『踊る大捜査線ＴＨＥ ＭＯＶＩＥ３ ヤツらを解放せよ！』

 

□作品オフィシャルサイト「踊る大捜査線ＴＨＥ ＭＯＶＩＥ３　ヤツらを解放せよ！」
□監督　本広克行
□脚本　君塚良一
□キャスト　織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、伊藤淳史、内田有紀、小泉孝太郎、小栗旬、
北村総一朗、小野武彦、斉藤暁、佐戸井けん太、小林すすむ、甲本雅裕、寺島進、松重豊、高杉亘

■鑑賞日　７月４日（日）
■劇場　チネチッタ
■cyazの満足度　★★★☆（５★満点、☆は０．５）

＜感想＞

　 青島刑事、係長昇進はいいけれど、少し前作より間が空いて、間延びした感は否めないなぁ・・・。


　和久（いかりや長介）さん一人いないだけで、これだけストーリーにしまりがなくなるなんてチョットねぇ～
　だからサブタイトルに「ヤツらを解放せよ！」と、内容をカバーするために、
　今まで青島が捕まえた犯人の全員解放を要求させるという君塚脚本になったのかも。
　でもややその脚本もいま一歩。　おそらく構成上、「４」まで当て込んでの脚本だったのかも。
　「４」がないならあのエンドロール後のワンカットはなかっただろうし・・・。

　今回、湾岸署が引っ越しの最中に事件が起こるが、基本的にはいつものノリで進むものの、
　ひょんなことからそれまで水面下で観る側がイライラしていた青島とすみれの恋愛も、
　やや今までよりは進展させようという目論見も見えたが、それも心にグッくるものではなかった。
　このあとの「４」でそれも解決させるのだろうが・・・。
　そしてニューフェイスで小栗旬と内田有紀と、和久（いかりや長介）さんの甥っ子として伊藤淳史が加わった。
　故長さんは和久ノートとして甦るし、その短い言葉（俳句）の中に過去の事件や、刑事としての基本を教えられたことの、
　青島や和久、すみれ等の懐かしい想い出を甦らせる。
　ここ、伊藤淳史が読み上げるのではなく、該当する和久（いかりや長介）さんの映像を挿入（声は挿入）して欲しかったなぁ・・・。
　そうすればもっとこの作品が深くなったのになぁ。
　で、ギバちゃんのほうも相変わらずのパターンで、ここももう一捻り欲しかったところだ。
　そういう意味ではキョンキョンは誰よりもその存在感があったなぁ
　目を見ているとこちらまで洗脳されそうな（笑）
　
　で、万全のセキュリティの新湾岸署の署長が彼（笑）

　うーん、普遍なのはやっぱスリーアミーゴズだけか（笑）
　「４」でもお願いだからこのトリオ、使ってね～
　引退後の署長（北村総一朗に何をさせるのかは疑問ですが・・・。