フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

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名もなき毒 宮部みゆき著

2009年05月31日 07時56分13秒 | 書評 小説系

「人が住まう限り、そこには毒が入り込む。
なぜなら、われわれ人間が毒なのだから。
・・・その毒の、名前は何だ。
私は、我々の内にある毒の名前を知りたい。
誰か私に教えてほしい。
われわれが内包する毒の名前は何というのだ。」


人間の持つ名もなき毒。

今週ぼく自身の職場での最近の一連の騒動が
「僻み」「妬み」「嫉妬」「猜疑心」「誤解」・・・
によって生じていただけに
その「名もなき毒」について深く考えさせられました。

そんな動機で、人はとんでもないことをしでかす。
そしてその人の持つその毒によって
周囲の人間を困惑と混乱の極致へと
巻き込み傷つけてしまう。
大切なものを失ってしまう。

『名もなき毒』を読みながら
現実的にも並行して『毒』に振り回されていたので
切実感や現実感がありました。


本書自体は、途中冗長感はあるものの
ラストの数10ページは読ませるものが
ありました。この数10ページがあるから
本書は優れた作品になっています。

ラストがいいと作品全体の印象が
よくなりますね。
ミステリー小説なので、
ネタバレになってしまうと
面白さが半減してしまいますが、
犯人自体には劇的な驚きはありませんでした。

ただ、宮部みゆきが人間の持つ業を『毒』と称して
小説に描こうとしているところが
魅力的な作品になっています。

それにしても宮部みゆきは文章がうまいですね。
文章の中に無駄な単語や表現がない。
推敲を重ねてるのか、
そもそも天性なものなのでしょうか?


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対決・・・そして和解

2009年05月30日 00時30分21秒 | 職場の話題
部下の報告内容が虚偽である疑いが強くなり、
事業部長からは真相を解明すべく、
幹部会議に諮れという指示が出ました。

その前日、その部下から「話があります。」と
言われ、面談に応じました。

部下の切り出しは
「副部長と話の行き違いがあるようなので・・・」
ということでした。

行き違いも何もない、
部下が虚偽の報告をしているのではないかと
疑っているため、この間の事情経過の説明を
求めました。

ややけんか腰だったかもしれません。
それから約3時間・・・
罵りあい、罵詈雑言の応酬でした。
お互いのこれまでの不満をぶつけ合った感じです。
僕は本音では逃げ出したかったのですが、
部下は一歩も引きさがらず
応接室から出ようともしませんので
僕も付き合いました。

風向きが変わったのは
部下のこの一言からでした。
「副部長は、私を切ろうと考えているのですか?」

意外でしたね。
部下がこのように思っていたとは・・・。
実は僕はこの部下を能力の点では一番評価していたのです。
能力はあるが手を抜いていると考えていたため
きつくあたっていました。

それゆえ他の部下よりも厳しい言動で指導していたことは確かです。
部下にとっては、それが自分だけが評価されていないと
感じていたようです。

「それは、誤解ですよ。
 実はあなたを一番評価しているのは私なんですよ。
 他の誰よりも僕はあなたを評価しています。」
「手を抜いているといったのは
あなたならできると判断したラインに
あなたが到達していないのは能力不足からではないと
考えたからですよ。」

そういったとたん、険悪だった部下の顔が
ふっとゆるやかになり、涙がぽろっとこぼれました。

部下自身も、僻み根性から負のサイクルに追い詰められていたんですね。

「私は、副部長の気持ちもわからずひがんでいました。
副部長のその言葉を聞けて吹っ切れました。」と
素直に心の内を吐露してくれました。

そこからはお互いに素直な気持ちになって、
どのように思っていたのかを話すことができ、
和解することができました。

ほんとにマンガみたいな話ですが
その変化は劇的でした。

人間なので、また誤解を生み
不信の渦に巻き込まれるかもしれません。

しかし、それは乗り越えようとする気持ちがあるのであれば
乗り越えられる。そう確信できた事件でした。

今回は、延々4時間の長丁場の部下との対話でした。

日々勉強そして日々成長です!
いい経験になりました。


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その後の顛末

2009年05月28日 11時08分30秒 | 職場の話題
26日に書いた記事は、
若干周囲に物議を醸しまして、
反省、反省。

頭にきて書いて、
書きながら自分の怒りを鎮める効用もあったのですが、
でも、読む人はびっくりしますよね。

「いつもの雰囲気と違うよ」とか
「部下は大切な財産だよ」などと
アドバイスをいただきました。

ありがとうございます。

ただ、この話の後日談がありまして、
部下の話していた内容自体が
どうも虚偽の内容である可能性が
浮上してきて大きな問題になりつつあります。

僕と僕の上司に対して
虚偽の報告をしていることになり、
何を意図しているのか
もひとつ明確ではありません。

その嘘が発覚したときに
一番困るのはその人自身なのに。
しかもすぐにわかる嘘をついて。

あさはかだなあという感じはしますが
できるだけ同じ土俵では戦わないように
いたします。

ただ、職責上、上司として厳正な対応だけはしなくてはなりません。
虚偽の報告をしているわけですから。

状況の流れによっては
懲戒処分をして、始末書を書いてもらうことに
なるかもしれません。

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やってらんねぇ!

2009年05月26日 07時57分48秒 | 職場の話題
部下からの報告で、
「ここだけの話にしてください。誰にも言わないでください。」
といわれ、それを真に受けたぼく。

ほんとに秘密にしていました。

ところが今日、秘密にしておいてくださいといった
その本人が私の直属の上司にその秘密の内容を
しっかりと報告していたことがわかりました。

一体、どうゆうつもりなんだろうか?

ぼくを貶めたいのだろうか?

その部下はバカだから
ぼくの上司が、
ぼくに対して自分が話した内容を伝えるとは
思ってもいないようです。

ぼくの上司には、
「ぼくに話しても真剣に受け止めてくれないので
直訴します」とメールで送ってきたそうです。
そして、ぼくの上司にも、ぼくには秘密にしてほしいと
言ったそうです。

上司の方は、直属の上司を飛び越えて報告してくる内容を
原則的には信用しない方なので、
すぐにぼくにフィードバックがありました。

「あいつ、こんなん言うてきとるで!」

バカな部下。
ぼくを貶めるならもっと巧妙にしてほしい。
すぐにわかるような嘘をつかないでほしい。

魑魅魍魎が住む世界。
自分の働く職場環境が
こういう世界なんだということが
はっきり分かりました。

こういうときって
部下に対してどう対応すればいいのでしょうかねぇ。


①すべてを暴露してどういうつもりか直接糺す。
②知らん顔をして許し接する。
③部下自身から上司との話の内容を明らかにするよう追い詰めていく。


基本的に私はやられたらやり返すタイプなので
このまま黙っているつもりはありませんが、
こういうバカな部下には、
自分がバカだったということを思い知らせ
自覚させる必要があるかもしれません。

そこまで僕を恨んでいたという点に気がつかない
僕もお人よしに過ぎると思いますが
僕より7つも年上で、そんなことするんだと思うと
軽蔑と哀れを感じます。



やってらんねぇ!


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天使と悪魔 文春文庫

2009年05月26日 01時17分12秒 | 書評 小説系
ダン・ブラウンの作品では、「ダヴィンチ・コード」を読んでいましたが、
「天使と悪魔」は単行本でも上下の2巻・文庫本だと上・中・下の3巻もあり、
その分量に敬遠していました。
今回、映画化されると聞いたので、
映画を観る前のにちょこっと読んでみよう、おもしろくなかったら
上巻で読むのやめようって気で読みはじめました。
ところが、読み始めると止まらなくなりましたね。
ストーリーの展開のテンポがよく
説明がくどすぎず、少なすぎず
納得できる分量で、バチカンと科学の歴史上の対立について
説明されていました。



おもしろくて、なかなか本を手放すことができませんでした。
歴史上の秘密の解明だけでなく、
暗殺者の黒幕に関する謎解きも
2転3転し、はらはらドキドキしました。

映画化されていますが、
原作には原作のよいところがあります。

一つは宗教と科学の対立の関して
詳しい考察が述べられているところ。
特に、下巻でのカメルレンゴの演説内容には
読む者を感動させる力がありました。

また、映画に比べると原作の方がストーリーは複雑なので、
なぞ解き結果の納得性は原作の方が当然ながら高いです。

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天使と悪魔【映画】

2009年05月25日 00時44分11秒 | ヒマ話
原作も読みましたが、
まずは映画の方から。
梅田のブルグ7で観たのですが、
24日の梅田は新型インフルのせいで
心なしか人が少なかったように思います。
映画館にも人が少なかったです。

でも、映画の方は面白かったです。
監督ロン・ハワード、主演トム・ハンクスで3年前に上演された
「ダヴィンチ・コード」に続くシリーズ第2弾です。


【あらすじ】
教皇が逝去して、次の教皇を選出するコンクラーベが
行われようとしているヴァチカンで、
400年前に弾圧された秘密結社「イルミナティ」が
復讐を開始する、というのが物語の始まりです。

暗殺者は4人の枢機卿を誘拐。
科学の四大元素“土”“空気”“火”“水”
を表わす焼き印を胸に押しつけ、
一時間ごとに惨殺していきます。

並行して、街を吹き飛ばすほどの破壊力を持つ反物質を、
ヴァチカン市国のどこかに隠され、
これを夜0時までに探し処理しなければ
町が吹き飛ぶ大惨事が起きてしまうというストーリー。

作品の根底には
「宗教対科学の対立」があります。
宗教と科学の対立で歴史上もっとも有名なのが
ガリレオ・ガリレイの地動説。
本作品でもガリレイの著作が謎を解くポイントになっています。

原作も読んでいたので、
映画の方との比較も楽しめますが、
結構原作に脚色が施されています。

映画には映像の迫力がありました。
やはり、爆発のシーンなどは
映画の方が迫力がありますし、
イタリアの教会や絵画や彫刻の美しさは
映像の方が楽しめました。

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蘇我氏の正体 関祐二著

2009年05月24日 00時35分57秒 | 書評 歴史系
大化の改新(乙巳の変)は誰でも知っている古代の重大事件です。
その大化の改新に隠された事実があったとしたら?

大化の改新(乙巳の変)で誅殺されたのは「蘇我入鹿」
本書は蘇我入鹿暗殺の謎から説き起こし
蘇我氏の正体を突き止めていきます。



物事は視点を変えると
別の様相を呈してくるということは
よくあることですよね。
歴史に対するものの見方も
別の視点からみるとまた違う形で現れるということは
ありうることだと思います。

大化の改新も教科書に書かれているぐらいの史実なのだから
評価の定まった事実だと思われています。
しかし、
蘇我氏を滅亡に追い込んだのが
藤原氏の祖、中臣(藤原)鎌足だとすると
大化の改新も藤原氏の視点で書かれた可能性があり、
隠された事実があるのではないかという指摘には
なるほどとうなづけるものがあります。

本書では、蘇我氏の始祖についても指摘されているので、
興味がある方は読んでみてください。


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「マスクに手洗い、日本は偏執狂」

2009年05月23日 12時46分44秒 | ヒマ話
「マスクに手洗い、日本は偏執狂」 NYタイムズ神戸発ルポ(産経新聞) - goo ニュース

面白おかしく、誤解をまねくような報道をするのは
どこの国でも同じですね。NYタイムズもしかり。
バカな記者がバカな報道をしています。
インフルエンザに過剰反応しているきらいはあると思いますが
「パラノイア」と決めつけられる筋合いはありません!

盧前韓国大統領が自殺か?

2009年05月23日 12時45分23秒 | Weblog
盧前韓国大統領が死去=登山中に滑落、自殺説も-不正疑惑で捜査中(時事通信) - goo ニュース

びっくり仰天のニュースですね。

それにしても、韓国は引退した大統領は不運というか不遇というか
必ずと言っていいほど、次期政権から訴追をうけるような印象が
ありますが、韓国の政治ってそれだけ権力闘争が激しいんでしょうか。

経営におわりはない 藤沢武夫著

2009年05月23日 12時37分02秒 | 書評  ビジネス系
『ホンダ』の創業者本田宗一郎を
経営面から支え続け2人三脚で『ホンダ』を
大きくしていった藤沢武夫さんの自伝です。



『ホンダ』がなぜ一流企業になりえたのかがよくわかる本です。
本田宗一郎自身も偉大な人だと思いますが、
藤澤武夫がいなければ、『ホンダ』はここまではこれなかったのだろうと
思います。「経営者」の質が会社にとってとても重要なことが
よくわかりました。

本田と藤沢の出会いの場面が印象的です。
二人三脚でやろうと決意しながら
お互いに相手のやることに口出ししない。
本田が技術、藤沢が経営。
本田のヒューマニズム、藤沢のロマンチシズム。
なんか、かっこいいですね。
日本の戦後草創期の経営者というのは
かっこいい人が多いですね、人間性や人間関係に憧れてしまいます。

藤沢の目の付けどころがすごいです。
藤沢が本田との出会いで本当に感動したのは
本田の奥さんのうどんを御馳走なったときだという
エピソードが書かれています。
戦後のもののない時代で、
奥さんが藤沢を御馳走するときに
うどんを大きなざるにいっぱいに盛り、、
手一杯のものをごちそうしようという
気持ちが伝わってきたというのです。
もし、奥さんがうどんを小さなざるでだしたら
藤沢は本田と手を結ばなかったかもしれない、
と思うくらいだったそうです。

『人と人との間を結びつける条件は、まず信頼であり、
労わりあいである。その基本は家庭にある。
家庭を大事にしない人、奥さんを大切にしない男はだめだ。』
藤沢さんの言葉です。
大経営者になっても、こういうことがきちんと言えるところが
凄いと思います。

出会いの日に
『得るもの持って別れよう』と約束して25年、
引退の日がやってきます。
ここも非常に感動的な場面でした。
藤沢が辞める日を決意したことを伝え聞いた本田は
自分も一緒に辞める決意をします。
二人の創業者の潔さに心を動かされます。
現代の経営者たちが見習うべき多くのことが
この二人から示唆されているよな気がしてなりません。


どうしてもすぐ読みたくなって
多くの本屋をまわりましたが
なかなか見つけれなくて数か所まわってやっと手に入れた本書。

読んでよかったです。心が洗われました。

読書のよさってこういうところにあるので、
やっぱりやめられませんね。

単に知識を得たり、スキルアップのためだけに
読書をしているわけではありません・・・。





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あなたは社員から求められていますか?

2009年05月21日 01時18分03秒 | 書評  ビジネス系
以前紹介した、
『あなたは会社から求められていますか?』の姉妹書です。
こちらのほうは、日経ビジネスの特集を新たに編集し直しているので、
若干現在の経済情勢にあわせたつくりになっています。



『・・・会社から・・・』を部下に付きつけたら
反対に『・・・社員から・・・』を突き付けられたから読んだ・・・、
というわけではなくて(笑)、
普通にほかの会社の状況って一体どうなっているんだろうという
純粋な好奇心からです。

会社勤めをしていると、
自分の会社の内部事情にはやけに詳しくなりますが、
意外と他社の状況というものはわからないものです。

どこも同じ感じかもしれないし、
自分の会社だけが特殊なのかもしれない。

転職で他業種他業界から来た人には
結構他社の話を聞くとおもしろかったりします。

さて、本書の内容は
サブタイトルで「名ばかり社長」とついていますが
社長だけに焦点を当ててるわけではなく、
管理職、とくに中間管理職の強化に目配りされています。

就職氷河期時代に採用を手控えたことが
現在企業にとっては
部下を育成した経験のない管理職の存在が相当痛手、
もしくは課題になっているようです。

中間管理職の人材育成能力の欠如は
各企業の大きな課題になっている現状が
本書を読んでよくわかります。

ただ、そうなったのも
場当たり的な人材採用のせいだし、
昨今の経済不況でまたぞろ企業は
正社員の整理を始めています。

つい最近まで、
契約社員の正社員化を唱えていた企業が、
です。

それでも
人材育成の方針変更に関しては
誰も責任を取らないからな~。
それじゃぁ、いい人材が育たないわけだよ。

いい加減なことをしていると
そのうち優れた人材が流出してしまいますよ。

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吉田茂 ポピュリズムに背を向けて 北康利著

2009年05月18日 06時41分35秒 | 書評 その他
第二次世界大戦後、昭和21年に首相の座につき
戦後政治の礎を築いた吉田茂の生涯を描いた作品です。

著者は、「白州次郎 占領を背負った男」を書いて
ベストセラーとなった北康利さんです。

吉田茂にまつわるエピソードは多いですが、
本書では丁寧に記述されています。

意外と知れていないのが、
同時代に、同姓同名の政治家がいたこと。
当初はもう一人の「吉田茂」の方が有名だったそうです。



外務省のよきライバル、
広田弘毅との関係も書かれていました。

吉田茂の功績は数多くあると思いますが、
もっとも重要な功績は、
サンフランシスコ講和条約を締結させ、
日本を独立に導いたことです。

本書の後半はその功績を中心に描かれています。

気位が高く、保守的で、気難しい政治家の印象を受けますが、
実際にはユーモアを愛した食えない爺さんだったようです。

周りの人を茶化す
さまざまなジョークには笑えました。

好きな食べ物は何ですか?と聞かれ
「人を食ってます」と答えた人らしい
茶目っ気さを持ちながらも
日本人としての矜持をもって、
戦後の混乱した日本の政治をまとめあげた
吉田茂の魅力が余すところなく描かれていました。

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橋下知事、「新型インフル対応」見直しを厚労相に要請

2009年05月17日 23時19分10秒 | ヒマ話
橋下知事、「新型インフル対応」見直しを厚労相に要請(朝日新聞) - goo ニュース

橋下知事は嫌いですが、今回のインフルエンザに関する知事の見識は
正しいのではないかと思います。

「今回の新型インフルエンザは病原性が低く、
適切な治療を受ければ回復するので落ち着いて行動して欲しい」

事前に言われていたほど
新型インフルの毒性は弱く
過剰反応しすぎなのではないかと。

うちの近くのダイエーの職員は
みんなマスクをしていましたが
ものものしすぎて、
客がまったくマスクをつけていないのと対比して
いささか滑稽でした。

まじめで几帳面な国民性といえばそれまでなんでしょうけど
もう少し適切な対応ができないものかなあと思います。

初期の段階の報道が視聴者を脅かし不安を煽るような
内容だったので、過剰に反応するのもしょうがないとは
思いますが、本当に感染すると重病に陥る病なのでしょうかねぇ。

手洗いや休養や、他人にうつさないといった
対応は必要だと思いますが、
国民生活を麻痺させてまで
取らないといけないほどの対応が必要なのでしょうか。

ちょっと変です。


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菜根譚

2009年05月17日 14時28分19秒 | 書評 その他
仕事をしていると、
本当に腹に据えかねることとか
仕事を投げ出したくなることとか
多々ありますよね。

30代ぐらいだと上司でもあり部下でもあるので、
中間管理職として上からも下からも挟み撃ちになっている
と思われているようです。

(まぁ、これは考え方の持ちようで、
上には言いたいことがいえるし、
下にはエラそうにふるまえると思えば
何とうらやましいポジションとも言えるのですが)

仕事上の人間関係が一番難しいし、
どう対処すべきかは答えのないのが現状です。

でも、どのように生きるべきかの指針になる本は
世の中にはいっぱいありますね。

その一つが
洪自誠著「菜根譚」

以前も紹介したかもしれませんが、
会社で頭にくることがあると
読み返しています。

僕が持っている本は
守屋洋翻訳・解説 菜根譚 PHP研究所版 です。



菜根譚の思想的背景は、儒教・仏教・道教で、
それぞれの思想を融合して、生き方を述べており
参考になることが多いです。

たとえば、

114 立派な人物の条件
 細事の処理にも、手を抜かない。
 人目のないところでも、悪事に手を染めない。
 失意のときでも、投げやりにならない。
 こうあってこそ、初めて立派な人物といえる。

136 部下に対する心得
功績と過失の評価をあいまいにしてはならない。
そんなことをすれば、部下はやる気を失ってしまう。
好悪の感情をあからさまにしてはならない。
そんなことをすれば、部下の心を捉えることができない。

141 楽しみは相手に譲る
失敗の責任は共有すべきだが、成功の報酬は相手に譲った方が良い。
それまで共有しようとすれば、必ず仲違いが生じる。
苦しみは共有すべきだが、楽しみは人に譲った方が良い。
それまで共有しようとすれば、ついには憎しみ合うようになる。


なかなか深い教え教えだと思います。

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最強組織の法則 ピーター・M・センゲ著

2009年05月14日 00時34分10秒 | コンサルティング
ラーニング・オーガ二ゼーション・・・学習する組織ってよく聞く言葉ですが、
この本の著者が最初に提唱したんでしょうか。
初版が1995年、いまから14年も前なのですね。



アマゾンでは絶賛されていた本書。
ずっと読みたかったのですが
ついに読むことができました。

学習する組織の要諦は5つあり、

1 システム思考

2 自己マスタリー

3 メンタル・モデルの克服

4 共有ビジョンの克服

5 チーム学習

のうちでも「システム思考」は他の4つを統合する
もっとも基礎的で中核的な原則といえそうです。

本書は、翻訳本独特の饒舌な文章で溢れているきらいはありますが、
重要な箇所にマーカーを引きながら読んでみると、
生産性のある組織づくりに関する重要なヒントが
随所に隠されていることがわかります。

システム思考についても
いろんな例がだされ
なかなか定義めいた言葉が出てこないのですが、
システム思考とは、
「物事自体ではなくその相互関係を、
静止的な「断片」ではなく
変化のパターンを捉えるための枠組み」
だとされています。

ちなみに、ウィキペディアで検索してみると
システム思考とは、
物事をシステムとして捉え、
その要素間の因果関係をグラフとして表し、
その構造を利用して振舞の特徴把握や定性的な分析を行う考え方

とされていました。

学習する組織を作り上げるためには
システム思考が大事で
システム思考とは何か、
というところまでは理解できましたが、
システム思考をどう活かせば
学習する組織を創り出すことができるのかが
もうひとつピン!とこないので、
もう少し読み込む必要がありそうです。

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