『図書館戦争』

 

□作品オフィシャルサイト　「図書館戦争」
□監督　佐藤信介
□脚本　野木亜紀子
□原作　有川 浩
□キャスト　岡田准一、榮倉奈々、栗山千明、田中 圭、福士蒼汰、西田尚美

■鑑賞日　４月２８日（月）
■劇場　ＴＯＨＯシネマズ川崎
■cyazの満足度　★★★★（５★満点、☆は０．５）

＜感想＞

　　凸凹でも、水と油でも、どこかに繋がる糸がある・・・。

　有川 浩の原作は未読で、このテーマであり舞台の中心である図書館で予約を入れていたのだが、
　さすがに有川 浩の作品は人気があり、相当数予約が入っていて待ち切れなかった。
　メディア良化隊になって返却なった本を回収したい気持ちだったが（笑）

　先日観た『舟を編む』でもそう感じたのだが、珍しく笠原 郁を演じる榮倉奈々と堂上 篤を
　演じる岡田准一という　二人のキャスティングが成功した映画だと感じた

　原作のニュアンスは未読なのでよくわからないが、少なくても映像の中での、チビの鬼教官と、
　女性でありながら、多少変わりものながらタッパのある図書特殊部隊に配属された女性隊員。
　落差があるようで、この凸凹コンビの会話のキャッチボールが何とも可笑しい
　それに、かつて自分を救ってくれた憧れの隊員が、実際はこの堂上だったという伏線は、
　最後までブレずにラストまで盛り上げてくれた。
　もっともかみさんは、観る前に滅多に買わないパンフレットを買っていた。
　思えば、岡田クンの出た映画だけ買っていたような記憶が（笑）
　ま、岡田クンも大阪出身やし、許したろ（笑）

　図書隊とメディア良化隊との時間通りにきっちり始まる銃撃戦は、観ていて、
　そこまで接近戦になれば、もう無理だろ～とツッコミ入れたくなるような、ちょっと
　おそまつ感はあったものの、そこは岡田クンのほんものの切れ味のよいアクション（武術）で
　楽しませてもらった

　脇の笠原と同期の柴崎役の栗山千明や、堂上の同僚の田中 圭も適材適所だったと思う。
　西田尚美演じる敏腕記者ってのは、あまりしっくりいかなかったけどなぁ・・・。