がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

気付けば春、そして術後の時間もまた経って

2017-03-25 20:34:46 | 食道がん術後
地味な春の一輪



こういうの好き。
空間があるから。
室内花は茶室のような地味さ(全然その域ではないが)がいいなあ。

息子がホワイトデーに送ってくれたガラス花瓶。

花っていいな。

なんでいいかっていうと枯れるから今なんだもん。


気がつけばツキノワグマが薄なっていた


一個一個乗り越えると時間はいい友達だ。

通過、今があることがやはりありがたい気分だ。


抗がん治療をしながら働いた方を送った

涙が止まらなかった。
私なら仕事を辞めて自分の生活を充実させたい。
仕事嫌いだもん。好きだけど、どちらかというと嫌い。
その想いと死ぬまで働くってすご過ぎて。

「元気だったのに」と驚かれることがその方の生きるという厳しさだったのでしょうね。


幸い私は生きています

あなたは見た目では普通なのに、そんなにお悪いんですか?
こういう言葉をしばしばいう方がいる。
苦手なんで避けてたらお手紙がきた。

そう見えちゃうよねえ。


隠すということ

私は基本オープンな人間です。

でも、禿げかけた頭で、黒い血管で人に会おうとは思わない。
かつらを買ったし、夏はレースの長袖を着たりした。
傷跡を見せようとも思わない。
そのためにいっぱい服を捨て、服探しに苦労をしていることも別に言いたくもない。
会食はあまり行かないにしてお茶するように変えた。

そういうのは相手がびっくりする、嫌な思いをするかな、と思ってしまうからだ。
その考えは間違っているかもしれない。

ここでは下痢で絶対失敗したくない!とか、おなら我慢してトイレに駆け込んだら永遠にぷ〜って出たとか言っていますが、
健康人に言っても理解されないことは言いません。

まあ、一緒に働いているとダンピングとか、腸閉塞とかは徐々に伝えます。
わかっちゃうから。
ごく一部の後遺症でもみんなびっくりしていますもん。
自分でもびっくりしたまま今日まで来ているもん。
なんで物が二重に見えるんだろう????
あれ、汗かいて来た、気持ち悪いかもしれない、どうしよう、あとどの位もつかな、無理だ、
甘いものを探し搔っ食らう姿、異常だよね。


言えない、言わなきゃ

このはざまで揺れています。

いい時いいんですから。

この時期の寒さ、温かさと似ています。

また、よく体調の悪さをぎゃあぎゃあ挨拶のように言う人がいるんですが。
私なんか言えません。

言えるって問題が解決された時に言えるわけでしょ。
言えない不安な要素を人はいつも抱えていると思う。

どこか堪えないと仕事はできない。


生きていくって

いろんな要素がいっぱい、混乱しそう。
でも結局自分が選んでるし〜

いい事ともいっぱいあると思うんだ。

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