「僕らを走らせてきたもの」
《奇跡的に集まった5人
観客の力がSMAPにさせる》
草彅剛
ーSMAPメンバーとして一番心がけていることは?ー
僕は2009年に本当に迷惑をかけたので、反省してるんです。なので大人として迷惑をかけてはいけない。あれからお酒は飲んでません。あとはファンの人達を大切にするというのが一番かな。それが僕にとってのエネルギーの原動力でもあるので…それはもう裏切っちゃいけない。
ーSMAPがグループとして結束してるのはなぜ?ー
みんなエンターテイメントが好きでこの世界に入ってきたし、応援してくれている人たちを大事にしたいという思いも一緒ですから。
歌や芝居で何かを伝えたいというモチベーションも同じ。なんか不思議なメンバーを神様が集めてくれた…奇跡ですよね。
ー最初に出会った頃と比べてみんな変わった?ー
当時は中学生や小学生でしたから、昔の映像見ると声も違うし本当に自分なのかなって。すごく不思議な気持ちです。
5人になると出会った瞬間に戻っちゃう。当時の気持ちや空気といまだに同じになれる。あまり考えずに、歌いたい、踊りたい、お芝居をしたい、人前で何かをしたいという気持ち。僕らはもともとそういうところから始まっていて今も変わらない。
変わったのはそれぞれがちょっと大人になったところかな。払う税金とかも増えたけど。
物心ついた時からやってるので、もう他の仕事は出来ない。でも器用ではないので、実はずっとこの仕事に向いてないんじゃないかと思っているんです。もっとうまい人はたくさんいるし…自分らしさって何だろうといつも考えてます。
ー10年後のSMAPはどうなってる?ー
海外のアーティストのかっこいいおじさんたちってすごく刺激的なのでそういうおじさんグループになれたらステキだね。
ーSMAPとしてまだしてないことでやってみたいことは?ー
個人的には韓国でコンサートをやりたい。コンサートは僕らの原点。ここ何年か主に慎吾が考えているんですが、彼の演出の才能はすごい。いつも刺激を受けてます。
5人そろう時間があまりなくても、集中力を高めて初日には出来ちゃうんですね。客席に応援してくれる方々が居るから、逆に観客がいないと何もできない。どんどん乗せられて僕もSMAPになる。奇跡的に集まった5人だから、集まった能力は5倍じゃなくて10倍、15倍になっちゃう。
ー年齢を重ねることをどう考えてますか?ー
昔は失敗しても次があると思っていけど、いまはワンステージの重みが違う。一回の濃密さが違うから、年をとることも悪い事じゃないと思う。
この世界でどうすれば生き残れるかということよりも楽しんだ者勝ちだと思う。
ー1年間フリーで何をしてもいいといわれたらー
行った事のない所を転々としてみたいな。仕事モードではないので色んな発見があると思う。行くなら一人で航空券や宿の手配も全部自分でする。いつも人にお膳立てしてもらっていると、正直社会的にわかっていないところもあるだろうから。
正月休み大阪に一人で芝居を見に泊まりがけで行ったんですが面白かった。駅で駅弁ってこんなに種類があるのかとかホームで待つ体験すら新鮮でした。
ー今後の人生設計は?ー
SMAPとしても個人としても長く舞台に立ちたいです。結婚とかはいまは考えていませんね。弟に子どもが生まれたので僕も「おじさん」ですが、かわいくてヤバい。弟の顔つきも変わりたくましくなった。僕の人生にもそういう過程が必要かなと思ったりもしますね。
プライベートがないのは仕方ないです。有名になりたいというの夢だったから。この仕事で出会えたもの、得たものがいっぱいある。ファンの方々の気持ちもそうです。だから仕事を通して恩返しをしたい。
自分の得たものを作品として形にして返す、それが僕の人生の一番のテーマです。
以上
ーchiwawaのひとこと感想ー
成功してると周りは見ているけど、
本人はこの仕事向いてないと考えることがあるとは…
親近感を覚えました。
がしかし、ホームで待つのが新鮮な体験って…スゴい(笑)
☆*:;;;;;:*☆вуe вуe☆*:;;;;;:*☆
