Small, Good Things

ささやかだけど、心に残る毎日を
目指して現在は休暇中

パリの確率

2006-10-03 05:10:44 | * Small, Good Days
(再開すぐで、すっごい重~い内容ですが...)
嫌いじゃないのに付き合えなかった。付き合えない理由は自分でも分からなかった。ハッキリしてたのは、手を繋いで歩くことに嫌悪感と罪悪感を持ってたこと。結果としては、その直感を貫き通し、ハッキリとした理由が分からないままお断りした。でも、直感で動いたから、後になってその理由が欲しくなった。理由がないとすごく不安で、一週間悩み続けた。

急に展望が開けたのはついさっき。悩みながらも参考になりそうなサイトを探していたら、本当にそんなサイトにたどり着いてしまった。それは自分の恋愛感を診断するというサイト。「相手に流されてしまっていませんか?それで辛い思いをしていませんか?」という結果にハッとなった。

そう。相手に流されるままに手を繋いでしまった。でも、本心は手を繋ぐ関係を求めていなかった。人間として大好きでも、異性として好きになれなかった、ということだろう。だから辛かった。今にしてみれば「たったこれだけのことが分からなかったの?」と疑問に感じる。でも学科と実技を一つに組み上げるのが難しいのと一緒で、頭と心ってそう簡単には同じになれないんだと思う。

その答えを見つけた直後に、テレビでフランス映画が流れ始めた。パリ、駅に直結したゴージャスなカフェ。久しぶりにフランス語を再開しようと思っていた矢先に、このフランス映画。つい見入ってしまった。

しばらく観てから思い出したのだけど、お断りした男性は今パリにいる。買い付けでフィレンツェに行った帰りに、パリに立ち寄るって話だった。そっか、このパリに、今、あの人がいるんだ。映画を観ながらしみじみとそう感じた。その男性のことを考えても苦しくならないのは久しぶりだった。

その瞬間に私の中で答えが一直線に並んでしまった。上手く行かなかった苦い恋愛を、大好きなパリが包んでくれたんだ。大きなものに「間違ってないよ」って後押しされているみたいな安心感すら感じた。こういう不思議なフィーリングは信じて大丈夫だ。そして、そこに理由はいらない。28年この自分と生きてきたから、それくらいのことは判る。

残った興味は「その男性が、このタイミングでパリにいる確率」になった。それが天文学的な数字なのか、それとも大したことのない数字なのか、どうしたら計算できるのかな?

ジュンくん、沢山の思い出をありがとう。

そろそろ

2006-10-02 11:21:07 | * Small, Good Days
ブログも復活しようかな、と。

記事を書くより前に、前にお世話になってた人がまだブログを続けているのか気になって、あちこち見て回った。殆どの人が続いてた。嬉しかったな。

ブログを休んでた間は人生のうちで一番色々とあったけど、今になってみれば良かったと思うことだってあるし。うん、気持ちは復活しつつあります。

取り急ぎ、ご報告まで。

同じ顔

2006-05-25 00:59:15 | * Small, Good Days
私の携帯を開くと俊輔がはにかんでる。
私が悲しくても、キレてても、だるくても
いつも同じ顔で笑っててくれる。

恥ずかしい話、今の私にはそんなことが救いだったりして。
いつか私が誰かにとってのそんな存在になるまでは
しばらくこの笑顔の俊輔のお世話になるつもりです。

ヒトにはそんな頑張り方もあるんだな、と。
それだけのお話。

待ち受け画面

2006-05-14 13:35:02 | * Small, Good Days
携帯の待ち受け画面を新しくした。

これまでは自分で撮ったエッフェル塔だったけど、
気の迷いで、つい、中村俊輔のに変えちゃった。
ワールドカップも近いしさぁ...なんつって。

携帯を開くたびに俊輔が笑ってて
私としてはちょっとテレちゃうんだよねえ。
でへ。

<ジーコ監督へ>
俊輔と遠藤を代表に選ばなかったら
暴動起こしちゃうから!!

いつのまにか

2006-05-13 10:31:37 | * Love my Room
本格的な模様替え、のはずがいつのまにか本格的な大掃除になってる。

家具を動かしたらフローリングの床を拭きたくなって、
拭いたらワックスもかけたくなった。
さらに窓際にソファを移動させたら、窓も網戸も汚れが気になって、
気がついたら網戸を外してお風呂場でシャワーかけてた。
お陰で夕闇が広がっていくのをソファで眺めるのが気持ちよくなった。

元々寒い季節の年末年始には大掃除をしない主義だから、
コレで丁度良かったのかも。

明日には、ピカピカになった部屋に新しい家具とリネンが届くんだ。

C18 カラム

2006-05-12 22:11:14 | * ... and Science
どうしても会いたかった上司に会った。
小さな部屋で、私は泣きながらだけど、思ったことを話せた。
そして最後にはまた上司は今後の方針を示してくれた。
いつも思ってるけど、彼の方針は、多分、絶対に間違ってない。
だから、その言葉を信じて私も出来るだけの努力をしようと思った。
また仕事をしたいんだ。それも、この上司と。

話しも終わりかけたころ、思い切って私はお願いをした。
実験でよく使ってた器具が欲しいと言った。
もちろん、もう使えなくなった廃品で良い。
上司はそんな訳の分からないお願いの意味も尋ねることなく、
私のお気に入りの一品を一緒に探してくれた。

そして、今手元にはその器具がある。
たった数ヶ月前まで毎日仕事で触ってたもの。
まさか、自分が仕事ができなくなったときに
コレが欲しくなるなんて思いもしなかった。
単に細い金属の管なのに、いろんな思いがこみあげてきてまた泣いた。

今日からはこれをお守りにしよう。
もっと小さければ携帯のストラップにも出来たんだけど、
私がもらったのは長さが18センチもある。
だから、今日からこれを枕元に置いて寝るんだ。
仕事に完全に復活する日までずっとそうするって決めたんだ。

C18カラムを枕元に置いて寝ている28歳の女性なんて
世界中を探したって私だけだろう。
でも、誰に笑われたってそれでいいと思うんだ。


ベッドの配置

2006-05-06 02:01:07 | * Love my Room
本格的な模様替えを始めた。
前に模様替えしたのはソファが来たときだから、もう三年ぶりになる。

場所を変えただけのベッドでも、今晩は特別な気持ちで横になっている。
まだ慣れていないから、どこかのホテルに泊まってるような気分だ。
それでは、明日の朝の目覚めが良いことを祈って、
おやすみなさい。

自分はダレ

2006-05-02 17:17:01 | * Small, Good Days
本当に自分の感情なのか、まずはそこを疑う癖がついた。

すぐ泣く、すぐ怒る、無口になる。好きだったお酒を飲みたくなくなって、突然の睡魔に襲われることもある。それは私自身の感情なんだろうか?それとも病気による症状なんだろうか?またはそれをコントロールしようとする薬の影響?さらに副作用を抑えるための第二の薬の影響?

自分の感情の裏づけが無いというのは、今までに経験がなく、自分が自分で無くなった気がする。それでは、私はダレなんだろう?その答えは「自分」なんだろう。ただし「感情のコントロールが以前と比較してとんでもなく下手になった『自分』」という前書きつきで。

どこまで行っても、自分は自分。怖いけど、それだけは見失わないで。

はんとし

2006-04-21 21:31:39 | * France-Go !
フランス語のレッスンの予約を入れた。それは実に半年ぶりのこと。

去年の夏、旅行先のパリで知り合った人と色んな話をした。私がフランス語の勉強をしていると言ったら、本当に沢山の人が言葉を教えてくれた。思い出せるだけでもカフェのギャルソン、駅員さん、タクシーの運転手さん、道案内してくれた人、パリを一緒に周ったフランス系カナダ人のオジサン、それからホテルスタッフに、カフェで知り合った男性などなど。「動詞の活用はこうだよ」、「フランス語ではこう言うんだよ」、「この発音は英語とは違うんだよ」...。そこには日本で受けるレッスンとは違った緊張感とリアルさがあった。言葉って本来はこうやって日常の中で覚えるものなんだと実感した。

日本に帰ってしばらくの間、レッスンに行くのが嫌だった。それまでの全てのレッスンよりも、たった七日間のフランス滞在のほうが有益で、自然で、効果的だと思ったからだ。そのうちに仕事が忙しくなり、体調を崩したせいもあって半年もお休みしてしまった。でも、その間もずっと気になっていた。耳に入るフランス語がほんのちょっとでも聞き取れると嬉しかったし、手帳はフランス語表記のものに変えた。

会社に提出した履歴書の特技欄に「フランス語」と書いてしまった。気になる人は私の事を「フランス語を頑張ってる前向きな子」と思っているらしい。四月だし、暖かくなったし、体調も良くなってきたし...。理由を挙げればキリがないけど。ただ自分としては「機が熟した」というのが一番シックリくる。

だから何事もなかったように、サラリと復活しよう。

先生への報告

2006-04-20 02:06:47 | * Small, Good Days
先生との約束だけは破りたくないって思ってる。
それは、彼を信じることが一番の近道で、
信じると決めた以上は約束も守りたいからだ。

今まで一方的に力を貸してくれた先生が、私に課題を課した。
ある意味、私を信頼してくれているということだろう。

とにかく約束を守ることだけを考えていた。
少なくとも最初の一日くらいは頑張りたかった。
だから無事に今日が終わったとき、
約束を守った自分を自分で褒めることよりも、
早くこれを先生に報告したいと思った。
先生に褒めてもらいたい。

子供の頃、
こんな気持ちで母親に報告した出来事がいくつかあった気がする。