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ベネッセの乱と島耕作と弁護士のくず

2007-02-22 18:43:19 | 弁護士のくず
昨日のK定B合0.25パーセント上げに際して
「R上げH対Iわ田F総裁のR」(利上げ反対岩田副総裁の乱)などと
いう記事が報じられていますが,一方で「BネッセのR」も
Bっ発(勃発)しているM様(模様)。
AメリカではBリトニーSピアーズさんがK正生施設にMずからN所(入所)も
Tった1日でT所(退所)とO騒がせ。まさにG乱心(ご乱心)ってとこで
「乱」流行りの1日ですね。

ベネッセ:福武会長が社長に 森本社長の週刊誌記事問題で(毎日新聞)
ベネッセの社長が女性問題発覚で辞任,
創業者一族の会長が暫定社長で返り咲きですか。
なんか,上場企業の役員が女性問題を写真週刊誌にスクープされるって
まさに先月あたりの『週刊モーニング』で常務・島耕作が嵌められた罠
そのものですね。
誰かの差し金でもなければ
ベネッセの社長の女性問題なんか狙おうというカメラマンなんて
いないだろうし,「教育企業の社長がこんな乱れた生活だなんて,裏切られた!」
「しまじろうが泣いている!」
なんて騒ぐ客層もたかが知れているでしょう。
 ※泣かねーよ。少なくとも着ぐるみは。

マンガの中では,現社長が島常務の味方で切れ者だったために
島がCMに起用したインド女優を京都出張に同行してることを
カメラマンにリークしたのが京都支店長ということを察知,
誰の指示かを吐かせ,その陰謀を画策した首謀者の副社長を
逆に追放してくれましたけど,現実はキビシーですねぇ。
本当に島さんモテモテ~の何でもアリアリ~ので,男のおとぎ話,
『釣りバカ日誌』も顔負けの理想郷,心のオアシスですね。

役員クラスの中国常駐やインドへの本格的進出など
「ビジネスマンも読んでいる島耕作」,
「日本ビジネスの先を行く島耕作」
と評判
(ほとんど作者対談などの自賛記事でですがw)の『島耕作』シリーズだけに
社会事件を予言していた,というよりは
「これはいける」とふんだ反社長派がインスパイアされて
作戦ケコーした可能性も多々ありますねw。

浮気・家出・盗聴器発見など各種調査は藤原愛子調査室へ!

■そんな,社会におけるコミックの存在・関連性がますます高まっている
今の世の中,リアルな人間模様を描いているといえば

弁護士のくず 4 (4)
井浦 秀夫
小学館
この1月に2006年度小学館漫画賞を受賞した『弁護士のくず』であります。
連載中の『ビッグコミックオリジナル』でも受賞を記念して,
作者の井浦秀夫先生のコメント(評判が気になるからよくネットで
検索するってw ここの『くず』関連記事も読んでくれたかしらw)や
ドラマ版『弁護士のくず』の九頭からのお祝いコメント
(なんなんだこの作者をちゃかしたコメントはw誰が書いたんだよ。
 トヨエツさんが本当にこの九頭と美月ちゃんのかけあいを考えてたら
 すごいよな)が載っていたりいたしました。


この最新刊といえば,異例の3話連続の形をとった
「少年たちの生贄」が完結しました。
まぁ,いじめという非常にデリケートな問題なだけに,
かなり色々配慮して話を練る必要があったかと思います。
「いじめる生徒も親の愛情に恵まれず苦しんでいた」
という要素は絶対盛り込まなければ一方的で薄っぺらいバカ勧善懲悪話に
なってしまいますし,かといって
「心の悩み・苦しみを開放することでいじめる生徒も改心し仲直り」
なんてお涙頂戴の結末に持っていっては御都合主義すぎてどっちらけてしまう。
いじめる側の絶対悪ぶりが強ければ強いほど被害者側が
それを倒して乗り越えるカタルシスを得られるわけで,
そのさじ加減が作者の腕の見せ所となるわけですね。

で,この場合,首謀者の生徒が体罰の被害者を装っているということで
その企みとマスコミなどに貼られたレッテルを打ち壊さなければならず
そのためにはその生徒・白花百合夫の理論武装を壊す,
要は策におぼれた彼を自爆させるわけなんですけど,
いくらなんでもそんな情けない自爆はないだろという結末に。
『弁護士のくず2』実現の際に実写化するには例によって
ドラマスタッフのアレンジが必要とされる所ですが,
ストーリー全体からしてみれば,ただのワガママで生徒の味方づらを
して世間からもてはやされている教育評論家の母・白花真理亜に対して
百合夫自身も批判的な目で見ていて,ある意味母親の偶像を壊したい,
誰かが止めてくれるのを心の奥底で待ちながら止められない
級友や大人たちを挑発し暴走し続けていたという含みも持たせていたので
ありと言えばあり。
また,美月ちゃんがいじめを受け,それを仲間の子や先生たちが
九頭の指導のもと作戦を練り,一発で克服するエピソードと並行して
扱うことで,いじめられている子を1人にしてはいけない,
大人も介入して立ち向かわなければならないというメッセージが
補強されていたのもよかったですね(これまでイントロかオチでの
登場が主だった美月ちゃん,今回はメインの話と並行したサブストーリーの
主役に。これもドラマの構成をうまく取り入れたのかな?)。
現実の世界ではどちらのケースもうまくいきすぎていると言われかねませんが
やはりあきらめないで立ち向かうことが大切ですよね!

ということで,久々に『かってにキャスティング』したいと思います。

・偉智目(いぢめ)中学・備田(びんた)先生…いじめの犯人である百合夫をしかったところ
  体罰でけがを負わせたとしてクビの危機に。
  今井雅之さんで。ベタすぎますけど…。
  パンチ佐藤さんなんか年齢的にもよいかと思いましたが,「面白い人」の
  イメージが強すぎるので。
  小西博之さんなんか強面でいいかと思いますがちょっと年齢いきすぎたかな?
  ヘタレ男役が多い村田雄浩さんに硬派な熱血教師役を,なんてことも
  考えましたけど,最初暴力教師として誤解されるにはちと押しが弱いか。
  もう少し首が太くて声に重々しさがあったら南原清隆氏なども面白いですが。

・琴流允平(ことながれ・いんぺい)校長
  普段は備田先生を風紀維持に利用していたくせに
  世間の批判を浴びそうになると斬り捨てようとする。
  白花真理亜が教師時代にはダメ教師だった過去を知っている。
  斉藤晴彦さん。今年67歳ですが…。
  笹野高史さんも考えましたが,彼を挙げてはさすがに使いすぎだろと。
  日和りっぷりと勇気を出して九頭たちと結束するキャラには
  谷啓さんなんかも合ってると思うんだけど大物すぎるわな…。

・白花真理亜
  教師を辞めて不登校児や街中を徘徊する子供たちに声をかけ救いの手を
  さしのべるカリスマ教育評論家として名を馳せ,今回の事件では
  「自分の息子を守るため」学校を糾弾しようとする
  黒田福美さん。ほかに思いつかなかったので。

・美月の小学校(粕貝小学校)の担任の先生
  藤田弓子さん。
  もうちょっと若い(キャリアの浅い)人がいいかと思いましたが…。
・美月の小学校の校長
  斉藤暁さん。

・白花百合夫…いじめの首謀者。
  今の十代の子で適役の俳優というとちょっとわからないですけど,
  藤原竜也くんのイメージだよな~。
  (デスノートじゃなくて1998年『凍りつく夏』の頃ね)

・石下文喜…いじめられっ子


でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相
福田 ますみ
新潮社
それにしても今回の話はマスコミによるいじめ,
事件の捏造に対する批判や,すぐ非難の矛先を変える手の平返しへの痛烈な皮肉も込められていましたね。
世間を騒がせた「ハーフの児童に『血が穢れている』などと言って先生がPTSDに追い込んだ」とされる(2003年に全国で初めて「教師によるいじめ」と認定)事件も実際には生徒の親側による全くの捏造だったという説が浮上(裁判では2006年7月28日一審判決で市に賠償命令,PTSDは認めず教諭の賠償は棄却。2006年8月控訴)。
おそろしい話です…。
林田教諭を叩くサイト
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(2)「きょういくブログ」


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