昨晩の霙が上がって、爽やかな空気になりました。ビルの向こうに、大きな雲がゆったり動いていました。明日から四月、新年度のはじまりです。
夜のうちに汚れが濯がれて、朝から序々に、うっすら晴れてきていました。
社会のお天気ともいうべき景気。
歴史を振り返ると、景気が悪くなるときは、不動産から始まることが多いのですが、回復するときも住宅から始まります。バブル崩壊後、減税効果で94年から96年にかけてマンション需要が回復したことで、景気が持ち直しました。
今年と来年限定の住宅取得減税により、結婚、出産のプロセスで必要になっている方々にとっての好機となることが、社会全体を引き揚げつつある兆候が出てきています。
「晴れ」という言葉も、「晴れた写真」も記号的ですが、撮った人の気分は、春野菜サラダのような、パリッとした果物のような具合になっているだろうな、と想像します。
そこで、大通公園の記号的な鳥、鳩たちの「ごろっぐ、ぐろっご、ごろっぐ、ぐろっご」という鳴声を観ながら、かすかな体の表情の違いを聴いてもらって、おいしい空気を味わってもらいたいと思いました。