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ドラマ「弁護士のくず」総括

2006-07-07 23:35:06 | 弁護士のくず
弁護士のくず DVD-BOX
ユニバーサルミュージック
いや~,よかった。
もう夏クールのドラマ,始まっちゃったりしてますけど,とりあえず1つも見る気しない今日この頃,その分『弁護士のくず』の余韻に浸ってる時間が十分あるということで,まとめページなんぞを書いておきま~す。
それにしても,ドラマを見ていて伝わってくる“熱”が違いましたね。
ドラマが最終回を迎えても「橋本P日記」は継続,週が明けての3日(月),ついに30回突破して,次のドラマの仕事が始まっているのにしばらくは書き込みを続けると宣言するくらいの熱ですよ。

もともと原作のコミック『弁護士のくず』が,本当にいい味出してました。
がさつで下品な弁護士九頭元人が,一見ふざけたり遊んだりしているような言動をしながら,担当事件(民事・刑事)の真相を見抜き,依頼人が真に救われる方法で解決するという一話完結の筋立てが非常に秀逸。ほとんどといっていいほど依頼人自身がウソや隠し事をしていて,九頭のパートナー・武田(原作では女性)が依頼人の言葉や見た目をそのまま受け取って活動して空回りしたり行き詰まったりしてしまう展開がとてもリアル(今回の実写化で武田の独り相撲ぶりに私自身の姿を見る思いがしたのも1度や2度ではありませんでした)。そして井浦作品の特徴として挙げられる2大展開,九頭が大逆転勝訴を勝ち取った事件で実は依頼人も何かしらやっちゃってた話(ドラマでは第1・4・8話…原作では第6話も),憎しみ合ったり傷つけ合ったり,自分の事だけしか考えていないようでも本当は相手を求めたり人を思いやっている心の動きを描いた話(ドラマでは第7・9・11・12話)ですね。やっぱり人は見た目通り単純じゃないんですよ。裁判は法律で当事者を勝ちと負けにはっきり分けるけれど人間は正しい・悪いの2つに分けられるものではないし,好き・嫌いといった心の中は,表向きの言動どおりと限らないどころか本人でもわからないことさえ少なくない。そこを九頭は,ウソをついたりカマかけたり,人には言えないような事をばらしたりとまさに手段を選ばない行動と人並み外れた洞察力で,依頼内容を遂行するでは解決できない,依頼者が求めている真の願いを見抜き,裁判に限らず,本当に当事者が幸せになれる方法を的確に選択し,鮮やかに解決してしまう。非常~~に痛快なお話なんでありますね。


この作品の魅力に惚れ込んでいたこの橋本孝プロデューサーが,昨年の夏,トヨエツ・伊藤英明コンビのドラマを構想していた貴島プロデューサーにアイデアを持ち込んだところ,即決で採用。
第2話でも出てきた「便所でウンコしてる姿がそいつの本質かよ!」のセリフに象徴されるように,とにかく,人間のかっこ悪いところをとことんさらけ出す,だからこそ見えてくる人間のすばらしさ(うまく表現できないけど,「人間っていいよな」と読後感が残る感じです。僕はこういう感覚,登場人物が己の欲望のままに動きぶつかり合う山崎豊子作品とも通じるものがあるなぁと感じるんですけど,どうでしょう?)。これに貴島Pも共鳴し,そしてオファーを受けた豊川さんも原作本を一通り読んで「人間が演じる九頭」像を練り上げ,ドラマの実現へと進んでいったわけですね(この経緯は上記「橋本P日記」Vol.5および豊川さんのインタビューをご参照のこと)。

このドラマがこんなに面白くパワフルな12話となったのは,
なんといっても,原作ではビートたけしのパロディ的キャラだった九頭を
その本質をしっかりと残しながら外見はがらりとアレンジ,
自分の分身として完璧に消化し,全く違和感のない自然体で
体を張ってとことんクズ野郎を演じた豊川悦司さんのおかげ。

オン


から



オフ!!

このギャップがなんとも画期的でしたね~。
(イラストはikasama4さん@渡る世間は愚痴ばかり より拝借しました

これまでの寡黙でクールなお高い俳優さんのイメージをかなぐり捨てて
「普段はおもしろい関西のあんちゃん」という豊川さんの本領発揮,
ぐいぐい共演陣を盛り上げて引っ張って,
(橋本P日記Vol.1やレポートVol.4「制作発表&試写会」記者会見を参照のこと)
出演者・スタッフが一丸となって真剣に面白いものをつくろうと
燃えていたのが伝わってくる今シリーズでした。

ぼさぼさパーマにハートがトレードマーク,
夜は毎週キャバクラ通いの遊び人と九頭キャラを大胆にアレンジ,
原作九頭の赤ほっぺも酒焼けにうまく変換し
“謎が解けた”ときにはがす顔面のばんそうこうなど
にくい小道具の数々。
本編のストーリーが,人間の欲望や嫉妬がぶつかりあったり
互いを傷つけあったりする
ドロドロしたトラブルをめぐるものだけに
こういう遊び心,おちゃらけシーンとのメリハリが
輝きを放つんですね~。

ドラマ化にあたってアドリブやユーモアを多用する展開,そして
九頭のキャラは松田優作さんの「探偵物語」を意識したと言われてますが
僕としては『CITY HUNTER』の冴羽獠のイメージがかなり重なりましたね。
ふだんはどスケベでおちゃらけキャラだけど,本職では無類の強者。
原作の井浦先生は,主人公が気取って説教なんかするのが恥ずかしくて
九頭に鼻くそほじらせたりしたそうですけど,
獠ちゃんも鼻くそもほじればパンツに手つっこんで股間をかいたり
キャバクラでブラやパンティをかぶって大騒ぎするキャラですからね。


◆では,ドラマ『弁護士のくず』2006 第1シリーズ全12話の内容確認-

弁護士のくず CASE1~12

放送日 タイトル原作タイトル脚本泣かせ度痛快度ゲスト視聴率医龍
4/13第1話踊るセクハラ裁判ヤブの中荒井修子☆☆☆☆☆☆☆安めぐみ・宇梶剛士・佐野史郎14.114.1
4/20第2話ちょいワルおやじVS不良少女少女A荒井修子☆☆☆☆☆☆三津谷葉子・波岡一喜・小川直也11.914.1
4/27第3話美人作家の盗作シンデレラ大作戦荒井修子☆☆☆☆☆☆北川弘美・片桐はいり・石橋奈美・シトウレイ11.214.1
5/4第4話死者の声!冤罪の真犯人死者の声瀧本智行☆☆☆☆☆☆★★斉藤慶太・小町桃子・平田満・筒井真理子・佐藤二朗・ノッチ10.514.7
5/11第5話私の父は九頭さんです!まぶたの父中島淳彦・荒井修子☆☆☆☆☆☆☆村崎真彩・川崎麻世・和久井映見・矢部美穂・有吉弘行・小市慢太郎・栗田よう子・中条きよし・青木裕子13.114.7
5/18第6話痴漢!女性専用車両の秘密魔の電車瀧本智行☆☆☆☆☆沢村一樹・一戸奈美・深沢敦・坂本ちゃん14.314.8
5/25第7話不適切な遺産相続美徳の人荒井修子☆☆☆☆☆☆三浦理恵子・高橋元太郎・ふせえり・須賀貴匡・インリン12.615.1
6/1第8話名誉毀損!噂の女噂の真相きだつよし☆☆☆☆☆☆石田ひかり・甲本雅裕・深浦加奈子・渋谷琴乃14.212.7
6/8第9話夫婦三十年の追憶人間失職瀧本智行☆☆☆☆☆☆☆☆☆塩見三省・岡本麗・東根作寿英・森次晃嗣11.416.6
6/15第10話名門大学生の犯罪聖なる戦い荒井修子☆☆☆☆☆☆☆☆☆塩谷瞬・酒井彩名・小川直也12.213.8
6/22第11話女社長と専業主夫「リュサ」の童話荒井修子☆☆☆☆☆☆☆田辺誠一・杉本彩16.1休み
6/29第12話愛と金愛と金荒井修子☆☆☆☆☆☆☆☆坂本昌行・畑野ひろ子・佐野史郎・西岡徳馬・みのもんた11.317.2

見事に,「医龍と合わせて28%」の法則とでもいいましょうか。
変動幅がプラマイ2.5%くらいですから,固定層が10%台(全国1千万人)くらいで,
最終回『医龍』にごっそりやられたということでしょうか。
やっぱりフジは“見せる”のがうまいですわ。
ストーリーは原作を膨らませるどころか主人公と敵にはっきり分けて単純化,
豪華な医療器具にリアルな手術シーン,見やすいCG解説でややこしい医学知識も
「わかった気」にさせてしまう「見応え感」「お得感」たっぷりの演出。
ちょっと深みの足りない坂口・稲森のツートップの心象表現も
ケレン味たっぷりの照明効果で見事にフォロー(そういやこの作品に限っては
一徳さんの演技が異様に薄っぺらかったなぁ…地デジ地底人の後遺症?)。

『くず』『医龍』両方の原作を知っている私としては
『くず』のほうがドラマ化のパワーアップ感が数段上なんですけど
お手軽に楽しみたいという視聴者を掴む点では『医龍』が上だったと。
ドラマも深く,凝ったつくりの『くず』は録画派向きですしね…

■視聴率についてもう少し突っ込んで考えてみると,
医龍がW杯でお休みだった回の16.1%もざっくりと補正すれば
14%前後という数字が出てきますから
6話魔の電車・8話噂の真相・11話リュサの童話・
1話ヤブの中・10話聖なる戦い

が視聴率トップ5というところですか。
『クロサギ』が杉田かおる,マチャアキといった豪華ゲストを
主人公の敵(=的)シロサギとしてドッカンドッカン起用したのと
照らし合わせるならば,沢村一樹さん,杉本彩さん・田辺誠一さん
の存在感が物を言ったと言えますが…

このラインナップを見ると,視聴者(の浮動層)は法廷での九頭の活躍に
溜飲を下げたというか,法廷シーンに期待度が高いようですね。

僕的には,なんといっても
美月ちゃん登場の第5話がぶっちぎりの充実度でトップ評価。

彼女の笑顔だけでも見る価値ありってくらい強烈にやられました。
ストーリー自体も九頭の過去あり,泣かせる話あり,
チンピラ若社長をとっちめるシーンでは胸がスッとしました。
このとき美月を自分の子だと宣言した九頭,
原作通りながら唖然ボーゼンの結末に彼自身も
「ウウ…これからどうすんだよ,俺」。
本当にもう最高に泣き笑いできました。
今思い出してもジンと目頭・胸・顔面が熱くなります。

しかし一見の視聴者はあまりの意外な展開についてこれず
納得しなかったというか違和感を持ったみたいですね。
沢村一樹さんが実はホモという真相に向け,
途中でさんざん伏線を張って見せた第6話が高視聴率だったことを
考えると,1時間ドラマでは複雑意外な展開を盛り込むより
単純でわかりやすいほうがいいみたいですね。

あとは,僕の高評価ランクもだいたい視聴率上位と重なりますが,
九頭と武田の連携プレーで元不良の被告の正当防衛を勝ち取った第10話
でまかせの童話に女社長も武田も多くの視聴者もコロッと騙された第11話
を加えた3作がトップ3。
好対照の作品でしたが
どちらも九頭がしゃーしゃーと大ウソをついて人を感動させて
井浦マジックの真骨頂といえますね。

あとは,原作の設定を,見事に肉付けして完璧なドラマに仕上げ,
さらにゲスト・レギュラーともに各キャラを見事にはじけさせて
その後の展開を決定づけた第3話も印象深いですね。

地味なのでドラマでは7話と9話だけに抑えられていましたが
熟年夫婦や遺産相続を扱った話も『くず』の1ジャンルを形成するくらい
傑作揃いなんですよね(泣かせるけど,必ずといっていいほど
最後に強烈な九頭の皮肉が出てオチとなります。第11話の「離婚をとりやめて
今ごろダンナ後悔してるだろうな」,あれの数倍キツいセリフで),
ドラマでも出演者の素晴らしい演技でマジ泣ける上質の話に仕上がってました。
原作の良さを知っている人ほど,ああいう味のあるエピを
実写化したいだろうなと思うのですが,視聴率敵には難しいものですね…。


■それにしても×3,マジで続編を見たいなぁ…
美月ちゃんが中学くらいになってもいいから(原作では実年齢が小学生,
精神年齢が高校生くらいの設定)同じメンバーで。
ほしのあきさん,30代であの役は大丈夫か?
しかし彼女もすごく自然(役というより本人って感じ)でよかったなぁ。

あれだけ盛んに続編に向けての振りを入れた最終回でしたが
橋本P日記によれば,すべて豊川さんやスタッフのアドリブ。
シャレや冗談というよりは,現場には続編の実現を確信というか決意を
皆が強く持っていて,番組中で宣言することで実現に一歩でも近づけよう
という強い意志の現れなんだと思います。

原作者から発案者,出演者やスタッフ,そしてBBSやブログに思いを綴る
全国の視聴者まで,これだけの共感・共鳴がつながった番組というのも
そうはないですよ。
(某日テレ系の『喰いタン』なんか,作者が連載中の原作の中で
 「設定が殆ど変えられちゃってるけど,原作料は入るし,
 お互い宣伝になるし」などボロカスに書いてましたからね。
 僕も,無理矢理ドラマ的要素を盛り込んでいるつくりに
 1度見て「ダメだこりゃ」と思いましたもん)


昨年7月に「ドラマ化希望コミック『弁護士のくず』」を書いたときには
ドラマ化自体無理でもともとだと思っていたのが
こんなに素晴らしいシリーズになるなんて,
まさに縁というか,巡り合わせの妙にいまだ感激し,余韻にひたっておりますです。

※書き始めから1週間かけてようやく完成。
 あげく1万字制限を2000字オーバー。orz 相当削りました…。


『弁護士のくず』原作者・井浦秀夫さんのメッセージ連載(SBC信越放送)

キャスト
九頭元人(クズ弁護士40)… 豊川悦司
武田真実(新米弁護士28)… 伊藤英明
小俣夕花(事務員26)… 星野亜希
白石誠(事務所所長60)… 北村総一朗
加藤徹子(敏腕弁護士39→40)… 高島礼子
国光裕次郎(古本屋店主48)… モト冬樹
秋野美月(10)…村崎真彩(むらさき・まあや)


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6 コメント

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愛ですね~~! (まりりん)
2006-07-09 13:20:57
d_d-さん、こんにちは!

くずの総括、とくと読ませていただきました。

もう全篇これ、d_d-さんのくずに対する愛・愛・愛ですね~~~!

素晴らしいわ、ほんとに。ここまで思い入れを感じられるドラマってほんとにそうそうはないと思います。

d_d-さんの場合、マンガそのものにも惚れこんでいらっしゃったわけだから、更に思いも強いのでしょうね~。



自分の好きな原作がドラマ化されるのは、嬉しくもあり、原作のイメージをちょっとでもそこなわれる怖さもありで、実際なかなか満足できないことが多いのですが、ここまで大満足されてるってのは、ほんとに作り手側も原作に惚れこんで、誰よりも思い入れを込めて作っているからなんでしょうね。



ほんとに良いドラマに出会えてよかったですね~。

思う存分余韻に浸ってください。

では、またよろしくお願いします~!
わたし的日常 (ミッチー)
2006-07-09 13:38:20
大変すばらしい総括ですね。

新規投稿の記事の中にこの”URL”をのせてリンクさせてもいいでしょうか?

一人でも多くの人に、見てもらいたいです。



私にとってもこのドラマは久々の"大ヒット”です。

続編も必ず見ます。録画して、リアルタイムで見て、そして、もう一回録画を見る。もう、隅々まで見たいので、いつもこのようにしていました。

続編もきっとこうなると思います。
こんにちは (愛梨)
2006-07-09 14:14:08
総括、じっくりと読ませていただきました。

原作があるものをドラマ化するのって、原作のイメージが付きまとうだけに難しいと思うのですが、「くず」はうまくドラマ化できた方だと思います。原作にない部分、違う部分も面白く演出できてたと思いますし…。



豊川さんが関西出身の方っていうのも、このドラマ見てから初めて知りましたよー。今までそんなイメージが全くなかったんで、このドラマでイメージがガラッと変わりました。



「くず」全12話の中で、いちばん好きなのは私も5話なんです。この5話で、完全に「くず」にはまりましたから(笑)九頭が胸倉をつかむところがすごくよかったんですよね。



これだけの面白い作品ですから、是非続編もやっていただきたいものです。
こんにちは (ikasama4)
2006-07-09 17:43:18
改めまして「渡る世間は愚痴ばかり」の管理人です。

まずは画像を使って頂きありがとうございます。



このドラマは原作もしっかりしていますが、

やはりこの九頭演じるトヨエツの強烈なキャラが一番ですね。

「ダサカッコいい」オヤジの魅力、

そして、それに負けじと追随する伊藤さん。

最後にあらゆる事に挑戦していくスタッフの方々等々の努力も相まってしっかりと記憶に残る作品に出会えました。



結構、このドラマって様様なとこに伏線が張り巡らされてあったのが私のツボでした。

序盤は九頭の手品で武田はポカンとしてましたが、そのタネはドラマでの今回のテーマがどういう風に繋がっているのかが好きでしたね。



>その後の展開を決定づけた第3話も印象深いですね。

ですね。あの辺りからお馬さんの格好や王子様の格好したりの何でもアリ状態になってきたし、九頭の「優しく気高い」一面が徐々に見られるようになってきましたからね。



豊川さんの続編は私の中では見た事はありませんが、是非続編をやってほしいです。
みなさんコメント本当にありがとうございます (d_d-)
2006-07-10 18:00:03
まりりんさん

放送中はいつもありがとうございました。

これまで大奥(特に第一章),ごくせん(第2シリーズ),ドラゴン桜など,はまるドラマはありましたし総括エントリーも書きましたけれど,今回は響き方が違いました。「仲間に入れろ!」(いや,その気持ちだけで既に仲間だ!)「そうか!」みたいな感じで(意味不明)。

「ハマリもん」のほうは夏クールに入って星5つ連発となかなかの滑り出しですね。私は首までつかった反動でしばらくお休みになりそうです…

本でも読んでますわ。



ミッチーさん

過分なお申し出ありがとうございます。

リンク掲載の件,ぜひよろしくお願いします。

あまりにも一人突っ走っているような感想でこっ恥ずかしい限りですが,原作者から制作,視聴者へとつながった共感の輪が1つでも多くつながれば本当に嬉しいです。



愛梨さん

先日頂戴したコメントのレスも書きそびれたまま,

今回の記事になってしまい恐縮です。

豊川さんはこれまでのイメージから言っても個性の強い方で,

人によって好き嫌いが大きく分かれるでしょうし

今回のコメディ実質初挑戦という趣向に違和感があったりとか,

食わず嫌いの人も多かったと思いますんで,

数字的にはドラマが視聴者を選んじゃったかな…。

ここまで楽しめたのは,ちゃんと見た視聴者の特権ということですね。

過去のドラマでも「2」が実現した作品は,ほとんどがしっかりパワーアップして

成功してますから,2が始まったあかつきには「1からちゃんと見ていた」者として

大いばりしてやりたいですねw。



ikasama4さん

おかげさまで,画像のほうそのまんま使わせていただきました。

エントリー全体の流れのなかでどう使えば効果的かなと考えて

あんな感じになりましたが,いかがでしょうか?

> このドラマって様様なとこに伏線が張り巡らされてあったのが私のツボでした

本文の中では完全スルーしてました第4話も,「責任もとれない奴が

精子ばらまいてんじゃない!」という第5話の前振りだったんですよね。

全12話の構成を振り返ってみると,多少かぶっているテーマがあるものの

全体の流れを考えた計算の上並べられていることがわかります。

> 方々等々の努力も相まってしっかりと記憶に残る作品に出会えました。

皆がそれぞれ自分で考えて行動して,その結果ちぐはぐにならずに

一丸とまとまって見える作品になったというのがすごいですね。

出演者のアドリブなどは何パターンも試して,ディレクターが即断で

取捨していったそうですからそのセンスも光っていたということですね。



皆さまどうもありがとうございます。

続編が始まればもちろんのことですが,他にもかぶるものがありましたら

よろしくお願いします。

はじめまして! (MR)
2006-07-17 14:24:21
総括、拝見致しました。本当に見事に私の気持ちを代弁していて、「そうそう!そうなのよ!」と納得しながら読みました。続編、早くみたいですね!感動の総括、ありがとうございました!

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