始まった!=第一生命=

● 「第一生命」の株転・上場後の初めての決算発表があった。おそらく、この決算を受ける形で株価も16万500円と高くで引けた。中身についてはメルマガで報告するとして、まず上場企業としての情報提供としての「記者会見資料」の公表は評価したい。既にこれまでに「T&Dグループの3生保、ソニー生命」等が自社HPの決算資料で開示しているが、所詮、実際に記者会見に参加できるマスコミ各社がこのような情報を紙面等に活かせない現実がある以上、そろそろ生保としても自社HPでの公表に踏み切って良いのではないか。
● そうすることによって、単なる財務諸表からではなく、数字に出ないその生保の実情が多くの契約者や関係者に分かることになる。
 例えば今回の「第一生命」の場合も、「逆ざや額の詳細、諸準備金の内訳、資産の含み益が0になる水準、銀行等との資本持ち合いの内容、職員数、銀行窓販の状況」等が誰にでも分かることになる。
 私の場合は主要生保のこれらのデータをまとめて「保険・かわら版」として発行しているが、21年度上半期分(第85号)を見てもより具体的なその生保の実情を垣間見ることが出来る。


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★ 今日の保険・ブログかわら版 ★

2010年05月13日 | 保険
5月13日(木) 訪問者数447人(閲覧者数1,041人<「大地一成のメルマガ・かわら版」=第23号= ■ 「10年後に絶対にある保険会社」のこれが本音だ!発行済!>

■ 「英プルーデンシャルのAIA買収は株主割当増資でまとまる見込み!AIGはGSから返還の可能性も!!

● 英プルーデンシャルのAIA買収に関しては、AIGと支払いの一部を現金ではなく20億㌦規模の劣後債を活用することで合意した。
 また、AIGは12日の年次株主総会で「GSに対し、AIGが支払った約129億㌦について返還を求めるべきか検討していることを明らかにした。金額等は不明。
● このように、AIGの先行きに光明が見えてきた感があるにもかかわらず、今日の東証の株価は5円高の3,895円で終えた。

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■ 「保険金絡みの2つの事件」の奇妙!

● 立て続けに2つの「保険金絡みの事件」が起きた。もっとも正確には、大阪の36歳の養子縁組した女性の場合は、今のところ「養子に入りその後数千万円の生命保険に加入させられた」というもので、保険金絡みの事件かどうかはまだ不明だ。
 もう一つの事件は明らかな「保険金詐取」なのだが、問題はそのやり方だ。「心筋梗塞で死亡したように装い、日本生命から死亡保険金5400万円をだまし取った」というものだが、その手口は死亡診断書を偽造して提出したことだ。
● 犯人の男の一人は、法律事務所に勤務していたことや、また女は以前保険会社勤務の経験があると言うことで、知恵があれば誰でも可能な犯罪かと思われがちだが、問題は「死亡診断書」だ。これには大きく2つに分かれる。一つは「公的機関が発行した死亡診断書」かあるいは「保険会社指定の死亡診断書」のいずれかとなるが、一般的には後者となる。   その書類に担当医に記入してもらい諸書類と保険会社に提出することになるが、「死亡診断書偽造」となると、おそらくこれまで発覚した例はないのではないか。もちろん発覚すれば事件となったはずだ。裏を返すと実際にはあったかも知れないが、そのまま表面化しなかった例もあるかもしれない。
● いずれにしても、この事件は15年12月のことであることから、発覚のきっかけは「死んでいるはずの人間が生きていた」とか「つい犯人の誰かがしゃべってしまった」とか、あるいは仲間内の金銭トラブルなどが考えられる。
 もう一つは、保険会社が自ら死亡診断書の偽造を見破ったという可能性だ。これには少々時間が経ってはいるが、何らかの調査等で偶然その死亡診断書を書いたとされる医者と面談が出来た場合に発覚というようなことも考えられなくはない。
● 余り詳しくはかけないが、多くの医者の署名と捺印は決まっている。また筆跡もこれは同じとなる。ところが照合すると筆跡が異なり、捺印も異なるとなると、保険会社としては関心を持たざるを得ない。
 実は「死亡診断書の偽造で死亡保険金を詐取」された事件はかなり以前に大量に起きていたことがある。その時は「医者と犯人がグルになって生きている人の死亡診断書を書く」のだから、これは保険会社は堪らない。そのためある大手生保は相当以前までその地域出身者の保険申込みは慎重だった。
● 特に最近は「死因」の間違いが指摘されているが、多い間違いは「事故か自殺かあるいは病死」かだ。一般的には契約から2~3年以内の「自殺」では死亡保険金が下りないが「病気と災害死亡でも保険金額が大きく異なる」ことから、事故による死亡なら1億円、病気なら(あるいは自殺なら)5000万円というようになる。
 おそらく警察関係の死因判断にこれまでには泣かされた方も少なくないのではないだろうか。
● 最初に触れた大阪の事件だが、誰でも見つけられるところに放置してあったということは、殺人ということであれば「事故扱い」となり、災害保険金を請求できる。ところが死体が発見されないまま行方不明のままだと、失踪確定までの7年間保険料を払い続ける(あるいは保険の効力を生かす手だての)必要がある。そのためこれまでの「保険金殺人」の場合、死体は見つけやすいところに置いておく、ということがほとんどだ。
 かの「埼玉保険金殺人事件」でも最初の殺人は川で酔っておぼれた、という発見だった。もちろんその時警察は「自殺」と判断したが、結局殺人だった。そして次々に「保険金殺人」が起きていくのである。

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■ 10年後も絶対にある企業「日本生命3人、東京海上HD3人、第一生命1人」 そして、「明治安田生命、AIGグループ、NKSJHD」は「0」の真贋!(「週刊現代」)

● 「週刊現代」が、「10年後も絶対にある企業」として、保険会社は見出しのような評価をしている。但し評価の仕方は8人の経済専門家が、「10年後も絶対にある企業」と思われる企業に○印をつけるというやり方だ。
 その結果、「日本生命には3人、東京海上HDにも3人、第一生命には1人」が○印をつけている。
● これらの背景にはやはり「日本国債」の問題がある。いわゆる「日本国債暴落論」だ。もちろん国債暴落論を否定する専門家もいる。しかし、これだけは「試しにやってみる」というわけにはいかないだけに、慎重な対応が求められる。確かに「国債暴落」となると、このような記事が信憑性を持つことになる可能性は否定できないが、少なくとも今できることはそのような芽を摘むことは最低条件だ。
● ここにきて「管財務相の国債44.3兆円以下に抑える意向」について、選挙を控えた民主党議員の一部からは反発もあるようだが、しかしこの管財務省の「44.3兆円以下」については十分注意する必要がある。というのも、「国債」については「格付け」の動向が世界のマーケットでは敏感に反応するが、かの「格付け会社フィッチ」の「日本の予算が44兆円を超過する場合は格下げの方向で検討」というメッセージはまだ生きている、というのが大方の見方だ。
 経済に「レバ、タラ」は通用しない以上、もし44兆円のハードルを越えて国債発行の予算を組んだその見返りに「フィッチが日本国債格下げ」を実施したとなると、その流れを短期的に止めることはできまい。
● いわゆる「きっかけ」が重要なのだ。当然のことながら「S&Pもムーディーズ」も「格下げ方向」くらいのメッセージは出すに違いない。となると、どうなるか。ここからの大きな課題は「傷をどこまでで食い止めるか」だが、かなりの致命傷を負うことは避けられまい。
 少なくとも株の大暴落は必至だ。想定される株価は数千円だろうが、ところがこれまでの株安と異なるところは「安くなった有名企業の株を海外資本が買う」ということだ。特に注目される国は、中国だ。既に日本企業300社を買収しているが、おそらく「不動産バブル」の傷口が小さいかあるいは一旦はじけてで直っているようなら「買い」野市番手になる。
● 例えば「週刊現代」では「第一生命」を株式上場したことで資金調達がやりやすくなり海外進出もやりやすくなるというような捉え方があるが、しかし国債暴落となるとこれは逆風の理由になる。つまり、今ある約32兆円の資産を暴落した時価総額で手に入れる可能性も出てくることになる。株式上場とはそういうものだ。
 平時ならいろいろな防衛策も考えられるが、そうでないときは何でもありに市場は化ける。もし同じ理由を言うなら「韓国のサムスン生命」が昨日上場した。時価総額1.8兆円である。資金調達力が出来たことになる。
● やはり、10年後に絶対にあるための保険会社の最低条件は、「生保は相互会社」でいることだ。これからの日本の経済が不透明な状況下で、「株転して上場」という選択肢は余りにもリスクが高すぎるのだ。
 さらに言えば「株式保有」もある程度必要だ。確かに「新S・M比率」の問題はあるが、保有資産にリスクが全くないと言うこと等あり得ないのだ。もちろん200%を割るのでは困るが、そこそこの保有で200%を割るような生保は土台生き残れない生保と言うことになる。


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5月12日(水) 訪問者数464人(閲覧者数1,005人<「大地一成のメルマガ・かわら版」=第22号= ■ 「損保代理店」の市場攻略成功例!=その2=発行済!>

■ 「ネット生保」の猛攻撃が始まった?!

● ややもすると自分が取り扱う以外の保険会社の情報には耳を塞ぎがちだが、ちょうど今日から「ネクスティア生命」が社名変更してネット上にも現れたことから、暇つぶしに下記のHPを覗いて欲しい。
ネット生保解説

● 実は、このコンセプトはうまくできている。しっかりネット生保の高齢者保険料が高い点に注意を入れて、その部分は「オリックス生命のファインセーブ」を勧めるという仕掛けだ。つまり「ライフネット生命、ネクスティア生命」のネット生保2社と「オリックス生命」が敵対するような格好で、しっかりとコラボレーションしているのだ。
 もちろん、このようなネット生保情報に嵌ると、おそらく多くの人が「我がいを得たり」とばかりに実際に契約することになるのだろう。最近でもネット生保2社で毎月ほぼ2000件ほどが新契約として積み上がっている。
● と、このように説明すると、機嫌を損ねる方も少なくないだろうが、しかし、これが今の生保業界の一面なのだ。一部の営業員・代理店を販売チャネルに持つ保険会社が「保険料が安い」ことを前面に打ち出して保険販売をしたことが、ここに来て「ネット生保に塩を送っていた」ということをしみじみと知らされたことになる。お陰でネット生保はこの快進撃がまだ当分続きそうである。
 少なくとも「保険料が安いから得で有利」というワンフレーズで保険契約をしてきた一部のシロウト営業員・代理店は、「あなたのところよりも安い保険料のところがある」と言われれば解約も止められないジレンマに陥ることになる。
● よく考えれば誰にでも分かることだが「ネット生保より保険料を安く設定することは不可能だ」ということを前提に自分のあるいは保険会社は販売戦略を練る必要があったのだが「単純な保険料競争」だけを御旗に掲げて猪突猛進すると、いつかその反動が一気に押し寄せることになる。
 ポイントは「ネット生保の保険商品と自分が推奨する保険商品の違い」をしっかり把握し且つ自信をもっと説明・説得することが生き残り且つ勝ち残る事になると考えられる。
● ここ2日間に渡り、メルマガでは「損保代理店の市場攻略正攻法!」という題目である電気屋さんの話を紹介した。何とこの街の電気屋さんはわずか20名ほどの社員を抱えた、しかも駅から車で15分ほどの立地条件の悪いところで営業していたのだが、約15年ほど前その半径300メートル内に「ヤマダ電機、コジマ電機」それに「ノジマ電機」と3つの量産店に囲まれたのだが、現在「ヤマダ電機、コジマ電機」は撤退してしまった。
 なぜ「この小さな街の電気屋さん」は勝ち残ったのだろうか。そのヒントが地域に密着した保険販売にも通じるところがある。
<お知らせ:メルマガの購読募集は第3次受付の準備のため現在休止しています。準備整い次第このブログで案内を致します。>

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■ 素朴な疑問だが「住友生命」はなぜ増配する?!
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■ 素朴な疑問だが「AIG生保3社」に金融庁は”急遽”検査に入った?!

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5月11日(火) 訪問者数***人(閲覧者数*,***人<「大地一成のメルマガ・かわら版」=第22号= ■ 「損保代理店」の市場攻略成功例!=その1=発行済!>

■ 5月10日原罪、AIG3生保が金融庁調査中!

● 既に「AIGエジソン生命とAIGスター生命」は検査に金融庁が4月中旬から入っていたが、「アリコジャパン」も10日付で新規に検査が始まった。

金融庁検査・AIG3社同時進行!

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■ 東証119.60円安の10411.10円で終わる!AIG株も3,700円と45円安!

● 何ともめまぐるしい株価の動きだ。始まるまではおそらく多くが「今日は高くなる」と思っていただろうが、予想に反して午後からは下げ幅を大きくしている。
 ところで、英プルーデンシャルとAIAを巡ってAIGと再交渉が始まったというニュースが流れている。

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■ AIG株、40ドル台を確保するが・・・?!

● もちろん株価であるからには上下するのは世の習いなのだが、今日の東証前場でも、一番下落率が高かった保険業界の中で「AIG株」は辛うじて上げて前場を終えた。既に1月ー3月の好決算は織り込み済みなのだが、確かにギリシャ絡みの昨日の米欧の株価上昇はそれを東証も引き継ぐとの見方が強かったが、どうも株価はそうはなっていない。
 ところで、今朝早く「米投資会社のフェアホルム」がAIGの保有株式を2550万株になったことが明らかになった。仰々しく言えば「米政府に次ぐ第2位の株主」といえるのだが、もちろん10日終値の時価で換算すると約930億円になると言うが、この株式を今後も保有し続けるという保証はどこにもない。
 こういう事から、もっと上がると判断した人は「買い」となり、逆にここらが天井と判断した人は「売り」となるが、いずれにしても日本の3生保にすると気がかりなこととなる。


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5月10日(月) 訪問者数501人(閲覧者数1,235人

■ 英プルーデンシャルのAIA買収に好ニュース(ブルームバーグ)!AIG株、急騰!

● 英プルーデンシャルのAIA買収が二転三転するようなニュースに巻き込まれ、その行方が気になっていたが、FSA(英金融サービス機構)の増資額もそう 高額ではなくとりあえず買収後の道標を作っておきたかったらしい。増資に関する目論見書の発行は少し遅れそうだが、このままの流れからは「AIA買収はしっかり英プルーデンシャル」の眼中にある、ということのようだ。
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■ EU、7,500億ユーロで合意!
● <NHKニュース> EU=ヨーロッパ連合は緊急の財務相会議を開き、ギリシャの財政危機が、財政赤字を抱えるほかのヨーロッパの国々の信用不安につながるなか、単一通貨ユーロの加盟国が財政危機に陥った場合に、最大で7500億ユーロ、日本円で89兆円余りに上る大規模な融資を受けることができる枠組みを作ることで合意しました。
● つい先ほどまでは、5000億ユーロで合意かどうかのニュースだったものが、一気に7500億ユーロと急拡大した。当然のことながら、東証は徐々に上げ足を伸ばしている。 


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★ 今日の保険・ブログかわら版 ★

2010年05月08日 | 保険

5月9日(日) 訪問者数325人(閲覧者数624人
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5月日(土) 訪問者数420人(閲覧者数973人<「大地一成のメルマガ・かわら版」=第21号=■ AIGと英プルーデンシャルとAIA 発行済!>

■ 「AIG」の第1四半期(1-3月)、純利益14.5億㌦で黒字転換!

● 「AIG」の第1四半期決算が発表された。2四半期ぶりの黒字転換で純利益が14.51億㌦(前年前期は43.53億㌦の赤字)。資産総額は8,636億㌦、総収入は前期の133.15億㌦に対し163.30億㌦と22.6%増。この好決算を反映してか「AIG」株は上昇。
● また昨日ニュースで報じられたAIGの業務再編のアドバイザーをGS(ゴールドマン・サックス)から「シティグループとバンク・オブ・アメリカ」に変更したこともどのような影響があるのか現段階では不明だ。もっとも、GSについては、当初から予想されたように、提訴された「SEC」と和解に向けた協議に入った、というニュースが今朝報じられている。このことは、GSに限らないが「徹底抗戦」すると言いながら、米国ではよくあることで、GSもこれまで何回となく繰り返してきている。
 もっとも和解額が50億㌦ということを考えると、それ以上の莫大な利益を手にしたものと想定される。しかし、今回の「AIG」のアドバイザー変更もそうだが、このようにしてGSがアドバイザー業務から除外される風潮が強まれば収益に大きく影響することは避けられず、このような和解策に転じたとも考えられる。


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5月7日(金) 訪問者数509人(閲覧者数1,151人<「大地一成のメルマガ・かわら版」=第20号=■ 「アリコジャパン」の販売戦略の行方!=広告再開を急いだ本当の理由!=発行済!>
■ 「英プルーデンシャル」のAIAの買収計画行き詰まり観測は、アリコ買収にも影響を及ぼすか?!

● WSJにこのような記事がヘッドラインで流れた。中身は昨日報道されたものと変わらないが、このようにいろいろなメディアが取り上げると、より真実性が増してくる。
  
★英保険大手プルーデンシャル(PRU.L: 株価, 企業情報, レポート)による米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N: 株価, 企業情報, レポート)傘下のアジアの生命保険部門アメリカン・インターナショナル・アシュアランス(AIA)買収が暗礁に乗り上げる。英金融サービス機構(FSA)がさらなる情報開示を要求。

● もし、英プルーデンシャルのAIA買収が暗礁に乗り上げるとなると、「AIG」の返済計画も大きな見直しを迫られることになる。しかもギリシャの問題から余裕資金を買収に充てられる企業、特に保険会社は極めて少なく(というよりほとんど無い)、次の買収先を探すのは当分無理だ。AIGとしては何とか英プルデンシャルに買収して欲しいところだが、長期化するようなら、買収後の英プルデンシャルの経営体質を強化するために買収額の減額も視野に入ることになる。


■ 「株価下落が止まらない!」「AIG」株がNY 36.75㌦ー東証 3,360円!の大幅安!

● AIG株がずるずると下がり続けている。直近の材料は「英プルデンシャルのAIA買収の行方」だが、決まれば株高に、破談となると株安に触れる可能性が高い。
 もちろんこの結果は「米メットライフのアリコ買収の金額」にも影響してくる可能性がある。
● とにかく、日本の保険会社もそうだが、いわゆる余裕資金が枯渇している状態で、もしそのような資金があれば出来るだけ内部留保に回しておきたいのが本音だ。間違いなく「新・SM比率」は、平成14、15年頃の水準の数値になるのは避けられないことから、無理なリスクを取るような無謀なことは避けたいところだ。
 また、「第一生命」の株価の見通しについて、外資系アナリストがこぞって「高値見通し」をコメントしているが、情報開示が遅れている点等からももちろん収益構造の点からもそう容易に予想されている株価までの上昇は難しいと思われるのだが、どうもその理由が解せない。もちろん株価の上げ下げについては”後付もあり”だから、どうなるかは誰にも分からないが。

<参考:ロイター>UBS証券はエンベディッド・バリュー(EV)の拡大余地が相対的に高いなどとして、投資判断を「BUY」、目標株価を21万円に設定した。このほかメリルリンチ日本証券は投資評価「買い」、目標株価21万円。JPモルガン証券では投資判断「オーバーウエート」、目標株価19万8000円などとしている。

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■ こんな「定期保険の比較」で保険商品を選択させられる契約者は要注意だ!

こんな比較に契約者は要注意!

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5月6日(木) 訪問者数463人(閲覧者数1,251人<「大地一成のメルマガ・かわら版」>
■ 「英プルーデンシャル」のAIAの買収計画行き詰まり観測は、アリコ買収にも影響を及ぼすか?!

● 「ギリシャ問題」に目を奪われている間に、「AIGのAIA売却が行き詰まるのでは?」との観測が流れている。つまり英プルーデンシャルのAIA買収資金となる210億㌦規模の株主割当増資が先送りされているからだ。このためこの買収計画は行き詰まるとの観測がアナリストの間で広がっている、というのだ。
● NYSEでは「AIG株」は37.70㌦で終えたが、東証の前場は3585円の235円安だった。もちろん、ギリシャ問題などの地合の悪さもあるが、東証の348円安の前場引けは、気になる株価だ。
 もちろん、もし「英プルーデンシャルのAIA買収が長期化あるいは頓挫」することにでもなると、「米メットライフのアリコ買収」にも少なからぬ影響を及ぼす可能性がある。とにかく政治の世界だけではなく、保険業界も騒々しくなってきた。

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■ 「ギリシャ問題」も気になるが、日本は地政学リスクも加わり今日の株価は暴落か?!

● とにかく「ギリシャ問題」は、緊迫の度を増している。2割が公務員というギリシャでは資金供給の条件とした公務員給料カット反対等でストやデモが市民生活にも影響が出ている。ここで政治力が試されているが、前政権の不正など国民感情も素直にはなれまい。今目の度を増す一方だが、さらに「ムーディーズ」が「ポルトガル」の格付けを格下げ見通しとしたことで、ギリシャから他の国への波及も懸念されてきている。
● しかし、日本の場合はそろそろ「ギリシャ」の事よりも足下を見る必要があるようだ。もっとも日本の場合は借金大国である体質からヨーロッパの経済同様が納まれば「次は日本」となる可能性も否定できない。というのも日本の総理が国のセキュリティについて「無防備な捉え方」をしたことが今回発覚したからだ。何とも「ノー天気な話し」である。どうやら、米軍は沖縄に遊覧観光で駐留しているとでも考えていたのか。文字どおり政治家としての資質を疑うというその前に「赤信号では渡ってはいけない」という基本的な生活マナーから誰かが教える必要があるようだ。
● さて、今日の東京市場は、400円程度の下げで始まる模様だが、少し海外と異なるところは、「地政学リスク」を抱え込んだことだ。ところで「AIG」株も連休前から40㌦割れを示していたが、昨日の終値は「37.70㌦」で、じわり40㌦台割れが定着しそうな雰囲気だ。


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5月5日(水・こどもの日) 訪問者数451人(閲覧者数1,268人<「大地一成のメルマガ・かわら版」>
■ 「先進医療欲しさに旧医療保険を解約は要注意!」

● 「先進医療」については前にも軽く触れたが、再度契約者に喚起しておきたいためさらに書きたしておきたい。   確かにいろいろな「医療保険やがん保険」の広告で「最高1,000万円まで保障とか重粒子治療は308万円がかかる」などと言われ、そのための保険料は1ヶ月107円というようなことを盛んにCMで流されると、「107円なら今の医療保険を止めて入り直そう」と考える人がいるかも知れない。あるいは「医療保険」に「先進医療」の保障が付いていないのは”古い時代遅れのソンする医療保険”とレッテルを貼られ、慌てて資料を取り寄せる人もいるかも知れない。
● 確かにこれから新規に医療保険に加入するのなら、ついでに「先進医療特約」を付加するかしないかは個人の判断の問題だ。しかし、既に医療保険に加入していて、単に「先進医療欲しさ」のために「医療保険を切り替える」のは要注意だ。
 つまり「既契約の医療保険のメリットと新規加入する先進医療(特約付き)医療保険」との比較をじっくりしてから決断をしないと、「先進医療(特約)」ビンボーになりかねない。そもそも「先進医療」とはどんなものなのか、少し学習する必要がある。下は「厚生労働書の資料」なのだが、保険会社のCMを見ていると「仰々しい治療名と必要な自己負担分の金額」だけがクローズアップされる。

先進医療の実績報告(厚生労働省)(出所はR氏に教えていただいた。この場を借りてお礼いたします。)

● この資料をよく見ると分かるが、20年7月1日~21年6月30日までの1年間の実施人数は「重粒子線治療は779人、悪性腫瘍に対する陽子線治療は821人」となっている。この人数をどう見るかはいろいろだろうが、一部の保険会社CMでは「今や(男性の)2人に1人ががんで死亡する時代」と言う割には、この人数は少ない気がする。
 そこで、ガン、いわゆる悪性新生物の総患者数を調べてみると、平成20年のデータでは「男性83.7万人、女性68.0万人、合計151.8万人」となっている。この中の7~800人という人数をどう見るかだ。
● また、もう一つの注意点は、「最高1,000万円」などと言われると、少ない保険料で之は安心だ、と思いがちだが、これも1,000万円も貰うような先進医療は極めてレアケースということを知っておくべきだ。
 例えば、「重粒子医科学センター病院」では、「重粒子医療の費用は一律314万円」となっている。また「筑波大学の陽子線治療は248万4千円」とある。これらの両治療法をよく調べると、その治療法はかなり限定的なものだ。
● 確かにその治療の条件に合致すれば治療も可能性があるが、異なる場合には他の治療法を選択するしかない。それにしても、保険料と保険金額の相関関係を見ると、保険会社が大騒ぎして「先進医療(特約)は安心だ」というほど、契約者の安心を担保するほどのものでもない。
 つまり、それは「最高1,000万円で月107円等という保険料」にも現れている。もし、発生率が高い内容なら、とてもこんな保険料ではおさまるまい。また、もう一つの見方は両病院の資料からも分かることだが、治療費用は「一律」となっている。分かりやすく言えば1回の治療でも20回の治療でも医療費用は同額と言うことだ。これは裏を返せば、300万円ほどの使い道が特にない余裕資金があれば、「先進医療」まで心配する必要はないということをも教えている。
● まあ、皮肉なもので、資金力のある人間にとって300万円くらいの治療費用は意に介さない金額だろう。ところが300万円の余裕資金がない人は、「そうなると困る」ということで、無理しても「先進医療(特約)」を付加したがることになる。結果、両者とも何事もなければ、結局保険料を多く支払わなかった資金力がある人間がさらに資金量を増やすことになる。実はこの辺に保険会社が儲ける秘策が隠されている。 


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2010年05月05日 | 保険

5月4日(火・みどりの日) 訪問者数404人(閲覧者数1,133人<「大地一成のメルマガ・かわら版」=第19号=■「先進医療保険のこれが実態だ!」=安易な先進医療目的見直しは要注意だ!=発行済!>
■ 「生命保険、見直しのコツは」(日本経済新聞)に騙されるな!=その4「収入保障保険の落とし穴!」=

● ようやく日経の記事の本題に辿り着くようだが、「収入保障保険」のいわゆる”落とし穴”は、「病気をした場合」だ。それも慢性的な病気やかなり重い病気の場合は「契約者を収入保障保険の苦しみ」が、契約者並びに家族を直撃することになる。
 確かに契約時には「生活設計とそれに応じた死亡保障として収入保障保険を選択した」はずなのだが、しかし、そこに勘弁に抜け落ちているのは「亡くはならないものの新たに生命保険に加入できなくなった事態」になった場合だ。
● 早い話が契約時と同じように、病気入院した時に「今後の生活設計を再計算する」と、間違いなく契約時の中身とは大きな差異があるはずだ。これは、一般的に「収入が減り、支出が急増する」からだ。場合によっては、「収入<支出」という事態も生じる可能性が高い。つまり、貯蓄部分の切り崩しの生活を余儀なくさせられることになる。もし、貯蓄がないようなら借金をすることにもなりかねない。
● 例えば記事にある例のケースでは、30歳の男性が「収入保障保険」に契約となっているが、40歳にして「がんに罹患」したとする。これでまず「新規に生命保険加入は絶望的」となる。またもう一つの問題は治療費だ。
 確かに「高額療養費制度やがん保険それに所得補償保険」などでカバーされる部分もある。しかし、「収入保障保険」に加入した人の多くが、このようなバック保障が十分とは限るまい。例えば、入院保障だけの「がん保険」に加入していた場合、せいぜい「高額療養費」の分とそれに該当しない支出に対応するのが精一杯となる。
● そのために「がん保険選び」は「診断給付金のような一時金支払いがあるがん保険」を選択すべきなのだが、いずれにしてもこのようなときには「収入保障保険は失効させない」ことが重要なことになる。つまり、毎月の保険料支払いが滞った場合、支払い猶予期間が経過すると「有無を言わさず失効」となるからだ。
● ここまでをまとめると、「収入保障保険」のメリットは、「契約から出来るだけ早期に亡くなった場合」だ。このことはこの手の生命保険を「早く死ね死ね保険」と呼ばれる由縁でもある。早期死亡(高度障害)の場合には、保険料からするとかなり多額の死亡保険金を受け取ることが出来る。
 ところが「がんなどの重篤な病気に契約途中でなった場合」には、そこから契約者を悲劇のどん底に叩き込むことになる。「保険が間違っても失効しないように保険料支払いには要注意」と「病気の経過」が経済的な部分と精神的な部分で襲ってくることになる。
● もし「病気」になって確実に毎年その保障金額が減少していく実感は、逆に「生活設計をした後で合理的な入り方として選択した収入保険」であればあるほど、契約者のダメージは大きいはずだ。しかも「がん保険」の場合は1回の対応で完治することはそう多くない。少なくとも治療から5年ほどは経過を見るのが普通だ。もちろん再発となると改めて治療をやることになる。
● もし、契約の時に「解約返戻金があり、しかも契約者貸付ができさらには終身保険などに変更出来る長期定期保険」の説明を受け、そのような「定期保険」に加入していたらその契約者の人生はどうなっただろうか?
 はっきり言えることは、契約途中で病気になった場合、「収入保障保険」のように保険料の心配、保障金額の心配さらにはいつ亡くなるのが家族を経済的に守ることになるかという不安から相当救われるのである。
● もっと言えば、現在「収入保障保険」を中心に販売している生保の実情は、かつて(今もそうだが)「定期保険(特約)を10年などの更新型」で積極販売してきた生保」と保険商品のコンセプトは変わらないことになる。少なくとも契約時に説明で「長期定期保険(解約返戻金あり)」があった上で、どうしても保険料支払いが困難ということで最終的に「収入保障保険」を選ぶのならそれも選択肢の一つだが、もし「保険料が支払えるにもかかわらず収入保障保険」だけを説明して契約させたとなると、その契約者が重篤な病気にでもなって、これまで説明してきた「収入保障保険の仕組み」を知ったら文句の一つも言いたくなりはずだ。
● 繰り返すが「収入保障保険の最大のメリットは早く亡くなった場合」であり、契約途中で「重篤な病気になったら、どんどん保障額が減るその生命保険を続けるしか残された途はない」ことになるのだ。あくまでも「収入保障保険」は経済的に厳しい契約者が選択する一つの死亡保障の生命保険ではあるが、この保険商品が多くの人に「適している」と判断あるいは推奨することは、結果として「本当に困った契約者を奈落の底にたたき落とすことになる」、要注意の生命保険商品なのである! 


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5月3日(月・憲法記念日) 訪問者数345人(閲覧者数987人<「大地一成のメルマガ・かわら版」=第18号=「生命保険、見直しのコツは」に騙されるな!=その2=発行済!>

■ 「生命保険、見直しのコツは」(日本経済新聞)に騙されるな!=その3=

● 「見直しのコツ」もだが、その前に今日(3日)記事にある「個人向け保険1000兆円下回る」から解説しよう。記事としては、21年2月末時点の「個人保険+個人年金保険」のいわゆる「個人向け保険の保有契約高が1,000兆円を下回った」として記事にしてある。実は2月末の生命保険協会の「生命保険事業概況」は、22年4月20日に発表されている。  
 そしてその翌日には同様の内容が小さく取り上げられていた。
● ややもすると、生命保険協会のこのような数字は、各生保から報告されたものをいろいろと調査して間違いない戸判断してから公表すると思われがちだが、これは違う。ざっくり言えば各生保が生保協会から依頼されたことに対して答え、それを単に集計するのが生保協会の仕事だ。
 まあ、確かに例えば「個人年金の保有契約高」の計算の仕方など各生保により異なる。それを統一して検証するなど相当ややこしいことになる。
● ところで、今回の「日経の記事」だが、「合計で1,000兆円を下回った」ことを強調したい記事になっているが、これは相矛盾した内容を天下に晒したことになる。21年2月分について正確に書くとこうなる。
 「個人保険は、対前年比4.1%減となり905兆9370億円となったが、個人年金保険は4.8%増の93兆3056億円となった。死亡保障を主体とした個人保険は減少傾向が止まらないが、個人年金保険は増加傾向が続いている。」
● つまり、「個人保険の保有契約高」は「死亡保障契約高」がベースとなっている。しかし、この金額は減少傾向でこれは当分続くことになる。記事では「少子高齢化などが響き、主力の死亡保険の販売が低迷しているためだ」とある。
 これがいかに的外れな指摘かは、下の4月21日のブログで既に解説済みだ。

4月21日のブログ
● どうやら今日の記事は、紙面の都合でやっつけ記事を入れたと思われるが、それにしてもこのようなトンチンカンの記事は読者にとっては困る。単に記者の”思いこみ”でこのような記事は書いて欲しくないものだ。 
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■ 「小沢氏、辞任?!」
● ロイターの「ニュースランキング」を見て驚いた。下がそのランキングだ。
小沢民主党代表、辞任の意向を党幹部に伝える=報道

● まず、目に飛び込んできたのが「小沢辞任」という文字だ。なんと言っても「ロイターのニュースランキング」の第1位にランクがあれば、「やはり、辞任か」と思いながら見出しをクリックすると・・・何と、この記事昨年の5月11日の記事ではないか。確かによくよく見出しを見ると「小沢民主党代表」となっており「民主党幹事長」ではない。
 おそらくこの見出しに煽られて、多くの読者がクリックしたがためにトップにランクされたのでは、と思われるが、しかしこれが意図的に行われたとすると、かなり手の込んだブラックユーモアだ。


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5月2日(日) 訪問者数332人(閲覧者数852人<「大地一成のメルマガ・かわら版」=第18号=発行予定!>

■ 「生命保険、見直しのコツは」(日本経済新聞)に騙されるな!=その2=

● 記事の体裁についてまず指摘しておきたい。このような記事については関心ある読者からするとその生保のHPを開いて記事の中身と照合することになる。もちろん間違いがあるとは考えないものの記事の中身のチェック作業をするわけである。
 もちろんこのようなときに信用が高くなるのは、記事の中身と記事の図表などの数字、このような場合は保険料と条件数字が一致すると読者は安心するとともに記事への信頼度が増すことにもなる。
● 特に「通販による加入」の場合はこの信頼度は重要だ。ところが、いくらHPを探しまくっても記事と同じ保険料などの数字が出てこないと「何かあるのか?」と疑惑の目でそのHPを見てしまいがちだ。
 例えば、記事では「アリコジャパン、SBIアクサ生命、東京海上日動あんしん生命」の3社の「収入保障型」の保険料を記載している。ところが、いくら各社のHPを探しても同条件の保険料は見つからないのが「アリコジャパンと東京海上日動あんしん生命」の保険料だ。
 もちろん、これには記事を書く方の理由があって、比較した3社の条件を揃えるためにHPにはない条件による保険料を記事にしたと好意的に捉えることが出来る。
● もっと具体的に言えば、「最低保証期間」による保険料の差が保険料に反映している。それと記事によると「特約を外した状態」とあるが、残念ながら各社のHPからはこの違いを見つけることは出来ない。
 つまり「通販」を強調しながら、記事に書かれた保険料すら見れないのでは、読者は戸惑うはずだ。もっとも「SBIアクサ生命」の場合は記事と全く同じ保険料設定がHPでもすぐに算出出来たことからこちらはこの記事による信用度がアップすることになる。
● また、もう一つの記事の疑問点は、欄外の(注)にある「アリコジャパンの収入保障保険は解約返戻金あり」という注意書きだ。仕事柄敏感に私は反応したが、もし「解約返戻金あり、でこの保険料の仕組みとなると興味をそそられる」ことになる。しかし、「通販商品の収入保障保険」のどこにも「解約返戻金はない」の文字はあっても、”解約返戻金あり”の表示は見あたらなかった。
 一方「東京海上日動あんしん生命の家計保障定期保険」には「解約返戻金あり」の商品のため、ひょっとしたら記載した生保名を間違えたのか?
● ただ、いずれにしても一般的に読者が各生保のHPから判断できる保険料とその条件では「SBIアクサ生命」の保険料が一番「安い」ことになる。結局記事をまとめた記者は近似値の保険料にするために、細部の諸条件をいろいろ工夫したことで、分かりやすいはずの通販保険商品が逆にわかりにくくなってしまった。
 むしろ、例えば「アリコジャパン」であれば、「30歳:3340円、40歳3860円、50歳:4020円」として、(注)で「最低保証期間5年」とした方が読者には理解しやすかったと思われる。とにかく「通販商品」の場合は「わかりにくい」ことは致命傷だ。また、「東京海上日動あんしん生命」のHPの「30歳:3320円」と記事の2890円の違いも関心をもった読者がHPをみても分かりにくい。
● 前触れはこれくらいにして、次はいよいよ中身について指摘していく。もし、保険料を支払えるならこんな「収入保障型・定期保険」には加入しない方が良い!また、営業員・代理店でこの手の保険商品を積極的に販売していると、いずれ自分で自分の首を占める結果になりかねないから要注意だ。特に支払い能力のある契約者にはお勧め厳禁の保険商品だ。


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5月1日(土) 訪問者数403人(閲覧者数1,010人<「大地一成のメルマガ・かわら版」=第17号= ■ 「生命保険、見直しのコツは」に騙されるな!発行済!>

■ 「生命保険、見直しのコツは」(日本経済新聞)に騙されるな!=その1=

● 昨日の「ドコモのワンタイム保険」もそうだが、これからの保険販売のシェアーはかなり通販や新規の手段に則られていく可能性が高い。もっともこれらの経営体力を考えると、出来るだけ短期間に収益構造を構築するために契約量を多くする必要がある。もちろん豊富な資金量を持つ親会社があればじっくりした保険会社経営も可能だが、そうでない場合は時間との戦いにもなる。
● とかく、「保険料が安い=保険会社の評価が高くなる=経営が成り立つ」というような想像をしがちだが、いわゆる黒字体質になるためには数年とか下手したらそれ以上の赤字経営を余儀なくされることになる。例えば「SBIアクサ生命」を「アクサ生命」戸共同で立ち上げた「SBIグループ」は既に株式を「アクサ生命」に売却して撤退した。
 また「1年毎に見直す」を前面に押し立てた「DIY生命」も生保経営の体力としては極めて脆弱だ。両社ともに親会社あるいは提携した保険会社の経営基盤が強固のため契約者に迷惑をかけるようなことはあるまいが、しかし経営体力は気になるところだ。
● しかし、今朝の「日本経済新聞」の「生命保険、見直しのコツは」にある記事を一般の契約者は鵜呑みにすると”損失”となる可能性が大だから要注意だ。もちろん言うまでもないが、営業員や代理店の販売者がこのような記事による捉え方で保険販売をしている場合は「先行きは真っ暗」ということになりかねない。


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【医療保険・がん保険】 大地一成のズバリ★★★★★!

2010年05月03日 | 保険
【5月1日~期間限定開始!ゴールデンウイーク特別企画】お薦めの「医療保険・がん保険」はズバリこれだ!そして99%入ってはいけないのはこれだ!

■ よく目にする「医療保険とがん保険」をズバリ判定するゴールデンウイーク特別企画!

● 果たしてあの「医療保険は?がん保険は?」を、ズバリ判定した特別企画。とにかく最近よく目にする(広告をしている)20保険商品をズラリ並べて判定する!

【医療保険】■■■■■□□□□□■■■■■□□□□□■■■■■□□□□□

【★☆☆☆☆】○ ずっとあなたと 終身医療保険(アリコジャパン)

○ やさしくそなえる医療保険 終身タイプ(アリコジャパン)

○ やさしくそなえる医療保険 終身タイプ(アリコジャパン)

○ CURE(キュア)(オリックス生命)

○ CURE Lady(キュア・レディ)(オリックス生命)

○ カチッと医療(SBIアクサ生命)

○ みんなの ほすピタる=医療総合保険=(アメリカンホーム)

○ みんなの ほすピタる=定期型=(アメリカンホーム)

○ みんなの ほすピタる=終身型=(アメリカンホーム)

【医療保険+がん保険】■■■■■□□□□□■■■■■□□□□□■■■■■

【★★☆☆☆】○ SURE(ベーシック)(ソニー損保)

【★★☆☆☆】○ SURE(スマートフィット)(ソニー損保)

【★★★☆☆】○ SURE(ワイド)(ソニー損保)

【がん保険】■■■■■□□□□□■■■■■□□□□□■■■■■□□□□□

○ みんなの ほすピタる=ガンプチ=(アメリカンホーム) 


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★★★★★(絶対お薦め)
★★★★(加入しておいた方がよい)
★★★(加入しても良い)
★★(条件が整えば加入しても構わない)
★(他にないなら加入もやむなし)
×(加入する価値無し)
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この6段階ランクで表示する、大胆特別企画!
● この「医療保険・がん保険のズバリ判定」は、あくまでも保険評論家・大地一成の判断である。もちろん、男女・年齢・家族構成・生活環境等々で判断は異なる点を考慮して読んで頂きたい。なお、どの保険商品、またどのような価値観で保険商品を選択するかは個々人の自由裁量である。

★ 今日のブログ「保険・かわら版」 ★

2010年05月01日 | 保険
4月30日(金) 訪問者数425人(閲覧者数1,131人<「大地一成のメルマガ・かわら版」=第16号=■ ”安い保険料”が本当に得か?営業員・代理店は高い保険料商品に強くなれ!発行済!>

■ 「ドコモワンタイム保険」が誕生!その可能性は?

● 今日の「日経」に一面広告がカラーで掲載されていた。既に3月30日付で「東京海上日動・NTTドコモが包括的業務提携に合意」というニュースは流れていたため、敏感に反応したが、その内容は下記の通りだ。
ドコモワンタイム保険
● さてこの保険販売の手法が受けるかどうかだが、おそらく簡単なアクセス方法で加入できる便利さは年配者には受けるのではないか。まだ保険料や補償内容などについては詳細を見ていないが、簡便さというメリットは、これらの目的に応じた保険と言うことで、未加入者には魅力になるはずだ。なんと言っても約5,500万人のドコモ加入者が対象ということを考えると単価は小さいが収益性は高いはずだ。
● しかも継続的ではなく単発というのが良い。実はある時急遽バスツアーに同乗することになったが、その旅行に関する保険についてやや戸惑ったことがあった。そもそも自分がこのようなバスツアーに対してどのような補償があるか良く分からないことと、時間的に差し迫っていたことから、事故等の可能性も考え保険料500円を払うことにした。
 しかし、後で詳細文書を読むと、どうやら保険料を払い込むだけでは補償は開始されないらしく、支払った旨の連絡をしてようやく補償が開始されるらしい。つまりあの500円はバス会社か保険会社が丸呑みしたことになるらしい。
 もっとも実際に事故等が起きれば、既に保険料は払ってあることから何らかの対処があるのでは、とも気軽に考えていたが、ある時某代理店氏にその話をしたら「いや、契約が済んでいるわけではないのでせいぜい500円を返却して終わりでしょう」と言われた。まあ、よく考えればその通りだ。で、私が払い込んだ500円はどうなる?いまだに疑問のままだ。
● こういうことを考えると、携帯からすぐに契約できるというのは都合がよい。例えば旅行もそうだがゴルフ保険なども月1とかであれば、万が一、ホールインワンの場合を考えてわざわざゴルフのたびに保険に入るというのは面倒だし、年間で契約するには月1ゴルファーにはもったいないことになる。
 しかしこれなら簡単だ。まあ、良いことだらけのようだが、デメリットがあれば教えていただきたい。もちろん、ドコモがこれならauもソフトバンクも始める可能性があるのでは? 

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4月29日(木) 訪問者数400人(閲覧者数987人<「大地一成のメルマガ・かわら版」=第16号=■ 発行予定!>

■ 「AIG株、2.14㌦高の39.51㌦!「6㌦説」は消滅か?!

● KBWのアナリストによる「AIGの株式投資判断引き下げ」によるAIG株下落は、その報道にあった「AIG株が向こう1年で6㌦に下落すると予想」がきになるところだったが、とりあえず昨日のNYでは見出しのようにさらに急落の事態は避けられたことで、”6㌦”というのが杞憂に終わるかと思われるものの、しかし、まだ楽観できない状態であることは否定しがたい。
● そもそも355億㌦で「AIA」を買収するとした「英プルーデンシャル」も買収どころか自社分割案が出る始末でかぶぬしの75%の賛成が得られないようだとかなり「AIGの返済計画」に暗雲が漂うことになる。もちろん「米メットライフのアリコ買収」もまだ余談を許さない状況下にあると考えられることからこれからの進捗状況を見守りたいところだ。ところで、昨日のメルマガで「AIG株の6㌦予想」について、その「6㌦」にした理由を書いたが、複数の方から「納得しました」とのメールを頂戴した。まあ、一般的にアナリストの場合、何の根拠もない予想数字は使わない習性があることから、あえて説明を加えたのだが、おそらくこれは私の解釈で間違いあるまい。

● ただ、これはAIGの問題ではないが、やはり気になるのは「ギリシャ、ポルトガル、スペイン」と続く「格下げの負の連鎖」は気になるところだ。とても他人事と言ってはいられない状況が差し迫っている気がしてならない。「読売新聞」で連載が始まった「日本の針路」は、現実味があるだけに一笑に付すわけにはいかない内容だ。言うまでもないが「日本国債暴落のシナリオ」どうり進捗した場合、果たして日本国債を大量保有している日本の生保はどうなるのか?!怖いことは、格付けの格下げの動きは客観的判断としながらも、ある日突然に雪崩を打つがごとく開始されることだ。欧州が一段落したら次のターゲットは日本か?!まあ、杞憂に終わることを願うばかりだ。


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4月28日(水) 訪問者数436人(閲覧者数1,135人<「大地一成のメルマガ・かわら版」=第15号=■ AIG株暴落で売却シナリオが大きく狂う?!発行済!>

■ 「AIA買収よりも、英プルーデンシャル分割がリスク小さい」との見解報道!

● 「AIG株」は、結局「3,600円(ー535円)」で引けたが、肝心なAIGの借金返済のシナリオが大きく狂うことになりかねないことが、英プルーデンシャルの問題だ。当初はAIAを355億㌦で買収するということだったが、その資金調達の課程で「買収よりも英プルーデンシャル分割」の案が浮上しているというのだ。
 これでは、AIGの資金返済計画も頓挫しかねない。もっともかぶぬしの75%が賛成すれば、200億㌦の株主割当増資が決まるため、分割案は杞憂に終わるがその株主の結果が注目される。


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■ AIG株、560円安の3575円!

● AIG株は、630円安の3505円でようやく値が付いたが、10時過ぎ現在560円安の3575円。
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■ 激変する世界のマーケット!「ギリシャ、ポーランドのソブリン格下げ」「NY、東証株価暴落!」「AIG株価、気配値280円安!」・・・「AIA」の英プルーデンシャル買収に株主の支持を得られない可能性!

● とにかく、めまぐるしい動きだ。昨日のNYSEが暴落したことを受けて東証も現在300円近く下げているが、先日ようやく40ドル台で安心圏内と褒めたなかりの「AIG」の株価が、NYでは7.14㌦下げて一気に40㌦を割り込み37.37㌦となった。これを受ける形で東証ではまだ値が付かない、気配値が280円安の3855円というところだ。
● その株価暴落の要因の一つと思われるのが「ギリシャとポルトガルの格下げ」だ。「S&P」が「ギリシャ」を「BB+」に3ノッチ下げ、しかもアウトルックは「ネガティブ」ということで、相当厳しい状況だ。また「ポルトガル」も「A-」へ2ノッチ格下げされ手いる。
 さらには他のEU諸国にも格下げが飛び火しそうな雰囲気で、とてもこの状況は楽観できない。どうしても「日本」の国債発行つまり借金体質が気になるからだ。
● さらに日本の生保関係者の関心が高い「AIA」の買収について、買い手である「英プルーデンシャル」の株主の支持が得られない可能性がある、とロイターが昨夜報じた。記事によると、「AIA買収計画には株主から75%の支持が必要」とあるが、筆頭株主は、英プルーデンシャルの分割を支持という報道まである。
 買収時から355億㌦の買収額には、否定的な意見もあったようだが、結局、英プルーデンシャルとなると、旧AIG CEOのグリーンバーグ氏が絡んだ売買と囃されていることからそうすんなりとはいかないという見解もあったが、果たしてどうなるか?!
 もちろん成り行き如何では「アリコ」や「AIG」の今後にも影響を及ぼしかねないから要注意だ。


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