takerock Rock'nRoll Heaven(旧)

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博多駅の怒れるオッサン

2006-03-16 23:39:13 | 雑記
takerockは博多駅近辺によく出没している。

ついでにやっすい酒場の辺りにもよく出没するのだが、そんなことは
どうでもいい。

博多駅は九州の玄関口ということもあり一日中人通りが絶えることはない。
そんな中、takerockはいつもあるオッサンが気になっている。
気になっているといっても別にそのオッサンのことを考えて『キュンッ』って
なったりとか、オッサンにラブレターを書こうかどうしようか真剣に悩んでいる
という訳ではない。

そのオッサンは一日中駅の出口に立っている。
足が悪いようで松葉杖をついたまま、同じ場所にずっと立っている。いつもだ。
それだけならば『変わったオッサンやな』と思うぐらいで大したネタには
ならない。
そのオッサンはその場所でずっと何かに文句をタレているのだ。
とにかく目につくもの全てに文句をタレる。タレ続ける。
よくそこまで不満があるもんだと思うんだが、いったい何がオッサンを
そこまでさせるのだろうか。
takerockは博多暦がまだそこまで長くないのでオッサンがいつからそこで
『青年の主張』を繰り広げてるのかわからないのだが、少なくとも1年以上は
やってるぞアレは。

何かに怒りをぶつけたい、という気持ちはわからんでもない。
ロックとは反骨心を歌に変え、常識というものに真っ向から挑むもの。
そしてその一瞬、そのメッセージを永遠に人々の心に刻むものだからだ。

ただ、悲しいかなそのオッサンのロックは誰にも届いていない。
誰もがオッサンなぞ存在しないかのようにその前を素通りするだけだ。
いっそのことギターでも持って歌で主張してみるってのはどうだろう。
ギターと歌の練習は必要だが、そうすりゃちょっとは耳を傾けてくれるかも
しんないぜ?

ま、そんな前向きな気持ちがあったらきっと他にする事があるだろうが。(笑)

そして今日もロックなオッサンは博多駅に佇むのであった。


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