がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

休日は知らぬうちに季節を感じる。休んでいるからだね。無為な日。

2013-06-30 19:45:15 | 楽に生きる
一日中、涼やかな海風が吹いていた
幸せな風だ。きもちいい。

トンボがハエの大群か!と思う程うじゃうじゃとんでいる。
一斉にふ化したのだろうか。


白鷺がいっぱい。




私がそっと寄ると飛び立つので少ししか映らない。
じっと待つ根気はさらさらなく、こんな写真しか撮れなかった。

外にいっても過疎だからこどもにも会わない。
トリや虫にであう。
たまに年寄りに出会う、かな。

気がつけば、右胸のしびれがかなり改善されている!
人間の体というものはすごいものだ。
トカゲしっぽのように生えては来ぬが、すごいリカバーリーシステムをもっているんだなあ。
ほとほと感動する。

術後は、神経をつぶしているとのことで、右胸にはいやな感覚があった。
歯医者で麻酔をしたような感覚。
触れるのもいやだった。

今、かなり感覚が戻っている。
薄着になってさすがにノーブラはマズいんじゃないかと、スポーツブラを買って来たが、まあ、だいじょうぶかな。

これはわたし個人の意見です。
ヨーロッパ国籍の方は、真っ向から否定。
ブラは豊満な女性が歳を取って垂れた時に必要なもので、あなたたち日本人の多くはは必要ない、そうです。
あなたの考え、間違っている!んだそうです。
つまり、おっぱいないじゃん、とおっしゃっておられた。
反論の余地はございません。

でも、回復のアジャスターというか、物差しに有効だからいいんです。

土日二日の休みが本当にありがたい
土曜日は何も出来ない、休むだけ。
日曜日にやっと何かしようかな、という気分になる。
疲れがリセットできて本当にありがたい。
明日から働くぞ、とテレビ見ながらアイロン掛けをするのであった。
(胸のあいたTシャツ着れないから、リネンやレーヨンの服着るしかないので、仕方ないのだ)
欲のない人生に満足している。

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ぼうっとした休日で気がつくことも

2013-06-29 19:30:36 | 夏!
疲れをいやすのはだら~~~っとすること
おお、よくやった。
一週間が終わるとそう思う。

うちの子は家族団欒という言葉を幼い頭で
「家族皆がだら~んとしていいこと」だと思っていたという。
(だいぶ長くそう思ってたらしい)

休みに草取りします、なんて平日思えばいい、休日には思わなくていい。

14時までだら~ん

コーヒーのみに出かけ、食料品を買う
クルマで20分。

外で飲むコーヒーはどうしてこんなに気分転換になるのだろうか。

地物の天然真鯛が500円!

田舎に住むのはこういう良さがある。
28cmあり。
私、鯛が魚で一番好き。
(この前は違うこといってたかもしれない)
鯛を見た時に実感した。
ちょっとわははな気分である。

外を少し歩くと大きく季節は変わっていた
毎日散歩していた時と違って、世界がうんと変わっている。
ついていけない程植物は姿を変えている。
いいな。

H.C.U.に移れた時、看護士さんが11Fのテラスに連れて行ってくれたことが今でも忘れられない。
人は自然とは慣れて部屋の中では暮らせないものである。

以後、私はこどもの散歩を情熱的に実施している。
うたも、散歩をいっぱいうたわせている。
こどもはうれしそう。

子どもたちに見せたいものばかりがうちの近くにはたくさんある。


やまもも。
黒ずんだ頃がおいしい。
野生っぽいベリー味。
一粒泥棒食。





ねむの木の花が咲いていた。



田んぼにはトンボがいっぱい。

夏じゃん!


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腸瘻後、腸閉塞気味になる。それと巨大なオシロイバナの群生がきれいだった

2013-06-28 21:14:55 | 食道がん術後
腸ろうは、わたしにとってはイレウス(腸閉塞)を呼んでしまった
塞がってはいないが、癒着を残した。
痛む場所はいつも同じ。
前触れもなく来る。

今日も痛くて痛くて。
会議中、書記だったが、トイレにろう城する。

下痢の直前のような痛みが下腹ではなくへその横らヘンから始まる。

でも、長く続かず、今日は終了!
やった~~

腸ろうってあんまり他にやらないからかな
腸ろうについて
と、かいたブログのアクセスがとてもおおい。
(この頃少し、ブログ機能がわかるようになってきた)
わからないことだらけだ。腸ろうのケアなど胃瘻の非ではない。
とても大変。

腸のトラブル
狭くなった先が拡張してしまう。
レントゲンではっきりわかる。
蠕動運動はやや痛みを伴うこともある。
腹が凸凹し、動くのがわかる。

医師に下剤でイレウスはなおる?と聞いたことがある。
「大腸のつまりじゃないから効果ないよ」とのこと。

便が出にくいのはとても大変なこと。

よくできたもんだ
こんなに腹がいたいと、嚥下の不愉快は感じないからなあ。
体の仕組みに感謝。

巨大に育ったオシロイバナ(放射能じゃないよ、気候だ)




ここは温暖だから。

木みたいになってた。
夕暮れはさらにきれいに見える。

オシロイバナを見たからか、心が夏っぽい
明日休み。
よかった、よかった。
天が私に味方しているうちは少し無理してもいいかな、とか勝手に解釈中。
夏はいい。

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ダメと思わないで迷ったら少し試す生活

2013-06-27 23:38:18 | 生活習慣
朝ご飯

こどもがいるので好きそうなものばかりこさえた。
玄米じゃなくて白飯を炊く。

おかず拡大

このにんじんサラダ、紫にんじん。
アンテナショップで購入。
けっこう歯ごたえがあり、ピーラーで薄切りにし(楽です)国産レモン汁をすぐにかける。
あとは下のおばさんが下さった野菜。

鰹節だしの卵焼き。
大根おろしは省略(大根なかったから)
納豆にはしらす干し。

豪華だなあと思うがカロリー的に少ないのでもりもり消費、足りたのかな?と思う。

つられておいしく頂きました。

今朝は腹痛がきつかった
私の場合食欲と腹痛は関係性がとても低いです。

でも、痛みはけっこうきつい。
食後痛むことが多い。つうか、朝起きてすぐ痛かったら医者にすぐ行きます。
食後はけっこうつらい。
痛む場所はへその左側、腸ろうのあとの腸が狭くなっているあたり。

寒さのあとは痛いことが多い
昨日ひえたんだなあと思う。
肉があまりないので冷えやすい。
雨の中を歩いたからだなあ。
この時期、暑かったり寒かったり、対策が及ばなかった。

どうしようか腹を抱えながら、職場へ
どうしようもなかったら帰るべ、と「うう」とうめいて職場へ。
1時間で痛みがひいた。

腸閉塞は何の前触れもなく来るから本当に困る。
何回も激痛がくれば医者にいこうと決めていたら、夕方排便があった。
本当にほっとする。

消化器がフル活動なのだろう、少ししか食べられなくても一日に何回も排便がある。
あまり消化されてないのかもしれない。

こんな風になるなんてわからなかったから食道がんも奥が深い。

これはダメと思ったらそれはダメになっちゃう
ダメかなと思ってもほんの少しずつでも試してみたり、興味を持ったりしないと本当に生活が狭くなる。

今日はえらい疲れたけど仕事も最後まで出来た。

あ~~~疲れた~~と思ったけど
アジのたたきをこさえて、やりだせば楽しく、食べだせばおいしく、一日が終えられた。

緊急の事態ではないと思えたのでちょっと頑張った。
結構なんとかなった、よかった。

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どんなにネットが発達しても、人と人が面談しなくては出来ないことってある

2013-06-26 22:30:40 | 日記
今日は雨の中東京往復
クルマを運転しながら一体幾度東京に足を運んでいくのかと思う。
何百回。

別に買い物に行く訳でもない。
人と会わなければならないから。
なんか義務的な言い方だが、人と会うために行くということか。

田舎暮らしも長くなり、都会暮らしと同じ時間が過ぎた
それでも私のふるさとなのですうっと楽になる部分がある。
早めに出て好きな道を走ることもよくある。

甲州街道が好きだ。
四季折々好き。

夜の首都高も好き。

そんなに東京は変わってもいないと思う。
クルマから見ると。

人と人が会うこと
ネットやスカイプ、色々なものがどんなに発達したって、人はあって話さなければならないことは省略できない。
ひとって、いろいろなものを出している。
言葉だけじゃなく、もっと大事なものを出している。
それって永遠に人にとって大事なことだなと、しみじみ思う。

こんな田舎に来ると出かけるのはけっこう大変だけど、やっぱり大事なことなんだなと思う。

電話やネットで出来ることは情報の伝達。
相手が痩せてしまおうがいい顔してようが見えない。
話しかける表情もない。
でも、人が皮膚から出しているものって大事なんだよなあ。
本当に伝わるってことが出来る。

今日は心安らかに眠れそうな予感。

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すれ違う人だって皆一度や二度や三度、抱えきれない困難と同居してるんだ

2013-06-25 19:17:59 | 心のリハビリ
私だけが大変じゃない
私はやなやつで絵に描いたような自己中である。
しかし長年の自己中、ここまで極めると人格ともなっている(やもしれない)

自分だけが大変じゃないとかなり自分に言い聞かせないとならないので、
本当に人より苦労が多いのである。

私だけが大変じゃない!

100万遍も自分に言い聞かせたが
その数百倍の勢いで「あたしはたいへん」という声が上がってくる。

やだね。
本当に誰か交換しませんか、性格を。


がんになる前、子育て中も同じことを思った
我が子より少し上のこどもを連れた母親を見ると、偉いなあと思った。
ましてやこどもがいっぱいいる親などはもうひれ伏したいくらい。
あの痛みを乗り越えて産み、
夜も泣かれて授乳し、
仕事と育児の間で悩んだのかもしれないが笑顔でいる。

私は何だってこんなに混乱しているのだろう。

私だけが大変じゃない。

自分の人生の楽しさだけ考えてみたい
いいのか悪いのかわからないが、つらくなくといやなことは追求しない。
おそらく、自己防衛が私は非常に強いんだろう。
自己を見つめない。

今みたいに抱えきれないいやな気分がある時は、
皆そうだよ!と放り出してしまう。

つけはまた来るが、今だけよければいいキリギリス。

それでも気分は冴えないが、空が黄昏れるのを見ている。


ウルトラマンが来た~
貯金箱を下から見あげたら、シュワッチ、って感じがしたのでパチリ。



これだけのことで気分転換することにした。

いつもこんなもんです。他愛もなく投げ捨ててずうずうしく笑うしかないよね。

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ダンピングは一生ものだと聞く、ダンピング考

2013-06-24 19:43:17 | ダンピング
胃がん、胃の全摘経験者と話した
やはり過酷なダンピングがあるそうだ。
手術はずっと昔。
ダンピングはつきあって出ないように配慮しているけど、けっこう出ちゃうそうです。
10時にはバナナを一本。
いつもあめ玉を常備。

「ダンピングって、そんなに続くものですか?」と聞くと
「一生もんだよ」とのこと。

もの凄く暖かい方で、仕事もずっとずっと続けておられる。

わたし、こういう風になりたい!と思った。

ともかく、しょっちゅう食べさせてもらうことだ
これしかない、やはり。

お会いした方もそういっていた。

「虫歯にはなるよ」とのこと。
なると思う、私も。

見ればわかる、私の体。
「少ししか食べられないので、食べてもいいですか」といえば誰もがいいよというだろう。

そうだ!山下画伯の言葉!
誰か、ボクに、おにぎりをくれないかなあ。

こんな素晴らしい言葉が日本にはあったじゃないか。

明日からそう言おうっと。
給食室に行って言おう。
腹が減ったと感じた瞬間に食べないと冷や汗が出てしまう。
血糖値が下がらぬように努力をしよう。

血糖値は目に見えないけど、感じてコントロールしていかないと!
目に見えないものが見えるようになることはいろいろある。
私は無線がけっこう見える。
独学で特殊海上無線技士2級も取っている。

日々食べるものの体との関係は見える。
今日明日死ななくてもよくない食生活とかはしたくもないし、
ちゃんと食べることがイライラしないことだと知っている。

電気は見えないけど少しはわかる。

こんなに見えることがあるじゃん。

じゃあ、血糖値も自分で感じてしっかり自覚していかないと。
気分悪かった時の記述をたよりに、
「少しやる気が起きない」
「動くといやな気分」
「冷や汗が出てくる」
「動悸がする」
など。

今日のダンピングを話してくださった方は
「計算、暗算が全く出来なくなる」
のがサインだそうです。
甘いものをわっととるとサクサクいくそうです。

昨日の私
ダンピング前段階2くらいだったんだろう。
だから知性が弱まって迷惑かけまいしか思えんかったんだろ。
甘いものが一個あったら違う感動があったんだろうな。


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のどがやけにつかえる、吐きっぽい。なれど海に出てみる

2013-06-23 18:57:43 | 生活習慣
時折非常に喉に違和感が残る
術後に逆行しているのか???
そう思う程、飲み込むとつかえた感じがする時がある。
今朝はひどかった。

精神的にまぎれたり、職場だと吐かないのだが、一人で食べたあとなど、吐くことがある。
まあ、胃にプールされないのでほんの一口分だが、気分は悪い。
歯磨きしてる時など、よく吐いてしまう。

食べられないから、負けてなるかと、少し時間を置いて少し食べる。
テレビを見ながら、など気を紛らわしながら。

今朝はつかえがひどかった
せっかく作った料理なのに一口めでつまった。
喉のいやな感じが失せるまで、洗濯物を干したり、ピアノの練習をしたりする。
わたし、自慢じゃないがピアノはもの凄くおへた。
へたなんてモンじゃない。
子どもたちは高校生位からばんばん腕を上げてちゃんと正確にむずかしい曲を弾くようになっている。
ところが母、間違ったまま童謡を弾く。(以前はよく後ろでこどもらの悲鳴、不協和音だ~リズムが変だ~気分が変になってきた~~~)
耳が悪いのか、指が悪いのか気持ちが酸欠になるほど苦手だ。
必要なので頑張る。
この苦行は気分転換にはなってくれる。
たなばたさまも、一年経つと忘れており、こんな曲でも一週間もかかって弾いている。
(ご近所様、ごめんなさい)

その後食事再会するも、はかどらず、イラッとする。
もう、ピアノはいい。
強引に食べようとしたら、喉が吐きそうになっている。

海に出た
ハーバーに行き、仲間と過ごす。
やれることはやるが、猫の手くらいにしか働けない。
あんまり動けないと悲しいが、皆私の体のことを知っているので、迷惑にはならないことを心がけて過ごす。

何もしなくて海に出られるのはお客さんみたいで、心から少しヨットが遠くにいってしまうような感じだった。
わがままいっているけど本心。
ありがたいけど、海と一体感はなかった。

そこがわがままなんだと思う
体調悪くても楽して海に出られてよかったと思っているのに、
ヨットには思い入れが強くて出来なくなった自分がふがいなくている。
まあ、夏の島巡り、力がなくても位置を出したり、天気の情報を判断したり、進路を決めたりはできる。
夏までに体力を戻そう。
ヨットで必要な人でいられなくなったら乗りたくないもん。

本気で戻ろうと思う場合のリハビリ、ケアが欲しいなあ
ウィダーインゼリーを常備しておけばよかった。
疲れたら寝る、じゃなく、疲れたら遊ぶ、そういう冒険をしないと自分が腐る。
でも、疲れてはいる。
うつぶせ寝が出来ないからマッサージももうかかれない。
通常のヨガも出来ないポーズばかり。

一歩すすんで、失敗して自分で作るしかないのかも知らないけど、
情報を伝え合えたらどんなにかいいか。

もっともっとアクティブになれるといいんだけどな。

心も我慢を覚えていかないといけないのかもなあ。やだな。
(いいとか、やだとかじゃない次元まで考えないといけないんですが)

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自分に向き合うきっかけが、がんだったんじゃないかなあ。いい人生になっちゃった気がする。

2013-06-22 20:55:24 | がん告知
去年の今日のメールをなぜかちょうど読んでいた友人に、電話をした!
もしもし~~~と電話したら、
「今ちょうど、なぜかあなたがちょうど一年前の今日くれたメールを見ていた。PCのメーラーの不具合を確認中出てきて読んでた」
わお!
「台風が来て、ホテルになかなかたどり着けなくて、娘さんと泊まった、とかいろいろ書いてある。珍しく長いメール。ショックを乗り越えようと冷静になろうという厳しいメールだよ」
へ~~~
へ~~~
すっかり忘れているというか。
がんの前、がんのあとはもう全然異なる。
嘘くさい使用前、使用後の比ではない。

話すうちに思い出してきた。
遠い遠い昔のことのような気がするから不思議。

がん専門病院で細かく診察を受けたのだった、台風が来て電車もとまり、タクシーも拾えず大変だったのだ
あ~~~、人は忘れやすいものだねえ。
忙しい娘が休みをもらって付き添ってくれたのだった。
ありがたかったなあ。
内視鏡、心電図、エコーなど一通りの検査を一日でしたのだ。
最初、所見ではステージは3ないし4といわれた。

次回、来院時に今後の治療方針を聞く、ということだった。
あれから一年か~

あのとき、娘が一緒に居てくれたことは大きかったな。
心の底から気がまぎれた。
多忙で、正月も病棟で働く彼女に会えたし、
余計なことは何も言わない、情報だけ教えてくれる彼女の成長ぶりが頼もしかった。

いろいろ思い出したよ~

いやなことは忘れようとする心の働き
自分のことだとそう。
人から受けたことはそうじゃないけど。

がんは今となってみれば自分の不注意もある。
どうしてがんになったか、自分の体は知っていると思う。
高校生からタバコ吸っていたこと。
酒に強く、肝臓は問題ないから結構飲み歩いたりした。これも高校生からだ。
ここ数年、吐きっぽかった。
昼が揚げ物だと、我慢しても夕方体調悪いと酸っぱいものが上がってよく胃液を少し吐いていた。
医者に行きもしなかった。
それに対していい訳はいっぱいある。
でも自分が悪い。
だからけっこう忘れようとしている。

でも、こんな風に複数の人が心配してくれていたことまで記憶から排除しちゃダメだね。

無我夢中だったんだろうなあ。

告知お知らせメールで冷静になり
そうだった、そうだった。
でも、過去はどうこう言っても仕方のないことだ。
そんなのは関係ない。
今から生きる私。
それがかっこいいんじゃないかと思ってるんだ。

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物欲も失せてきている、特に何も要らない気がするんだな

2013-06-21 20:30:59 | 日記
自分に課して服を買っているだけ、そんなにうれしくもない
昔はねえ、服が欲しかった、欲しいアイテムもいっぱいあった。
初夏にはサンダルを靴屋で選ぶだけで高揚した気分になった。
どんな夏になるんだろう!ってわくわくした。

今は、ぼろでも私は別に~って感じで、このところぼろだと落ち着くくらい。
でもぼろの服の保育士に子どもを預ける親の心に不安がうまれてはいけないと思うから
「ま、こんなもんでしょ、地味で品よく機能的でしょ」
と、服を買う。

香典返しのカタログさえ困っている
ここ数年、うちの親族の香典返しはカタログである。
最初はわあ、すごいなあ、と見る。
で、打ち捨てていて、いかん,と思ってみる。
別に欲しいものはなく、困っている。
いっぱいものをもっているから要らない、というのではない。
欲しい気持ちが失せているのである。

まったくつまらない人間である。
アベノミクスに貢献しないし、恩恵も受けないだろうと思う。

いろんなことあったからなあ
人の人生を光彩あるものにするのは富ではないと実感した。
欲がいっぱいの自分にも気がついた。

要りもしないものをいっぱいもっている。
本当に我ながらあきれかえった。
台所も、タンスも、使わない色々なものをただ古くさせている。
本当にいやという程自覚した。

明日は買い物に行く
電話の子機の電池パックを買いにいく。
いるものなどそうそう多くはない。
コーヒーを飲んで、どこかを少し歩ければ、と思う。

まるで年寄りみたい。
いいえ、ちがう。
年寄りの女性はどうしてあんなにパワフル?

ま、穏やかに過ごしますわ、きっと。

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田舎で暮らすことって

2013-06-20 22:52:05 | 生活習慣
いつもながら人の優しさに触れる
先日うちのごく近所に救急車が来た。
地域の念仏に加入していないよそ者の私だが
(地縁血縁の田舎なので、念仏とか、その他江戸時代から伝わる講、例えばえびす講、子安講など寄り合いがある)
実に色々な方から、私が倒れたんじゃないかと心配をされた。
わざわざ訪ねてきてくれて、よかった、と帰っていくのだ。

実家を出てからコミュニテイを失っていたのかな
東京育ちの私だが、田舎程タイトではないが当時の東京には地域の付き合いがあった。
祭りもあった。盛大だった。
よその人からこんなに心配されるなんて。
実家を出て借家暮らしをしていた頃は空白だったなあ。

優しさなのか、呪縛なのか
若い者たちを見ていると狭い社会が息苦しいようである。
そうかもね。
どんどん姿を変えながら成長する都会に憧れをもつのかな。
都会はきらびやかにみえる、知らないから。
今の東京は吹きだまりである。

意志さえあれば
全てはいずれ何とかなるのである。
笑って胸を張っていれば中身がなくてもじきに何とかなってくるのである。
ミニスカートをはいていても意外に年寄りは最初わななくが、じきに受け入れてくれた。
「いいねえ」とまで!
逆に嫁が「もうそんなの出来ないよね」と古いしきたりの形ばかり守っていたりして不思議だ。
田舎に来て別に短いスカートをはかなくてもいいのだが、止めるのも失礼かと思ったまでだ。
(今は細すぎてみにくいからはけない)
迎合するのも失礼かと。
自分するしかない。

大きくなじみ新田舎者になる
田舎にいてよかったと自然のなかで思い、
人の暖かさで思い、
食文化にも触れ、海を見ている。
情報は少ないが、本来私に本当に必要な情報はそんなに多くなく、インターネットで冷静に集めればいい。
私のリハビリがこのまま続くといいと心から願う。

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雨なれど、落ち込むことなく過ごせた(これ以上落ちこめるか!)

2013-06-19 19:12:38 | 楽に生きる
天気で心は変わるもの
元気な時でもそうだと思う。
こどももそう。
リハビリ中はかなり天気で気分が左右された。
修行が足らないのだ、私。

こと、苦手はどんより曇った日。
雨はそうそういやなもんじゃないか。
そうだった。
あはは、タイトル変えるのも何だし、このままいこう。

びわが実ったのでもぐ
まるで、私の庭にびわの樹があるように思うかもしれないが、うちの庭は猫の額ガーデンです。
隣と、下のお家が「落ちるからとれ」とよく言ってくださる。毎年。
少し頂いてきました。
店で売っている大粒のびわは高級品です。
樹で自然になったものは小粒ですが、味は同じで、食べるのがやや面倒。
でも、この小さな胃にはなんかちょうどいいかもね。

つるつるのゆで麺を食べるとき、箸にかからずするっと落ちるのにイライラする健康な胃の持ち主と食事をしていて、
とてもうらやましかった。
ダイエットでつんつん箸でつつくだけのおんなよりこういう女性の方がいいよなあ。

食べるって、空腹な胃袋を満たす快感だよなあ。本来。

昔は彼女と同じ理由で小粒びわを食べるのが面倒くさかったんだ。
でも、いいもんだなあ。
こんな体になって、発見。

これ以上落ち込んでたまるか
Sad sideを考えても何も出て来ない。
そういう方向にいけるのは被害者意識かもしれない。
でも人生の主役は自分だから人や社会のせいには出来ない。
びわを両手汚しながらむいて食べつつ思う。
対処を考えるしか私は出来ない。
今日がつらければ明日を考える。
びわ、びわ。
手が汚れる。
食べた割りに膨大なゴミ。
久しぶりにこの汚れ感が「食らう」という感覚を思い起こさせる。
いいな。とっても。

食べることは本当に元気に繋がる。
これは世界がひっくり返っても変わらない真実だ。

元気になる食べ物は超小粒びわとか、
小ガニとか、小さな茹でた巻貝とか、面倒くさい食べ物かもしれない。

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遅れてついてくるこころの理解もあるよね

2013-06-18 18:42:22 | 心のリハビリ
昨年今頃は、休職に向けて躍起に働いていた
私の悪い癖だと思うが、がむしゃらにやるべきことを書き出しては思いつくままにこなす。
手術までの記憶は、暇を埋めるために、暇を作らぬために働いた感がある。
庭の草をむしりながらでも、
「この一本を抜くことで生茂らない一歩だわ、私が生きてる証だわ」
みたいな恩着せがましい思いがあった。
いきている証を眼で見たくて一個でも働いておこう、というような感じ。

ツバメがやってきた
ツバメを見た。
台湾やフィリピンなどから旅をしてくるのだから尊敬してしまう。
すごいものである。
毎年、そう思う。
今年もそう思う。

一年ぶんの冷静
心の面でも、他色々、一年間の冷静さがある。
それはきっと客観的になった部分かと思う。

例えばツキノワグマの傷跡について
鎖骨下の傷跡。
ここだけはいやだなあ、と思った。

次に、ここから食道を切るため仕方なかったんじゃないかと思った。

今は、よくわからないけど、リンパの手術のために切ったんじゃないかと思う。
だって、傷跡の下は内蔵ではなく骨と筋肉しかない。
それとも、肋間から特殊なことをしたのか?

など、興味本位にいろいろ考える余裕が出てきた。

食道がんはなかなかむずかしい手術なんだということも傷跡、肺活量、諸々から感じ取った。

がんの切除とはそんなに簡単なものではないのだなあ。
それはよくわかった。

どうどうといきようか
明日は見えないから、今なんとかしようと申し訳なくて働いていたような気がする去年の今頃。

少ししか生きられないかもしれないから、だらしなくしないで体裁よくしようと思っていたように今は思う。

体裁なんか気にしないで自分と向き合おうと思う。
頂いた命なので、どの位あるかわからないけど、自分のこと考えたい。
以前湧き出たものは、迷惑かけまいパワーだった。
そんなんじゃなく、もう一度、自分と対話できそうな気が少ししている。

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こころのなかにひかりが差し込むといい、角度を変えればいい

2013-06-17 19:51:59 | 楽に生きる
生きていくのは大変なことかもしれない
それは今日に始まったことじゃなく、人間が生きていくって大変なことなんだと思う。
だから誕生を祝ったり、節目にお祝いをしたりするんだと思う。
私に限ったことじゃなく、昔から人が生きるのは大変だったんじゃないかと思う。

だから季節をいとおしんだりするのだろう。

今日も働くことが出来た
急に夏がやってきて暑くなった。
こどもとボールけり(こどもはサッカーだという)を少ししたら暑くてばてた。
ここが去年と違うところ。
術前は大人げなく年長児とゴールは競うわ、私ゴールキーパーだと園児一斉に複数ボールでキック。
テエイ!とかいって止めて
「はは~~~」っていわせたりしてたが。
もう、体力なし。
ばてばて、ふらふら。
帰るといろいろややこしいことの対処があるから園でばてても楽しく働く。
一日、一日、こどもと親密になる。

仕事はありがたい。

大きな問題は解決しないが、いいんです
困ったまま持ち歩く覚悟。
去年の今頃もがんをそう思ったように、色々、人間は問題が発生する。
私の場合この時期が多いのかなあ。

心が空っぽになると
もう何も出来ないや、と空っぽになると、本当にするべきことがわかってくる。
年老いてくると、立ち直りまでの時間が早くなる。
若さと反比例の関係にある。

頑張れ、私。口に出して何度いったことか。

今日もつぶやいている。

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元気のきっかけをつくろう

2013-06-16 20:13:43 | 心のリハビリ
事態は変わらなくても気持ちが変わった
しばしば人生において、自分のキャパシティを超えるショックなことは起きる。
「だいじょうぶ」といわれてもそう思えないこともあるし。
また、悩みなんて人にいえるようになった時にはもう悩みではなくなる部分もある。
一人で抱えている時はつらい。

悩みは悩みのまま何ら進展もないが、気のもちようが変わることが出来た。

受け入れることが出来かけている。
それは自分の力だ。
でもそれって自分の力じゃなく、自然の力だし、人の力だ。

梅雨の合間に田舎道を歩く
田んぼと、休耕田のあぜ道を在郷アンテナショップまで歩く。観光バスの来る物産市場?

娘と歩いた。
何もない道だが、彼女は生き生きと空気を吸っていた。
懐かしがっていた。
梅雨の晴れ間。




変態したばかりの本当に小さな雨蛙。
お財布に入れちゃいたいくらいの大きさ。
可愛いねえと見る。

見知らぬ雑草(雑草じゃなかったらごめんなさい)


一時でも悩みを忘れると、気分は変わる
すっかり気分が変わるとまた別な発想も出来る。

以前、療養中、気分が優れない時は散歩を長くして、ふと無心になるまでうろうろした。

ぐるぐる回りは自分を責める方向にしか行かない。
それは不毛だ。

人の力
相談したら、方法を一緒に考えてくれる友人がいた。
ブログにも支えてくれる書き込みをもらった。

中学の友人から(映画評論家)コンティキという海洋映画のパンフが送られてきた。

こういう幸せが私なのかな、と力をもらう。

心の問題は面倒くさい
本当にベテランなんてない。
誰にとってもいつもつぶれそうな気持ちになったりすることはあるんじゃないかと思う。

私はこどもの心の成長に関与する職業。
こどものなかのくすぶりを乗り越えるきっかけをつかんだ時は天職かと思う。
こどもの心の状態が悪いまま、アピールのため悪いことばかりする。
改善の糸口が見えて来ないと、困り果てて止めたくなる。
ネグレクトな親との対応も空回りばかりが続く。
親を変えないとと言うのが本筋だが出来なければここからしかやれない。
こどもはヒステリックに他児への暴力行動に出る。
その現場は怒らなければならない。
いけないことはいけない。
怒る以上にいっぱい接したい。
現場は忙しい。じゅうぶんに出来たか?
現場はそんな思いが渦巻く。
心も問題を抱えるこどもとの対処は体力がいる。気力もいる。

だから他者のちからが必要だ。
仲間で心を支え合う。

きつい職場(どこもきついよん)でも、この職場は人の心(見えないけど)を見ようとする人がいる。
心と向き合うのはきついが、出来る限り働く。

職業でもきついと思うことがあるのだ。

また、娘は、生きる死ぬのこどもを預かっているから(小児科医)本当に別な苦労があろう。
命を愛するスタンスの違いだろうな。

私も、たくさんの人の力で今日に来ている。
そんな気分。
(悟ると死ぬぞ、ぎゃあぎゃあ騒いだ方がいいんだろううなあ)

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