まったり☆てぃ~たいむ

いくら寝ても眠いのは何故?(・ω・*)?

鍵のかかった部屋 Episode4

2012-05-09 18:03:53 | ドラマ

Episode4

『黒い牙』





「毒殺と言われてまずイメージするのはなんですか?

青酸カリ、ヒ素、トリカブト。

そんな感じでしょうか。

今回は普通ではちょっと考えつかないような

変わった毒を用いて殺人が行われました。

ドアや窓は勿論、

あらゆる隙間を全て塞がれたこの部屋は

まさに蜘蛛の子1匹通れない状態です。

とすると、一体犯人はどこへ消えてしまったのか。

ヒントになるか分かりませんが、

ひとつ言えるのは、

人は様々な情報や経験から、

思い込みで判断しがちだということです。

その思い込みを捨てない限り

決して答えを見つけることは出来ないでしょう。



取材を受けている芹沢。

最近密室解明に一役買っている噂を聞き、

インタビューをしに来たと女性記者。



あるマンションを外から窺っている怪しい男。


自宅にいた純子は物音を感じ、

芹沢に助けを求める電話。


芹沢は取材中にも関わらず純子のところへ駆けつけた。

部屋の外にいた純子。

一緒に部屋の中へ入ってゴキブリ探し。

探すがいないから諦めろと芹沢は言うが、

始末してくれないと住めないと純子。


「いいか? 俺はな、雑誌のインタビューを受けてたんだよ。

インタビューだからまだいいよ。

これがもしクライアントのさ、

重要な交渉の最中だったらどうするつもりだよ。」


「芹沢さん雑誌に載るんですか? 凄~い。」


「いやさぁ。 俺この頃

立て続けに密室事件を解決してるじゃないか。

それが噂になってるらしくてさ。

参っちゃうよな(笑)」


「密室事件はそれは榎本さんが―」


その時ゴキブリ現る!!

芹沢が殺虫剤を噴射!!



外へ出て来た純子と芹沢。

管理人が怪しい男に絡まれ、助けを求めて来た。

その男は古溝と名乗り、

生物系の雑誌のライターをしていると。

このマンションの一室を友人が所有しているのだが、

10日前に事故で亡くなり、

ペットたちが今も部屋に残されているから、

その子たちを引き取りたいのだが、

友人の妻が中へ入れてくれないと。


「お願いします!

なんとか部屋へ入れるようにして下さい。

友人が死んだ後、あの女はあの子たちに

餌も与えずなんの世話もしてないんです。

このままじゃ、みんな飢え死にしてしまう。

僕はあの子たちを救い出したいんです。」


芹沢はなんとか断ろうとするが、

そこへさっきの記者が現れ写真を撮った途端、

芹沢はポーズをとる。



噂の友人の妻・桑島美香に会いに行く芹沢と純子。

そこは和菓子屋で出て来た美人の奥さんを見て

態度を豹変する芹沢。

そして弁護士を名乗り古溝がペットを

引き取りたいとの話をする。

そこへ義母が現れ芹沢たちを紹介し、

中で話をすることになった。



引き取りは断ったはずだと美香。

主人の形見のようなものだから渡す訳にはいかないと。



榎本に話をしに行く芹沢と純子。


「結局交渉は拒否されたってことですか?」


「2匹だけ引き渡しに同意してくれたよ。」


元々古溝が飼っていた2匹を預けていたらしく、

その2匹については所有権が発生するため、

納得してくれたと。


「奥さんはホントに餌をやっていなかったんですか?」


「本人が認めた。」


「ご主人の形見を心証の悪い男に

渡したくないという気持ちは分かりますが、

だったら何故ペットの世話をしないんでしょうか。」



一緒に桑島の部屋へ入ることになった芹沢と純子。

古溝は靴を脱いで上がったが、

美香は土足のまま上がっていった。

ゴミ箱に捨ててあった水槽用のボンベを見た純子は、

きっとペットは熱帯魚だと言う。

しかし・・・なんとペットは・・・


「気をつけて下さいよ。」


「ニコールは僕を噛んだりはしませんよ。」


「あの、噛むってなんですか?」


「大丈夫です。

この子は人を殺すほどの毒は持ってませんから。

万が一噛まれたとしても、

桑島のようなことにはなりませんよ。」


古溝が芹沢と純子に見せたのは蜘蛛だった!!



「所謂、タランチュラですか。」


桑島の母親も息子の趣味には辟易してたらしい。

桑島は飼っていた毒蜘蛛に噛まれて亡くなったと。


「タランチュラは恐ろしいクモのイメージがありますが、

確か、実際には噛まれて死ぬほどの毒は

持っていないはずです。

そんなに強い毒を持つ蜘蛛もいたんですか?」


古溝が言うには、

クロドクシボグモ通称バナナスパイダー、

世界最強の毒蜘蛛だと。

1匹で80人を殺せるだけの毒液を持っていて、

攻撃的な性質で動きも俊敏。

一旦噛まれたら血清がないとまず助からないとのこと。

しかし桑島は毒性については当然熟知していたはず。

警察が言うには、餌をあげようとした瞬間、

指を噛まれたんだろうと言っていたよう。

水槽の中にピンセットが残っていたかららしいが・・・

蜘蛛の餌はコオロギ。

タランチュラは獲物の体内に消化液を注入し、

体組織を溶かして吸い上げるのだと古溝。



「餌をやる時に指を噛まれた。

それだけの猛毒を持つ蜘蛛を扱うにしては、

あまりにも不注意ですね。」


榎本の言葉に芹沢も納得し、

何か引っかかっていたけどやっと分かったと。

水槽に残っていたピンセットは、

先端が地面に刺さって横の流木に寄りかかっていたと。

丁度フタの真下の位置にあって、

上からそっと落としたみたいだと言う。

毒蜘蛛に噛まれたら慌てて手を引っ込める。

その時にピンセットを放したなら、

ピンセットは勢いがついてどこかへ飛ぶ。

とてもあんな状態で残ってるとは思えない。

しかも桑島は古溝が餌をやる時に使っていたような

昆虫専用のピンセットを使ってなかったと。


「まあ、どっちにしても決め手にはなんないけどね。

警察も事件性なしと判断したんだからさ。」


「その根拠は?」


「部屋は完全な密室だったからだそうだ。」


「事故でなかったという可能性はあります。

水槽の中にあったものは蜘蛛と流木とピンセット。

それだけでしたよね?」


「それだけ。」


「桑島さんが餌を与えてる時に

蜘蛛に噛まれてピンセットを落としたんなら、

当然コオロギも水槽の中に残っていたはずです。

その後、蜘蛛に食べられたとしても

中身を吸い出すだけなら、

コオロギの皮は・・・どこに消えたんでしょうか。」



純子のマンションへやって来た芹沢と榎本。

桑島の部屋は純子と同じ間取りのため、

チェックしに来た。

いいっていうまで入らないでと純子。

その間に桑島の部屋のドアをチェックする榎本と芹沢。

純子は急いで部屋を片づけ中。

その時、もう既に2人は入って来ていた。


「間取りは全て同じですか?」


「あ、はい。

桑島さんの部屋の窓には鍵付きの補助錠が付けられていて、

あと、流し台とコンロの隙間が全部テープで塞がれていました。

換気扇とか確か排水溝もネットで覆われていたと思います。」


「タランチュラが逃げ出したら大変ですからね。

徹底的に開口部を塞いだんでしょう。」


「ドアも窓も施錠されていて、

鍵は桑島夫妻が

それぞれに持っていた2つしかないそうです。」


「それにしても色気のない部屋だなぁ、おい。」


芹沢が部屋をチェック。

そしてエスプレッソくれとか純子と漫才。

その間も榎本は黙々とチェック中。


「じゃあ、コーヒーでいいや。」


「ハア~・・・榎本さんもコーヒーでいいですか?」


「僕は結構です。 もう終わりましたから。」


「終わった?」


「はい。」


「何が?」


「検証です。」


「終わった?」


「はい。」


「何が?」


「検証です。」


ドアの鍵はICチップ付きで

不正開錠も合鍵を作ることも不可能。

窓も補助錠が付いていたなら、

外から鍵をかけ直すことは出来ない。

更にドアポストを除いた開口部は

全てテープで塞がれていた。

釣り糸かサムターン回しをポストに通して、

外から鍵をかけられないか考えたが、

防犯用のカバーがネックになってトリックは無理。


「つまり桑島さんが毒蜘蛛に噛まれた時、

現場は完全な密室だったということです。」



この間の記者・矢口と会う芹沢と純子。

やっぱり事故死だったと。

矢口は奥さんが犯人ってことはないかと聞くが、

桑島が夜10時頃に1人でマンションに入るのを

管理人が見ていて、

死亡推定時刻はその1時間後だと。

桑島が亡くなった夜、美香は家にいた。

夜に外出した様子はなかったと姑が言っていたし、

遺体を発見したのは翌朝で、

フロアを掃除していた管理人がその場に居合わせていた。

矢口は桑島の和菓子屋周辺で聞き込みをしたと。

桑島と美香との間には離婚話があり、

女将が世間体が悪いと愚痴っていたとのこと。

離婚の理由はハッキリしないが、

嫁と姑の仲は相当悪かったらしい。

桑島が蜘蛛部屋に泊まることも珍しくなかった。


その時、芹沢に古溝から電話。

部屋の子たちを全部連れて帰っていいとのことだった。

明日の9時にマンションに行くことになったと。

盗んだとか言いがかりつけられたくないから、

芹沢も立ち会って欲しいと頼まれる。


なんか腑に落ちないと芹沢。

純子が美香に会って確かめて来ると言うが芹沢に止められる。


「いいか? あくまでも依頼主は古溝さんだ。

下手したら利益相反になる。」


「蜘蛛2匹の引き渡しは既に完了した案件だし、

今新たな依頼を受けたのは芹沢さんですから

私には関係ありません。

これはあくまでも個人的な興味です。 では。」



純子は店を訪ねたが美香は留守だった。

義母が純子に相談。

今朝送られて来たというファックスを見せられる。

そこには桑島の写真つきの記事だった。

食品を扱ってる会社の社長が

毒蜘蛛を飼っていたことが世間に知れたらお終いだと。

美香は差出人に心当たりがある。

絶対記事に出ないようにすると言ったらし。

純子は古溝がライターだったのを思い出す。

蜘蛛なんか飼うなと言ったのに

親の言うこと聞かないからと愚痴を言う義母。

美香との結婚も反対だったようで・・・

その時、美香が帰って来た。

義母は美香に嫌味を言い去って行く。


記事のことを訊ねる純子。

どの道、あの蜘蛛は全て処分するつもりだったと美香。

義母から餌をやらずに飢え死にさせるよう言われたらしい。



榎本のところで和菓子を食べながら

美香たちの話す純子。

ファックスで送られて来た写真は、

古溝の雑誌の取材協力した時のものらしい。

2人は中野にある専門のペットショップで知り合い、

お互い素性をしらなかったんだけど、

桑島が社長だと分かった途端、

古溝が高額な仲介料を要求するようになった。

桑島は蜘蛛を購入する際、古溝に仲介してもらってて、

収拾していたタランチュラの中には、

入手困難で高値がついているものが沢山あると。

それが目的で桑島を殺したとしても不思議じゃない。

なんとなく桑島が事故で死んだとは思えないと純子。

その時、食べた和菓子の餡子にヨモギが混ざってて、

ヨモギが嫌いな純子は声をあげた。

ヨモギ餅は緑色にして欲しいと。

見た目で判別出来ないとうっかり手を出しちゃうとのこと。


「事故ではないですよ。

桑島さんは殺されたんだと思います。」


「殺された?」


「恐らく。」


「えっ? 完全な密室だって言ってませんでした?」


「はい。 でも他殺じゃないとは言ってません。」


「え~っ! ちょっと!! 意味が分かりません。」


「毒蜘蛛に噛ませるという殺害方法なら、

犯人がその場に居合わせる必要はないですから。

被害者が噛まれる仕掛けを作っておいて、

後は安全な場所で待ってればいいんです。」



芹沢に話した純子。


「どうしてそれを先に言わないんだよ。」


「榎本さんが密室にしか興味ないこと忘れてました。」



榎本はペットショップへ行き、

タランチュラとコオロギは餌を食べずに

どのくらい生きられるか訊ねる。

すると大抵の蜘蛛は最低でも

1ヶ月は餌がなくても死なないらしい。

コオロギはもって1週間だと。

クロドクシボグモが置いてあるか聞くが、

危険だから扱ってないと言われる。

しかし写真を見せてもらえた榎本。


「これ、つがいですか?」


「そう。 でも同じ水槽に入れるのは発情期だけ。

それ以外は共食いしちゃうから。」


何か思いついた榎本。



「あの部屋にはまだ何かが残っているかもしれません。」


古溝が蜘蛛の引渡を要求するのは、

何かを回収するために部屋に入りたいからでは?

或いは美香が頑なに引渡を拒むのは、

何かを隠し隠滅したかったからだとも考えられる。

その何かはまだ特定出来ないが、

殺人に繋がる確かな物証だと思うと。

それが始末されたら真相には辿り着けない。

明日の9時に引き渡しだから、

一緒に来て実際の現場を見て欲しいと榎本に頼む純子。


「分かりました。

明日がラストチャンスです。」



翌日、引き渡しの立ち会いに行く。

冷蔵庫に蜘蛛を入れる古溝を見て、

死なないのかと芹沢。

冬眠状態になるだけらしい。

二酸化炭素で麻酔をかける手もあるけど、

代謝が下がって脚が壊死する危険性があるから、

自分たちは使わないと。

桑島のお気に入りだったキャメロンが

いないことに気づいた古溝に、

そのクモは死んだと美香。

芹沢は古溝が持っているものに不審を抱く。

キャメロンのつがいの金太郎だと説明されるが、

中身を見せてと揉み合っているうちに、

中から蜘蛛が飛び出す。

噛まれたと言う芹沢、焦る純子。

慌てて救急車を呼ぼうとする美香に、

この子に噛まれても死ぬことはないと古溝。

しかしもしものことがあったらと怒る美香。

この蜘蛛の毒性は大して強くないって知ってるだろと

美香に怒鳴りつける古溝。

芹沢には自分が消毒すると言う。


そのやり取りを聞いていた榎本は、

純子が言っていた言葉を思い出す。


『見た目で判別出来ないと

うっかり手出しちゃうじゃないですか』


指を磨り合わせ考える。

そして鍵が外れた。


「そういうことか。」


「みなさん! 密室は破れました。 ねっ?」


「まあ、そうですね。

犯人が密室を利用してどんな罠を仕掛けたのか

やっと分かりました。」


「犯人?」


「何言ってるんですか!?

あれは事故だったんですよ?」


「いえ。 事故ではありません。

桑島さんは殺されたんです。」


古溝にクロドクシボグモのことを聞く。

ここには1匹しかいないけど、本当は2匹いたのでは?

雑誌に掲載されていた写真には2匹写っていた。

あれはここで撮影したものだろと。

危険だから飼うなと言われている最強の毒蜘蛛が

逃げ出したとなったら世間から何言われるか。

しかも個人輸入してるとなったらバッシングを受けるから、

いなくなったことを黙っていたらしい。

前回来た時に行方不明だと気づいたから、

靴を履いて来たんだろうと榎本。

その点、美香は前回も靴を履いていた。

蜘蛛だらけの部屋に靴なしでは入れないと美香。


「弁護士さん。

桑島を殺したのは僕じゃないですよ。

きっとあの女です。

最初からそうじゃないかと思ってたんだよ。」


「ちょっと、失礼なこと言わないで下さい。

あなたこそ、蜘蛛欲しさに主人を殺したんじゃないですか?」


蜘蛛はどこだと騒ぐ純子。

危険だから部屋を出ようと芹沢。


「大丈夫ですよ。

居場所は大体見当がついてます。」


キャメロンが死んだのは確かか、

死骸を見たのかと美香に問う榎本。

見てないけど桑島が始末したと確かに言っていたと言う。


「ホントのことを話してくれませんか?」


「ホントのこと?」


「なんだよ。 キャメロンは死んだんじゃなかったのかよ?」


「何を仰ってるのか分かりません。」


「では僕が話しましょう。

あの日の昼間、美香さんはこの部屋を訪ねたんです。

そして二酸化炭素のボンベを使いキャメロンを殺した後、

死骸から中身を抜き取って、

皮だけをクロドクシボグモに被せた。」


「皮を被せた?」


「そうです。 それをキャメロンの水槽に戻しておけば、

クロドクシボグモは

チャコジャイアントゴールデンストライプニーに見えるでしょう。

だから桑島さんはいつものようにキャメロンを手に取ろうとして、

キャメロンに噛まれた程度なら大騒ぎする必要はない。

応急処置をしておけば充分です。

でも実際には猛毒が体中を回り、

彼は命を落としてしまったんです。

翌日、美香さんは管理人が

掃除をしているタイミングを見計らい、

遺体を発見しました。

いかにも餌やりの途中で事故に遭ったような状況を作り、

後は殺害に使ったクモを回収すれば

全てが完了するはずだった。

しかし残念ながら見つけることは出来なかった。

だから古溝さんへの引き渡しを拒んでいたんです。

クモたちに餌をやらず全てを処分することが出来れば、

クロドクシボグモがいなくなったことに気づかれずに済む。」


美香が蜘蛛の毒性について知っていたなら、

芹沢が噛まれた時、あんなに慌てることはなかったはず。

けど美香は本気で慌てていた。

金太郎を行方不明のクロドクシボグモと勘違いしたから。

それでも美香は認めず、犯人だと言うなら

キャメロンの皮を被った蜘蛛はどこにいるんだと。


「コオロギが餌なしで生きられるのは、

せいぜい1週間だそうです。

なのに、どうしてあんなに元気そうなんでしょうね。」


何かに気づいた古溝が

コオロギが入っている水槽の流木をよけると・・・


「あっ! 流木の下にキャメロンが。」


「正確には、キャメロンの皮を被った

クロドクシボグモです。

おそらく部屋を徘徊し、

餌を求めて水槽に入ったんでしょうが

多勢に無勢だったようですね。

コオロギは雑食ですから。」


もう言い逃れ出来ないのでは?と芹沢。


「何それ。 笑える。」


姑に何を言われても痛くも痒くもないと。

桑島のこともキャッシュディスペンサーのようなもの。

いい暮らしが出来るんだから、

多少のことには目を瞑らないとと言う美香。

桑島とはお金目当てで結婚したらしい。

そのことを桑島が知って離婚しようとしていたが、

美香が絶対別れないと言い張った。

離婚される前に殺して遺産を相続しようとしたよう。


「人の戸籍を汚しておいて、

慰謝料だけで済まそうなんて

都合のいいこと言い出すからです。

それのどこが悪いんですか?

大体、打算のない純粋な愛情だけで結婚する女なんて、

ホントに存在するんでしょうか?

あなたは自分がそうだって言い切れる?

私と世の中の女たちのどこが違うって訳?

誰か教えてよ!!」



芹沢はまた矢口の取材を受けていた。


「矢口さんの前で大変申し訳ありませんが、

女性ってのはホントに恐ろしいもんだと思いました。

毒蜘蛛の方がよっぽど可愛いって

古溝さん仰ってましたけど、

その気持ちね、ちょっとだけ分かるような気がします。」


「まさに狂気の沙汰って感じですね。」


「密室事件はもう懲り懲りです。

これからは企業法務に専念しますよ。」


名誉の負傷姿を撮っていいかと言われ、

ノリノリでポーズをする芹沢。



純子は榎本のところへ行く。

良かったら食べてとチョコレートの箱を出した。


「正直、美香さんの告白にはショックでした。

同じ女性として、自分の中にも

ああいう狂気があるのかなって。」


「ないでしょう。」


「ん?」


「青砥さんには、ないですよ。」


出されたチョコレートを一つ取り口に入れようとした時、

純子が言った。


「気をつけて下さい。

中に何が入ってるか分かりませんよ。」


口に入れた榎本・・・少しだけ笑顔になった。





いや~、美香のあの開き直り方が凄かったね。


さすがにお金目当てだけでは結婚出来ないなぁ・・・


しかし蜘蛛嫌いなのによく皮だけにしたよね(-_-;)


それもお金のためってこと?


あたしには無理だ!!


あんなの触れないよ~(>ω<。)


にしても、純子と芹沢は榎本のこと


探偵だと思ってるんじゃないだろうか・・・


もはや密室の謎を解くというよりは、


犯人捜しを頼んでいるような?


最後、榎本の笑顔は良かったね~。


ニヤリってのはあったけど、


笑顔は初ではないでしょうか?


人と接し始めて変わって来たってことかな。





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4 コメント

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マジ!? (なおみ)
2012-05-09 23:49:16
マカさん、こんばんは。
今クールのドラマの中で、視聴率共にダントツみたいですね。

>笑顔は初ではないでしょうか?

え、笑ってました!?
あとで録画したの見直さなきゃ

>人と接し始めて変わって来たってことかな。

青砥に気があるんでしょ(笑)
青砥は青砥で、ちょいちょいお菓子持ってお茶してるし
戸田さんはちょっと変わった男優と
相性が良いようですね
返信する
ハマってます!! (ふうか)
2012-05-10 13:32:18
今回も面白かったー!
大野くんにだんだんハマってきました(^O^)
娘と毎日録画を見てるほど。
大野くん、ほんとに演技がウマイね。
徐々に戸田ちゃんに心を開いていく感じがたまらん♪(笑)
主題歌もよいね!
返信する
>なおみさん (マカ)
2012-05-10 18:46:49
こんばんは。
視聴率ダントツですか!!
面白いですもんね。

>え、笑ってました!?

えっ、笑ってましたよね?
チョコを口に入れたあとです。
笑ったと言うよりは微笑んだって感じですが(‐∀‐;)
けど今までと違う表情でしたよ。

>青砥に気があるんでしょ(笑)

あ~、やっぱりですか(笑)
純子も何かと榎本のところに来てますしね。
彼氏どころか友達もいなかったりして?
まぁ、似た者同士で馬が合うのかもしれませんね。
返信する
>ふうかさん (マカ)
2012-05-10 18:48:50
ハマってますか!!
私もです(笑)
原作を読んでないのが更に良かったのかもしれません。
大野くんは演技上手いですよね~。
相葉ちゃんと違って安心して見てられます(笑)
主題歌も最高ですね♪
返信する

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