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弁護士のくず08 やられたらやり返せ?!

2006-06-02 07:25:52 | 弁護士のくず
今回の原作は第2巻から(第3話)。
弁護士のくず CASE08
「名誉毀損!噂の女」
(原作:第2巻「噂の真相」)
主婦・湯川みちる(石田ひかり)が、夫・良純(甲本雅裕)と共に白石弁護士事務所にやって来た。住んでいるマンションでみちるが“主婦売春”をしているという噂をたてられ困っていたのだ。近所のボス的存在の保住(深浦加奈子)という主婦に、他の奥さん達はみな仲良くしてもらっているが、みちるだけは目の敵にされていると言う。九頭(豊川悦司)たちは、不法行為として慰謝料を請求したり名誉毀損で処罰することも出来ると伝えるが、肝心の夫がみちるを疑っている様子。
熱血・武田(伊藤英明)は、この裁判で旦那にみちるの身の潔白を証明し、夫婦の信頼を取り戻してあげることが大事な気がすると言うのだった。早速、みちるのマンションに調べに向かうが・・・。
 一方、九頭は娘・美月(村崎真彩)がカンニングをしたと担任から呼び出された。九頭が来るまで「黙秘権」の一点張りだった美月だが、どうも様子がおかしいと感じていた。また、武田は、自分の母親が離婚したいと言い出したことで悩んでいた。



誰の身にも降りかかってきそうな陰険ないじめ問題。
しかも悪質なうわさなど,犯人・首謀者が己の正体を見せずに
悪意が地域社会を飛び交って雰囲気を汚染していくわけですから
もう毎日の生活が本当に息苦しく,辛くなってしまいます。
その犯人の首根っこを押さえてギューと言わせてやれたら
本当にすっきりしますよね。

話の筋立て自体は,終わってみれば本当にすっきり。
きれいにまとまりすぎてる感はありますかね。
原作では一見コミカルに見えて意外とねちっこい画風で
短いページ数で重苦しい人間関係の話を
一気に読ませるんですけど,今回のドラマでは
出演の皆さんがけっこうきれいすぎたかな。
かといって汚い人たちばかりだと見たくないし…
難しいものですね。

●九頭による美月ちゃんの社会勉強,次のいじめのターゲット?の
主婦・根津に謎の箱(実は録音機)を渡し,一方で噂の発信源・ボス主婦保住を挑発,
ってとこで終わってたけど,それだけじゃ,いじめへの対抗手段を学ぶには不十分では?
美月ちゃん,頭がいいからすべてを悟って実行したようですね。
「今のうちにあのボスをガツンとやっとかないと,今度はあんたが
 本当にいじめられるかもしれないぞ!」って根津宅の前で叫んだり
「バーカ,大声を出してビビらせるから意味があるんだよ」
と武田君に答えているところあたりが
美月ちゃん向けのパフォーマンスだったのかな。
学校から電話を受けて「それでこそ私の娘です。今回は私が行くまでもないでしょう」と答える九頭に「?」な武田君。やっぱわかんないか…?

「不動心も大事だけど,平気な顔ばかりしてなくても
 ワーッと泣いたり騒いだりしてもいいんだ。
 そのほうが…かわいげがある」
テヘ

●深浦さん,夫婦不和のストレスを,主婦仲間のボスに君臨することで
発散させていたにしてはキレイすぎ(肌つやとか)。

●最後,『弁護士のくず』原作お得意のどんでん返し,
噂のもとになった,みちるが男とホテルに入っていったという
目撃談が,見間違いでなく本当に行ってたというもの。

裁判では,保住が見たという位置からではみちるの顔は識別できず,
彼女の証言は悪意にゆがめられた思いこみだと主張して保住を追いつめましたが
実際には,知ってる人の姿を認めるときは全身の雰囲気をトータルで見て
判断しますよね。それを言葉で表現しようとすると難しいわけだけど。

九頭は証人探しの過程で,保住が渋谷で見たのと同じ格好でマンションを出て行く
みちるの姿を根津も目撃していたので,「同じ人間だと考えるのが自然だろ」
ということですが…ちょっと言い過ぎでは?
「ボスの目撃証言は事実だったという可能性が高い」
程度の言い方のほうが適当でしょうね。回想シーンなら確かに同一人物ですけど
2人の証言が一致しただけでは偶然といえなくもないですし。
今回の脚本担当はきだつよしさん。演出は今井夏木さんでしたが
やっぱ荒井修子さん脚本の女性タッグのときが僕は好みかな。

夫は浮気を白状して自分はすっきりしたかもしれないけど,
妻は謝ってる夫をそれ以上責められないし
仕返しで1度だけの後腐れのない浮気をしたのが
とんでもない噂の引き金になってしまった…
九頭の言うとおり,このことは永遠の秘密にしておくしかないですわね。
みちるさんの性格上,どっちにしても辛いことには変わりがないですが。

キャスト
HikariとKaoruのお料理教室 一度に三品できちゃった!
石田 ひかり, 鈴木 薫
幻冬舎
九頭元人(クズ弁護士40)… 豊川悦司
武田真実(新米弁護士28)… 伊藤英明
小俣夕花(事務員26)… 星野亜希
白石誠(事務所所長60)… 北村総一朗
加藤徹子(敏腕弁護士39)… 高島礼子
国光裕次郎(古本屋店主48)… モト冬樹
秋野美月(10)…村崎真彩(むらさき・まあや)

湯川みちる…石田ひかり
湯川良純…甲本雅裕
保住京子…深浦加奈子
根津 …渋谷琴乃


今週のばんそうこう…左ほお。はがしてもほっぺの赤色取れないねw

今週の掛け軸…夫婦ゲンカは大も食わない
(大→犬に訂正。こういう法律関係の事務所ではトップを「大」と
  呼んだりするようですが…by『カバチタレ』)

胡瓜猫を噛む
阿呆は寝て待て


次回以降の予定
第9話は『人間失職』,熟年離婚で揉める夫婦役で塩見三省さん、岡本麗さんが出演
第10話は『聖なる戦い』,容疑者が殴った相手が定時制学生から大学生に変更になった模様。第2話で登場したヤクザ須永(小川直也さん)が再登場。インストラクター役ですね(何の?)



ドラマ弁護士のくず公式ページ-TBS
  

◆過去の記事
弁護士のくず01 トヨエツいい顔してます
弁護士のくず02 ハッスルハッスル!それ本職?
弁護士のくず03 クリストファーとシャルロット
弁護士のくず04 その思いが重かった…
弁護士のくず05 小泣き・爆笑・最高だ!
弁護士のくず06 ゲゲ!おっとCHIKAN!
弁護士のくず07 泣かせる九頭と八べえ・第七話

「ドラマ化希望コミック『弁護士のくず』」(去年7月に書きました。まさか本当にドラマ化するとは…

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3 コメント

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こんにちは! (まりりん)
2006-06-02 15:02:21
d_d-さん、こんにちは!今回は早くに見れて良かったですね~。



>かといって汚い人たちばかりだと見たくないし…

難しいものですね。

確かに、実写にすると一気に“生々しさ”ってものが出ますもんねえ。そのあたり、どうしても抑える必要ってあるように思います。ちなみに原作を知らないので、今回のストーリーは全体的にはうまくまとめてあったなという感じを受けました。



>ちょっと言い過ぎでは?

まあそうですよね。実際は、みちるが着ていた服装も、あのように映像ではなく、くずは口で言ってるイメージを聞いてるにすぎないわけですもんね。写真とかを見せられたならともかく。ただ今回は、みちるの態度が一貫して心に何かを抱えてるっぽかったのでその辺をくずは見逃してなかったのかなという感じがしました。

では、またよろしくです~!
返信する
どんでん返し (アンナ)
2006-06-03 09:37:40
d_d-さん こんにちは!



>最後,『弁護士のくず』原作お得意のどんでん返し



d_d-さんは原作読んでいるんですね!

あのどんでん返しは必ずあるってことなんですね。

私、好きです・・・このどんでん返し!

今回はうまくまとまってましたね。



旦那とうまくいってない保住のストレスの矛先がみちるで、旦那に浮気されてどうしようもないみちるが旦那に当て付けで若い男とホテルに行ったのを

見られてしまった・・・

なんか結局、夫婦仲が良ければイジメも浮気もなかったってことですかねぇ(笑)



法廷でのくずさんは相変わらずカッコイイ♪

若い男とホテルに入ったのを見て、なぜ不倫だと思わず売春だと思ったのか?そうですよね。

噂っていうのは、そんなもんなんですよ。

返信する
いつもありがとうございますm(_ _)m (d_d-)
2006-06-04 14:10:25
まりりんさん

どうもどうも。毎度のコメント,本当にはげみになります。ありがとうございます。



> 実際は、みちるが着ていた服装も、あのように映像ではなく、

> くずは口で言ってるイメージを聞いてるにすぎないわけですもんね



ほんの微妙な言い回しの違いなんですけど

細かいディテールでちょっとひっかかるとドラマに入り込む気持ちが

ちょっと引いてしまうので,現場ででも気付きしだい調整してくれればと思いました。



アンナさん

原作,とっても面白いですよ(『ビッグコミックオリジナル』最新号掲載の回ではサブタイトルが「GO my Way」といってまたいい話なんですわ)



今回はかなり忠実に原作通りの展開でした。

原作ではいつも最後に案件が丸くおさまって

めでたしめでたしのはずなのを

九頭がぶちこわす(当事者の動きを「人間ってバカだよね,~なんだから」的にコメントする)発言をして

オチになるんですがさすがにドラマでは割愛しています。

かわりに,きっちりキャラが作り込まれた白石ファミリーのコントが面白いですね。
返信する

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