□作品オフィシャルサイト 「MW -ムウ-」
□監督 岩本仁志
□原作 手塚治虫
□脚本 大石哲也、木村春夫
□キャスト 玉木宏、山田孝之、石橋凌、林 泰文、石田ゆり子、鶴見辰吾、山本裕典、山下リオ、中村育二、半海一晃、品川 徹、風間トオル
■鑑賞日 7月13日(日)
■劇場 109CINEMAS川崎
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
手塚さんの原作は「ブラックジャック」あたりまでが記憶に残っていて、この「MW」となると読んでいた記憶があまりないのだが、先日のTVでの「第0章」でそれとなく予習を済ませて、その延長線上で映画も観ることができた。
今年、手塚治虫生誕80周年ということもあり、各地で色んなイベントも催されているが、先日行った「手塚治虫展」でも改めて手塚先生のワールドワイドな活躍とその偉大さに感服した。 そして今秋、あのハリウッド版『ATOM』も公開される予定だ。
手塚作品の中では一線を画し、ひときわ異質とも思えるこの「MW」。 「第0章」での面白さをステップにさてどのような作品に仕上がるのか楽しみだった。
冒頭、いきなりの個人的衝撃は、主人公の結城(玉木 宏)の使っている携帯がアップになったとき、僕が今使っている携帯と全く同機種(同色)だったのでまずビックリ 思わず隣りのかみさん(かみさんも同機種)と見つめ合ってしまった
以前どこかの洋画で同じようなシチュエーションを観たような気がするこの映画、もしかしたら先人が手塚ファンで且つMWファンだったのかもしれないが、究極の幼児体験は、生き残りの二人をまるでアスファルトに咲く雑草のように、その強い生き様を観せてくれた。
人の命の重さなど、自分の子供の頃の悲惨な体験に比べたら、その辺の雑魚と同じと考える結城と、いまいましい過去に、まるで懺悔するように生きている賀来。 対極的な生き方を選択しながらも、どこかで重い悲惨な過去の糸を断ち切ることもできず、ただある“運命”を糸を手繰り寄せたり緩めたりして・・・。 人間の心の中に潜む“善と悪”。 それは究極の幼児体験においてわかり易い対極の位置に置くことになる。 それは心に同じ傷を持ちながらも、別々な生き方を暗示していた。
一番可哀想だったのは石橋凌。 あんなに走らされて大丈夫だったのだろうか(笑) ま、腹が出てきているし、ダイエットには本人のためだったけど。
そして、大人しくているのかいないのかわからない林 泰文だが、あんなにミニギロチンで頚動脈バッサリで血の洪水、ちょっとリアル過ぎなのでは・・・。 それを手で押さえる山田孝之だけど、TVのBOSS程のキレの良さはなかったけど、彼にとってはこういう抑えた演技もこれからに活きてくるだろう。
ラストで結城(玉木 宏)が生き残っているのは読めたけど、また生きて成績次第ではこの続編があるのだろうか・・・。
×賀集
○賀来(がらい)
因みに映画の中でいろいろと足りない部分の補完として
以下の記事を読むとより一層映画が楽しめると思います^^
シネマトゥデイ (2009-07-03)
禁断のエロチシズム!妖艶な玉木宏と山田孝之が絡む衝撃の1枚
http://www.cinematoday.jp/page/N0018693
週間シネママガジン (2009-07-14)
玉木宏の同性愛描写、事務所はOKしていた
http://cinema-magazine.com/program/blog/?blogid=1865
ちょこアゲENTERTAINMENT MOVIE
『MW-ムウ-』山田孝之 インタビュー
http://www.so-net.ne.jp/carina/entertainment/movie/
>○賀来(がらい)
訂正しておきました~
石橋凌を走らせすぎでしょう。
原作が偉大であればあるほど、
原作との相違が取りざたされますが、
メディアの性格が違うので
同列には扱えないと思います。
ある程度端折ったり曲げたりもやむなしかと。
>バンコクシーンは長すぎる、と思いました。
石橋凌を走らせすぎでしょう。
ですよねぇ(笑)
特段、あのシーンがなくても大丈夫だと思いましたが。
>原作が偉大であればあるほど、原作との相違が取りざたされますが、メディアの性格が違うので同列には扱えないと思います。
そうかもしれません。
>ある程度端折ったり曲げたりもやむなしかと。
原作の記憶が薄れているのですが、端折るならあのバンコクのシーンだと思いますね(笑)
>一番可哀想だったのは石橋凌
たしかに、全力疾走で大変そうでした 笑!
主人公2人の生き方が対照的で、
私は世界を変えるのは祈りであってほしいと思いながら観ておりました。
高揚感があるラストだったので、あの勢いで
続編も作って欲しいなと思いました。
>たしかに、全力疾走で大変そうでした 笑!
年が年だし、特にあれほど走ることもなかったようなシーンだし(笑)
>主人公2人の生き方が対照的で、私は世界を変えるのは祈りであってほしいと思いながら観ておりました。
あれで人間の両極を描きたかったんでしょうね~
>高揚感があるラストだったので、あの勢いで
続編も作って欲しいなと思いました。
興行的なものはあるかと思いますが、観たいものですね^^
続編がないと、いっぱい分からないことだらけじゃないですか?
最後の最後まで、「なんでこんなことになるの」って感じで。
>続編がないと、いっぱい分からないことだらけじゃないですか? 最後の最後まで、「なんでこんなことになるの」って感じで。
たしかに(笑)
大きくヒットしているわけじゃないので、続編難しいかなぁ・・・。