『団塊ボーイズ』

□作品オフィシャルサイト　「団塊ボーイズ」
□監督　ウォルト・ベッカー
□脚本　ブラッド・コープランド
□キャスト　ジョン・トラボルタ、ティム・アレン、マーティン・ローレンス、ウィリアム・Ｈ・メイシー、マリサ・トメイ、レイ・リオッタ、ジル・ヘネシー、ケヴィン・デュランド

■鑑賞日　２月２５日（月）
■劇場　１０９ＣＩＮＥＭＡＳ川崎
■cyazの満足度　★★★★（５★満点、☆は０．５）


＜感想＞

　いやはやこの中年オヤジたち４人はなにするねん（笑） 

　それぞれに現実逃避をする理由が４人を突き動かす。　それはのハーレーにまたがりアメリカ横断の旅に出ることだった。　
　ジョン・トラヴォルタ（実業家）、ティム・アレン（歯科医）、マーティン・ローレンス（執筆業）、ウィリアム・Ｈ・メイシー（ＰＣのスペシャリスト）の4 人組。　なんともちぐはぐな感じの4人だが、旅は同じ時間と空間を共有することで、それまでの環境とは全く違う世界観を作り出す。　それは中年のオヤジとて同じこと。　団塊の世代まではいかないこのオヤジたちのハチャメチャぶりが楽しいロード・ムービーだ。

　ノークレジットじゃなかったので、最後からオチ書いちゃうけど、ラストで事態収拾に登場するのは、な、な、なんとピーター・フォンダじゃあ～りませんか
　いや～、シビれました　って言うかこの演出に思わず劇場の中で「おおぉぉ～」（しかも中腰と叫んで恥ずかしかった僕チン（笑）
　伝説の『イージー・ライダー』が甦りました　もしかしてどこかにデニス・ホッパーやジャック・ニコルソンの姿があるのではと探しましたがそれは叶わぬ夢でした（笑） 

　特にトラボルタはあの名（迷）作、『ヘアスプレー』で超はじけてしまったから、どこかにミュージカル仕立てのコメディムービーを期待していたけど、実際にはあまりそういう部分はなかったものの、やっぱこういう男臭い映画はトラボルタ、似合いますねぇ～

　コメディタッチなので、マーティン・ローレンスはナイス・キャスト。　そしてウィリアム・Ｈ・メイシーも普段と違うなかなかいい味を出してました

　でも僕が一番嬉しかったのはマリサ・トメイが結構長く出ていてくれたこと　昔っから彼女好きだったので、最近あまりスクリーンに顔を出さなかったから寂しかったんですよ。　お忘れかもしれませんが、彼女は立派なオスカー女優（『いとこのビニー(１９９２年)』でアカデミー賞助演女優賞）ですから
　でもウィリアム・Ｈ・メイシーとできちゃうなんてちょっと・・・ＮＧ（爆）

　だけど、ハーレー転がすというだけで客席にもそういうバイク好きオヤジたちが来ていた。　僕の後ろにいたオヤジなんて、まるでハーレーに乗っているかのように、股を大きく広げて座りやがって席をドンドンやるから大迷惑　エチケットを知らないバイク馬鹿は他へ行け～

　これ、全米公開されたとき、『ダイ・ハード４．０』や『オーシャンズ１３』といったヒット作を押さえ、２００７年の全米興行収入トップ１０に入り超大ヒットを記録したそうな。

　いや～、とにかくスカッとする映画だった。　きっとこの映画に触発されて、団塊の世代やその予備軍たちも頑張っちゃうんだろうなぁ（笑）

　　　　おじさんよ、大志をいだけ