『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密（２Ｄ字幕版）』

 

□作品オフィシャルサイト　「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」
□監督　スティーヴン・スピルバーグ
□脚本　スティーヴン・モファット、エドガー・ライト、ジョー・コーニッシュ
□原作　エルジェ
□キャスト　ジェイミー・ベル、アンディ・サーキス、ダニエル・クレイグ、サイモン・ペッグ 、ニック・フロスト

■鑑賞日　１２月３０日（金）
■劇場　ＴＯＨＯシネマズ川崎
■cyazの満足度　★★★☆（５★満点、☆は０．５）

＜感想＞

　　馴染みある「タンタンの冒険」を今回スピルバーグが映像化。
　　世界中で親しまれている少年タンタンと愛犬スノーウィの冒険アドベンチャー。

　スピルバーグが監督をするということで、この原作のテイストをどのように映像化してくれるのかが
　楽しみだったこの映画、あのピーター・ジャクソンも製作に加わったというから、
　その出来映えは期待しないわけではいかなかったが、
　ＶＦＸを活かし、タンタンやスノーウィの動きや表情はもとより、
　この二人（一人＆一匹）の冒険をスリリングで楽しく描いて観せてくれた。
　スピルバーグは最近、製作側に回ることが多かったが、後ろでなんだか糸を引いて感があって、
　ここは自身の力量の見せ所。　でも期待は決して裏切らない快活で愉快な作品に仕上がっていた。
　特徴的だったのは鑑やガラス、気泡等々、他の監督たちとはちょっと違う角度で、上手く
　ＶＦＸの特性を活かして表現していたことだ。
　ストーリー展開の面白さもそうだが、更にスピルバーグなりの拘りをみせて、
　スピルバーグ特有のテイストを作品に加えていたことは、
　最後までタンタンとスノーウィの冒険を、客席側から同様に楽しめたことで証明できたと言えるだろう。

　　これ、続編が観てみたいものだ。