最終回
『禁断の最終回』
秋山マリエと川井を味方につけた。
あとは池沢も味方に引き込むだけ。
「秋山さんと一緒にファイナルゲームに進む。
そのためには葛城さんに勝たなければならない。」
しかし葛城が気付いた。
「この中に裏切り者がいます。
その人物は今はまだ分かりません。
ただし時間の問題ですよ。」
「さっきは危なかったな。」と川井がマリエに話しかけ、
それをモモコに録音されてしまった。
葛城は2人を椅子に座らせ、手を後ろで縛られ、
猿轡と目隠しをされる。
「10分間差し上げます。
その間に全てを話したら、
忠誠ポイント50差し上げましょう。
ただし先に自白した方のみです。」
暗闇の中で物音がしたがマリエは耐えた。
時間が来て目隠しを外されると、
横にいたはずの川井が・・・
川井に掴みかかるマリエ。
「おめえが変な物音たてっから
先に裏切ったと思ったんだよ。」
「そんなものです。人間と言う生き物は。
あなたは秋山くんが更に池沢くんを
仲間にしようとしていると言いましたよね。
ならば次のゲーム、池沢くん国境に行って下さい。
秋山くんに出て来てもらいましょう。」
そして秋山が出て来た。
12ゲーム目終了。
「川井が言った通り、
全く同じ作戦を持ち掛けられました。」
「マリエさん、あなたにチャンスをあげましょう。
重要な仕事をやってもらいます。
秋山くんの策、それを実行して下さい。
彼の作戦はまず17個の金塊を集約したカードを金庫室に隠し、
裏切り者が運び人になったらカードの隠し場所を教える。
裏切り者はそのカードで
我々の陣地にある金庫から17個の金塊を引き出し、
それを光の国の陣地の金庫に入れて
秋山くんたちの金塊を増やす。
そして国境に入り保安官として待っている秋山くんに
カードを返す。
ただしあなたには運ぶふりをして
金塊を持ち帰って来てもらいます。」
13ゲーム目。
マリエがゲームに向かうがカードの隠し場所を提示しない。
次は池沢。
マリエが秋山に話をして警戒を解いたと言う。
「池沢くん。
あなたが次のゲーム、ここに17個の金塊を持ち帰って下さい。」
秋山は池沢にカードを見せる。
『光の国、金庫扉裏』
池沢は17個の金塊を持ち帰る。
15ゲーム目。
直とモモコはお互いにパスで何も動かなかった。
これからのゲームは、金塊の数を公表しながら進む。
「光の国の皆さん。
敵ながら素晴らしい戦いぶりでした。
特に秋山くん。正直驚きました。
私が運ばせた17個の金塊をとっさに隠すという機転。
いや、ハッタリには。
マリエさん、川井くんもあっさり寝返らせたようですね。
でも池沢くんは私に忠誠を誓ってくれましたよ。
全ての金塊はこちらの陣地にあるということです。
このままゲームが終われば金塊は全て私たちの物になる。
やはりこういう結果になりましたね。
秋山くん。大学時代、私はあなたに勝った。
あなたは大学から消え、私は教授になった。
今度も消えてもらいましょう。
秋山くん。私の勝ちです。」
獲得済み金塊の数を公表。
光の国8個。炎の国6個。
各国が金庫内に残している金塊。
光の国0。炎の国34個。
よって合計獲得数は、
光の国42個。炎の国6個。
「勝ってるんですけど~。」と驚きの福永。
他の人たちも何がなんだか分からない。
「残念だったな。
教えてやるよ、事の一部始終を。
今回の作戦、俺たちはまずマリエから切り崩しに掛かった。
そしたらみんなすぐにお前を裏切った。」
「違う! 池沢は裏切ってない。
川井だって、マリエを出し抜いて。」とモモコ。
「ちげえんだよ。
実はまだ繋がってんだよ。俺たち2人。
あれは裏切ったふりしただけ。」と川井。
「そもそもあんたらは根本から勘違いしてんのよ。」とマリエ。
「そう言うこと。俺も裏切ってんだよ。
2人を縛り上げる前からね。
葛城が気付く前に俺たち3人は同盟を結んでたのさ。」
「川井が自白した時、同盟は関係は崩壊したと思った。
『安心しろ、これは芝居だ。
葛城はお前が裏切ったことに気付いてない。
作戦実行出来る』とマリエにメモを見せる川井。
何も知らないマリエのあのリアルなリアクションが、
葛城の心に隙を生んだ。
そしてあの後、マリエも真実を知った。
川井が、目隠しに『池沢は仲間だ。作戦続行』と
書いてマリエに読ませた。
お前は川井の真意を確かめるために池沢を使った。
池沢がすでに寝返っているとも知らずにな。
あの瞬間、勝負は決まったんだよ。」
「俺は、あん時、秋山が1枚に集約したカードを使って、
17個の金塊を向こうの陣地に移したんだよ。」
「まだ気付かないのか?
お前は重大なミスを犯したんだ。
駄目だろ。こんなもん配っちゃ。」
マリエから借りたボイスレコーダー。
秋山は寝返った方が得だと吹き込んで、
レコーダーを川井に渡し、川井が池沢に回した。
「支配することに拘り過ぎて、
策に溺れたなぁ、葛城。」
池沢が運んだのは17個。
残りの17個は秋山がスピーカーの磁石を使い、
カードを駄目にして再発行してもらい運んでいた。
使えなくなったカードの方ををリョウに渡していた。
「そして俺はそのカードを使い、
お前らの金庫を開け、
残りの17個の金塊を突っ込んだ。
つまり俺たちの陣地に運んだって訳だ。
お前は俺たちの金塊を隠すように指示した。
だがあの時金塊は全て俺たちの陣地にあった。
だからマリエは予定外のアクシデントがあったように装い、
国境で俺からの指示を受けた。
俺の指示を更に池沢に渡した。
そして池沢は、金塊を光の国に運んだ。
終わったな。」
「一体いくらで寝返ったの?」と葛城。
「金じゃねえよ。」と川井。
「じゃ何? 秋山はどんな手で?」
「秋山じゃねえよ。
俺たちは直ちゃんに従ったんだ。」と池沢。
『私たちは必ずみなさんのことを救います。
信じてください。』
「俺は彼女の言葉だから信用出来た。
だから秋山の誘いにも乗った。」
「そんな偽善・・・」
「偽善じゃねえ。
彼女はこう言ってた。
ヒロカもモモコも救うって。
そして葛城、お前も救うってな。
いるんだよ、そういう人間も。」
「葛城、お前は恐怖で持ってプレーヤーを支配することで
勝てると信じていた。
だがプレーヤーを信じ続けた神埼直はどうだ。
分かったか?
どうやら消えるのは俺じゃなくてお前みたいだな。
葛城、お前の負けだ。」
直は秋山に、葛城は本当は冷たい人ではないと思うと。
大学時代のことを聞いたと直。
「秋山さん。
葛城さんの金庫に金塊を入れてあげて下さい。
葛城さんを許して下さい。」
秋山が部屋を出て行った。
葛城のダミーを見破って金塊は移動せず。
リーダーは自分の陣地にある金塊を
全て相手に奪われるという大敗を喫した場合、
責任を取り、国全体の負債の半分を肩代わりしなければならない。
最終、20ゲーム目。
「何だったんだろうな?
お前にはあって、俺にはないものって。
きっと、これが答えだ。」
そう言って、秋山はカードを渡した。
カードを入れ、金庫を開ける葛城。
金庫の中身は空だった。
が、扉の後ろに金塊が1つ置かれていた。
最終結果は光の国41個、炎の国は7個。
「でも直ちゃん。いいのかよ。
これでファイナルステージへの権利が1つ減ったんだぞ。」
「いいんです。
私はファイナル出場を辞退します。
このライアーゲームをなくしたい。
そう思って戦ってきました。
だから本当は最後まで一緒に戦いたかった。
秋山さん。必ず勝って、このゲームを終わらせて下さい。
私は秋山さんに全てを託します。」
ファイナルには秋山と福永が進出。
別会場の横谷は、
お金は充分だからファイナルステージは辞退すると。
直たちは賞金を分けあい、
全員借金なしでセミファイナルを終えた。
『こうして私は、この長い戦いから抜け出したのです。
2年前、ライアーゲームに巻き込まれた私は、
人間の中に潜む欲望の深さを思い知らされました。
なぜこのようなゲームが存在するのか、
その理由は秋山さんがきっと解明してくれる。
でも私は思うのです。
このゲームは人が騙し合うだけのゲームではない。
きっと人間がどこまで人を信じられるのかを
見極めるゲームなのだと。』
3ヵ月後。
直が帰宅してポストを開けると、
そこにはファイナルステージへの招待状が。
谷村が出て来て言った。
「実はファイナルステージを棄権したプレイヤーが出てね。
それでファイナル出場の権利が回って来た訳。」
「私はファイナルステージには出ません。」
「呑気なこと言ってんじゃないよ。
このままだと間違いなく秋山は負ける。
これまで君は何度も秋山に助けてもらった。
今度は君が秋山を救う番なんだ。」
映画に続く~。
また直は谷村の言葉に乗せられちゃうんだろうね。
折角抜けれたのに・・・
けど映画に直が出なかったらライアーゲームじゃないか。
横谷は何の為に出て来たんでしょう?
映画に出ると思ったのに、
秋山と再対決しないまま終わるのかい。
まぁ、別にどうでもいいんだけどさ。
それにしても・・・
ゲームがイマイチ理解出来なかった(‐∀‐;)
ライアーゲーム 全11話
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話
もうちょっと映画を見たくなるような作りにすればいいのに・・・。
あまりスッキリしませんでした。
映画も微妙そう・・・
多分レンタルかTVでやったら見ます。
わかり難かったね
ゆえに誤魔化されたような
騙されたような気も(笑)
秋山はカッコいいけど
やってくれるだろうは
前シーズンを見てるだけに
必ずやってくれるから(笑)
ハラハラ感は薄れちゃったかな
ファイナルもドラマで
やって欲しかったデス。
映画館に行くほどでは
ないよね(おい!、、)
確かに騙されたような気もします(笑)
秋山がやってくれることは分かってたから、
前回よりはハラハラは少なかったですね。
ファイナルまでドラマでやって欲しかったです。
映画館には行かないですよね(‐∀‐;)