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■監督 星 護
■キャスト 役所広司、稲垣吾郎、高橋昌也
■原作・脚本 三谷幸喜
三谷幸喜作の傑作舞台が遂に映画化! 舞台は昭和15年、戦争への道を歩み始めた日本で、
国民の娯楽である演劇が規制され、台本も上演前に検閲を受けていた。 そんな時代に、
警視庁の取調室で、二人の男が出会う。
1人は笑ったことがない男、情け容赦ない検閲官・向坂睦男(さきさかむつお)(役所広司)
1人は笑いに命をかける男、劇団・笑の大学・座付作家・椿一(つばきはじめ)(稲垣吾郎)
「笑」を排除するための検察官の要求は皮肉にも台本を面白くしてしまうのだった。
密室で繰り広げられる、笑いと涙の感動作。
おススメ度⇒★★★★(5★満点、☆は0.5)
とにかく面白い映画です。そもそも三谷幸喜の舞台劇として作り上げられ上演されていますが
(僕は観ていません)、この検閲官役のである役所広司と作家役の稲垣吾郎の二人の役者の
設定が素晴らしくハマっています。 硬派の役所広司はすでに『shall we dance』でコメディの
要素を備えていたし、その堅物検閲官にピッタシ。 また稲垣吾郎も笑いに命をかける真面目で
それでいて憎めない作家を良く演じている。 三谷幸喜が、この作家役は稲垣吾郎以外にはないと
言い切ったほど、役柄そのものの存在が稲垣自身に思えるほど素晴らしい!
取調室の中の二人の活き活きとした演技、時間の流れや二人の心の微妙なところまでしっかり
描かれている。 役者の「間」も素晴らしく、二人を追う映像も素晴らしい。 またこの二人を上手く
使った星監督の技量も素晴らしい。 そもそも星監督は「警部補・古畑任三郎」や「僕の生きる道」を
撮った監督で、三谷幸喜が監督に是非撮ってもらいたいと言われ、その期待に実に良く答えている。
何ら予備知識も必要なく、白紙で映画館のシートに腰を下ろしても、十分楽しめるまさに「笑の大学」である。
この映画には、実は色んな人がカメオ出演しているので、注意して観ていると更に楽しめると思いますよ^^
但し、エンディングについては少し不満がありました。 舞台はどのように落とすのかしりませんが、
僕としてはラストはあの終わり方では納得いきませんでした。 せっかく二人が互いの立場の違いを
越えてまで、戦い合い、積み上げてきた過程を、もう少し感動で浸れるラストが容易に準備できたように
思えまてなりません。 映画を観終わったあとに、自分なりのエンディングを作ってしまいました。
あえて言うならば、なぜ高橋昌也さんをもっと上手く使えなかったのか? 地味だが老巧な味わいの
ある脇役をどうしてメインの役者の二人に絡ませなかったのか? そうすればもっと感動できる
“落ち”が用意できたと思うのですが・・・。
映画を観終わったあとに、自分なりのエンディングを作ってしまいました。 ネタバレしてしまうので、
また別の機会にでも紹介したいと思います。
でも確かに私も、最後あのまま終わらせてしまうには惜しいように思いました。
しかしながら、エンドロールもなかなか面白かったです。
この度はTBしていただき、ありがとうございました。内容の薄い感想で、恥ずかしいです。
私も映画が大好きですが、劇場に足を運ぶのは30本~40本/年 になるかと思います。あとは、DVDになるのを待って、我が家のホームシアターで楽しんでいます。
最近では、ホラーとハードアクションが好きな主人と映画の趣味がすっかり別れてしまい、少々困っています。。
映画を観た時は、必ず
ちょくちょくblog拝見させて頂きます。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
あ、最後に一言。井筒監督がこの映画を観たら・・・★は何個つけるでしょうね(^_^;;)ちょっとした好奇心・・・。
この人の脳の中身を覗いてみたいですね(笑) ?『マルコヴィッチの穴』ならぬ、『 三谷幸喜の脳ミソの味』かなんか(笑) ?!
こちらこそよろしくお願い致します。
幸いうちの夫婦は映画の趣味が似ているので、今のところは大丈夫です(笑) でもそのうち違ってくるかもしれませんね?!
>井筒監督がこの映画を観たら・・・★は何個つけるでしょうね?
お答えします~
★★かな。。。 こんなんオレの笑いと“質”がちゃうからって言いそう(笑) 自分勝手やからねぇ、井筒のおっちゃんは(笑)?!
青二才の意見ですが参考までに・・・
僕は逆に舞台を観るチャンスがあれば是非観てみたいですね^^ それにしても三谷幸喜さんの頭の中はどうなっているのでしょうな(笑) ?! 役所ご本人には会ったことがありますが、実物は見ないほうがいいかも(謎)。。。
私も映画が大好きで、できる限り映画館に通っています。すばらしいコメントの数々、今後も楽しみにさせていただきます!
ラストシーンですが、オフィシャルHPによれば三谷さんが譲らなかったようですね。
実際戦場で散った方がモデルである以上、あれでよかったのではないかと思います。
あの100m廊下は名古屋市役所(昭和8年築)だそうです。いいシーンでした。
最近涙もろくて困ります・・・
あの印象的な廊下はそうだったんですか^^
それは一般の方でも通れる“廊下”なんでしょうか(笑) ?
以前は週一で映画館に通っていたのですが、最近は月一ぐらいになってます。
新作映画の話はタマにしか出来ませんが、よろしくお願いします。
私も殆ど週末は映画館のシートに埋もれています(笑)?! また週一で映画を観れるようになるといいですね^^ 感想待ってます!