『イコライザー』

 

□作品オフィシャルサイト　「イコライザー」
□監督　アントワン・フークア
□脚本　リチャード・ウェンク
□原作　マイケル・スローン、リチャード・リンドハイム
□キャスト　デンゼル・ワシントン、マートン・ソーカス、クロエ・グレース・モレッツ、
　　　　　　　デビッド・ハーバー、ビル・プルマン

■鑑賞日　１０月２６日（日）
■劇場　ＴＯＨＯシネマズ川崎
■cyazの満足度　★★★★（５★満点、☆は０．５）

＜感想＞

　　武器を持たないのが彼の武器。
　　対価をもらわない“必殺仕置人”とはマッコールのことだ（笑）

　元ＣＩＡエージェントのマッコール（デンゼル・ワシントン）は、いまはホームセンターで
　働く普通の真面目人間として生活していた。　しかし、ある夜、なじみのカフェで娼婦の
　少女テリー（クロエ・グレース・モレッツ）と出会い、彼女を囲うロシアンマフィアの
　非情さに、内に眠っていた正義感が目を覚ましていく。　かつてのマッコールは、
　身のまわりにあるあらゆる物を武器に変え、警察では解決できない不正を、
　この世から瞬時に消してしまう「イコライザー」と呼ばれる男だった。

　この映画、監督はデンゼル・ワシントンがアカデミー主演男優賞を受賞した
　『トレーニング デイ』のアントワン・フークワ。

　相変わらず、デンゼルの主演作は見所があるというか、コケないというか、
　映画界の生きた殿堂入りに個人的に入れてあげたい（笑）
　この映画の見所の一つは、マッコールが、自分では銃や武器を持たないという設定。
　つまり、瞬時に周囲の状況を判断をし、その場にあるもので対応してしまうところ。
　そして、それがどんなものであれ、相手の動きを阻止するために利用するところだ。
　彼の勤務するところがホームセンターをいう設定もベターだったな。　つまり、
　多くのツールがあるからだ。　終盤、このホームセンター内での攻防に、なかなか
　マッコールの活躍のエッセンスが詰め込まれている。

　マッコールの年齢からして、少女テリーの存在とその背景、環境が、彼を
　イコライザーとして復活させるキッカケとなったのだ。　そして、同僚で警備員に
　なるという男をしっかり育て上げることも忘れなかった。
　ただ、表現の仕方として、電動ドリル等を利用して痛々しい殺し方はちょっと
　避けてほしかったなぁというのが正直なところ。

　　デンゼル、ここのところ『デンジャラス・ラン』といい、『２ガンズ』といい、
　　この手の映画が続いているなぁ（笑）
　　そういや『フライト』はちょっと違ったテイストだったけど