2月22日に行ってみた北大及び、周辺の写真を数日載せた。季節の変わり目なので、変わっているかと思ったが、そう大きく変わっていなかった。雪はまだ積もっていた。これは、今日2月28日の写真。
0度前後の気温は、陽気とまではゆかないが、日差しはもう春といってもいいように思う。(写真は今日26日)
2月22日に撮りためた写真をゆっくりアップしてきているが、現況はもう大分違うのだろう。でも、もう少し、農学について、少し読みかじったことを書く手助けをしてもらおうと思う。
22日。夕日が沈むのを撮っているうち、カードの残量がなくなる。え、これから、という時だったので、大学生協に走る。それまで、256メガバイトで撮っては、うまくないものを消すことに疲れ、思い切って2ギガのSDカードを、購入した。
デジタル関連の容量は、千単位で変わる。気が付くと、もとの単位バイトの10億倍の容量の記憶装置に頼っている。もう少し、単位に関する想像力を回復したい。出来ている現実を支える多くの技術に対する敬意抜きに現実を感受するのは恥ずかしくもある。都会に生きる現実の背景にある事柄を無化していないかについても気になってきた。イネ1粒から、千粒は再生産される不思議についても想いが巡った。
歩いてゆける距離。
先日、北海道中央部へ行く機会があり、遠くに牛舎がしっかり存在している風景につつまれた。空は、ひたすらひろく、雲は、ゆったり、はねをのばしていた。そのように、憧れるだけでいい場所とは違う位置もある。
「風のある夜だったが、僕は彼と日本人のあとをつけて、暗い横町をいくつも通り抜けた。そして、二人の会話に耳をかたむけ、デーミアンの声の響きを楽しんだ。」
・・・昭和46年第1刷講談社文庫、秋山英夫訳ヘッセ作、「デーミアン」より引用。
家族と社会、個人と学校の有り様の違いからくる苦悩を、洋の東西の文化を渡りつつ、昇華させるダイナミズムを描いていたと思う。1919年(大正8年)発表。
そのころ、清華亭は、借家として住宅になっていたようだ。現在は、札幌市指定 有形文化財として9:00から16:00まで、観覧できる。戸は閉まっていたが、係りの方が開けてくださった。