那須温泉で民宿しながら猫の里親奮闘中💦

那須温泉の日常や裏方の紹介や奮闘記・・・ん。。。猫の里親奮闘中に変化?

湯の素採集場と引湯

2007年03月16日 08時35分24秒 | 温泉
元湯「鹿の湯」には、湯の花と呼ばれる湯の元の
採集場があります。
草津温泉みたいに大規模なものではありませんが、
湯川の上に架かる橋のたもとにひっそりと存在しております。
【以下那須温泉史抜粋】
温泉の引湯について記すると、鹿の湯より直径30cm程度、長さ180㎝の松の木の中心部をくり抜いて、一本一本はめ込み接合部分を「ひなわ」(檜の皮)を丸めて押し込み、さらに粘土を塗りつけた木管(松)にて誘導していた。
途中には100m毎位にタンクをつくり、分湯場まで通す。
途中のタンクは温泉から沈殿する粘土状のものを取り出し乾燥して「湯の素」を採集するためである。
松の木は土の中では大変腐れ難く、長持ちするため材料として使用されていたが、戦中戦後にかけ、軍需物資として供出されるなど松の木の供給が不足したため、代用として竹を使用した時期があったが、割れるなど耐久面での不完全さのため浴槽まで十分に誘導されなかったようである。
現在では、ビニール管を使用し完全誘導されている。

引湯誘導管にて湯の素採集場(写真)に引湯して、その沈殿した結晶物を「湯の素」と称し、副産物として採集、販売しています。