半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

今度はセラミックケース?。久しぶりに腕時計を買いました。

2022-09-17 18:00:00 | 腕時計
私が普段使用している腕時計はこのIWCポルシェデザインのオーシャン2000です。嗜好品?としてなら他にも好みの腕時計が色々ありますが、未だに実用品でコレより良いと思えるような製品はありません。しかしこの時計、最近では価格が高騰していることもありクルマいじりやガーデニングの時にガンガン使うのはちょっと憚られるようになってきました。やはりそういう時でも気兼ねなく使えるタフな腕時計を追加導入した方が良さそうだなぁ。




冷静に考えればGショックか、いっそガーミンやスントあたりのスマートウォッチにするのでしょうが、機械時計好きの私には中々決心がつきません。さらにそういう製品も大半はケースバッグがステンレスなので、金属アレルギーの私が使える製品は意外に限られるということも分かりました。そこで一時は順当に某社のチタン製腕時計にしようか?と思ったけれど・・・色々調べていたらかなり毛色の違うコチラ、アルクトス(ARCTOS)・エリートGPW L1が目に止まりました。




ドイツのプフォルツハイムにあるアルクトス社は日本では無名であるものの、オルフィナやチュチマ、ジン等と共に西ドイツ空軍にクロノグラフを納入していた会社の一つです。意外?に高い技術を持っている会社の様で、このGPW L1もドイツで初のセラミック(酸化ジルコニウム)ケース採用の腕時計となりました。これなら通常の使用ではまず表面に傷がつく心配はありませんし、裏側もチタン+サファイアクリスタルのスケルトンなので私でも問題ありません。




発売が2011年ということもあり、てっきりもう新品は手に入らないと思っていたら・・・まだ売れ残ってました!。やっぱり一見しただけじゃ安っぽい質感のオモチャみたいな感じだから、ある意味当然かもしれませんね(笑)。999本限定なので、本当は自分の誕生日の番号が欲しかったけれど、さすがにその希望は叶わずちょっとだけズレちゃいました。色はこのブルーの他に、ブラックとホワイトがあったものの、私がオーダーした時には既に在庫切れでした。




残念ながらバックルはチタンじゃなかったので、ココだけはチタンに交換しようと思ってすでにドイツにパーツをオーダーしています。その他、細部の作りも結構しっかりしているし、こりゃちゃんとお金掛かっているよなぁと思ったけれど・・・




スケルトンになっている裏面を見たら、とんでもないことを発見。メーカーの公式サイトによると、ムーブメントはETAの2824がベースと書かれているけど、このムーブメント、どう見てもETAじゃありません。31石と無駄に石も多いし、コレって・・・ロ、ロシアのボストーク(VOSTOK)じゃないか!。ショボ~ン。きっとETAのムーブが供給停止(いわゆるETAの2020年問題)になったんで、途中からこれに変更になったんですね。せめてセリタSW-200にして欲しかったよ~




というわけで最初はちょっと(かなり?)ガッカリしたけれど、気を取り直して精度を確認してみた所、1ヶ月の平均で日差+5秒以内というかなり優秀な数値だったのでビックリ。2年前にコンプリートサービスを受けたオーシャン2000より良い位です。見掛けに寄らず防水性能がたったの5気圧しかない点や後々のメンテナンスの不安はあるものの、いずれ確実にやってくるであろうXデー(スマートウォッチを導入する日)が来るまでは、この2本を使い分けることになりそうです。




話は変わりますが、ちょっとミリタリーウオッチに関して調べる必要があったので、この本を買いました。Konrad Knirim著の『Military Timepieces』、2巻セットです。普通に買うと恐ろしい価格であるものの、運良くたまたまeBayに出ていたのを格安で競り落とすことができました。



これを読んでいたら、思ってもいなかった時計の数々が軍用として正式に採用されていたことを発見!。ミリタリーウオッチの世界は偽物が多いし、色々と闇が深くて恐ろしいというけれど(笑)、確かにそうだろうなぁ。私は近寄らないようにしておきます。

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