ひなげし日記

本と映画とお芝居と…

孫と同い年・・・

2018年01月31日 | 日記

昨日の夕方、直ぐ近所で大事故。私は7時に二階へ上がって、やけに窓からの明かりがピカピカ、チカチカしてるなあと覗いたら、この間解体を済ませた家の跡地の辺りが随分ざわついている。そう言えば何度もサイレンの音が聞こえていたなと思いだす。が、まさか大事故とは・・・「火事かな?」くらいに思っていた。持って上がったバッグの中の携帯が着メルを知らせている。義姉のメールに「事故はTのどの辺り?」娘からは「Tで事故があって小学生が1人亡くなったって」と。返事を打ってる途中でも着信が続く。済ませて電話するが出ない、またメール、返信、電話・・・・

かけ直していた長女からで、出ると「あー、やっとつながった!!」履歴を見ると10回以上。「70代の女性って出てるから、心配で心配で・・・みんな凄く心配して、Kくんまで。テレビで全国放送よ」「ごめん、今メールで知った。私は大丈夫だから」「でもいくらメールしても、かけても、家電しても出ないし・・・もしかお母さんが加害者になったんじゃ・・・と。うちの事務局へ寄った後買い物すると言ってたから、こんな遅くまでかかるはずないと思っても、やっぱり気になって・・・・」 私は部屋で探し物に懸命、サイレンも聞こえたが、わざわざ外に出て見る気にもなれず、暖房もつけずに長いこといて寒さにたまらず打ち切った。で、二階に上がって初めて事故を知ったわけ。「電話はいつもポケットにでも入れておいて、携帯の意味が無いが。心配かけたんだから直ぐみんなに無事だって知らせんとダメよ」「うん,分かった。心配かけたね、本当にありがとう!」

女性で年齢も同じ、Tが現場住所、運転下手で暗くなると特に最近は辛いと言ってるし、娘らがもしや私と思ったのもうなづける。その上メールも電話も出ない・・・これは! 知らなかったとは言え、随分心配かけただろう、ごめんね。こんなに気にかけていてくれるんだと、本当に嬉しいしありがたかった。

少し前からやっとネットで事故の事を知る。一杯記事が載ってる。写真見ると直ぐそこの感知式信号のところ、解体した家の少し上、ゆるいカーブの向こうのブドウの温室が並んだ辺りのよう。信号が変わって渡り、歩きだしてちょっと行ったあたりで事故に巻き込まれたのか?ほんの少しずれていたらこんな事故には遭わずに済んだのにと・・・ 全校生徒数が60人にも満たない小さな学校、その中から1人。

高齢者ばかりが増えていく中、子どもさんの数はどんどん減り、今何人の地域だろう?こんな小さなところにも「学童の下校の列に車が突っ込む!」なんて事故が起こるんだ。大きな都会の事と思っていた。ご近所の顔見知りの方のお子さん、朝の挨拶運動で学校の前で生徒さんを迎え「お早う、寒いね」「みんな元気だね。気をつけて行ってらっしゃい」と、この子の集団登校の列を迎えたのもこの間だのに。9才まで育て逝かれたら、ご家族はどんな思いでおられるか・・・「ご冥福を…」と言うのも上っ面に思える。


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2 コメント

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後日、知ったこと。 (T)
2018-06-29 16:54:12
亡くなられたお子さんのお父さんと、家の末っ子が同級生だった。[Tっくん」と、小学校の時は呼んでた。これはあとで娘に聞いた話で、こういうのが分かると余計辛い。おじいちゃんが毎日朝晩車で近くの公民館まで送り迎えしておられたそうだ。ここから他の子と一緒に登校していたそうで、お家はほんとに遠く、お元気ですか訪問でも行ったが、集落から離れポツンポツンとある家の一番奥になる。途中まででも送らないと小さな女の子一人では送り出せないだろう。この公民館と事故があった場所はほんの少し離れているだけ。この日も公民館で下校を待っておられて事故を知られたのだろう。
もう一人の犠牲者。 (T)
2018-06-29 17:05:47
先日、お元気ですか訪問月でWさんのお家に行った。話している内お孫さんの話になり「やっとリハビリが出来るようになりました」と言われ、「どうされたんですか?」と聞くと、この事故で重傷だったお子さんがWさんのお孫さんだった。知らなかった。あれから5カ月近くになる、リハビリも出来ないほど大変な状態だったという訳で、入院先が少し遠い病院なのでご両親もなかなか見舞いに行けず、「寂しい思いをさせています」と言われていた。私は近所のことなのに知らないことだらけだ。

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