半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

私の射撃の教科書達。まだ残っていました!。

2017-09-16 23:22:29 | ライフル射撃、ライフル銃
さすがに収拾がつかなくなってきたので、不要な本を処分するために書庫の整理をしていたら、昔よく読んでいたライフル射撃競技関連の本が色々出てきました。と、いうわけで、今回はその話を書かせて頂くことにしましょう。

私が15歳で最初に買った射撃の教本はこの『Position Rifle Shooting』でした。当時世界最強だったアメリカの射撃チーム、MTUのコーチであったビル・パラムとフランクT.ハネンクラートの共著です。当時はまだこの英語版しかなくて、青山のガソリンスタンドの隣にあった嶋田洋書で取り寄せてもらったなぁ。あの頃はまだ洋書を読んでいると驚かれるような時代だったのですが、ジュニアの種目はスタンディングだけだったこともあり、実はその部分だけしか読んでませんでした(笑)。




その次に手に入れたのは、アメリカのライバルであるソ連の射撃理論書、A.A.ユーリエフの『ターゲット シューティング』。もちろん最初に買ったのは講談社で出していた日本語版の方です。その後、かなりた経ってから日本語版には省略さているページがあることを知り、英語版であるこの『COMOETITIVE SHOOTING』を手に入れました。




さすがに当時ですらすでに時代遅れの部分が多かったものの、弾道学の基礎等々、この本から学んだことは少なくありません。また大学3年生でAPを始めた時には、まだ他にピストル射撃競技の本格的な解説書がなく、色々参考にさせていただいた記憶があります。かなり後になって旧いMTUのマニュアルを入手してみたら、ほとんどこの内容そのままであったことを知って驚きました。ビル・パラムがコーチになる以前は、USAチームもソ連の技術を流用していたんですね(笑)。








大学生の頃、パラムとハネンクラートが再び共著でライフル射撃競技の本を出したと聞いて、迷わず手に入れたのがこの『Successful Shooting』でした。私のは1981年の初版でした。正直、テクニカルな内容に関してはあまり大きな進歩はなかったものの、トレーニングの章には、初めてメンタル・マネージメントの重要性を意識させてくれるような内容も含まれていて参考になりました。 




その後、ドイツのジークフリート・アーノルトの『スポーツ射手のトレーニング』を買ってそのトレーニングプログラムをそのまま真似してみたり(笑)、この日ラのライフル射撃教本を読んでメンタルマネージメントはまったりしていた時期もありますが・・・・・・



・・・・・・前装銃を撃つようになり、正しいはずの射撃技術が有効に活用できない世界があることを痛感し、新しい理論や技術を吸収することに対する意欲が大きく減退してしまいました。というわけで、私の射撃理論はいまだに80年代半ば、つまり30年前!で止まったままです(笑)。さすがにそろそろリニューアルしないとマズいよなぁ・・・・・・

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