閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

稲穂の色づくころ

2006-09-06 09:20:03 | 日々

このあたりはまだ田んぼがたくさんあります。
山間部だと大規模な農業はできませんが、
家族で1年食べるお米くらいは作っている家が多いのです。

稲の穂が金色に揺れているのを見ると、
炊きたてごはんのおいしいおにぎりが食べたくなります。
ところどころに昔ながらのカカシの姿も見かけます。

マネキン人形をそのまま使ったカカシがありました。
同じ田んぼで、何年か続けて、同じマネキンでした。
女の人です。スカーフをしていたり、日傘をさしていたり。
事務員さんみたいだったり、花柄のワンピースだったり。
リアルだけど、リアルすぎるのは、きもちわるいなあ。

去年の秋、隣町の県道を車で走っていたら、
刈り入れがすんでさっぱりした田んぼの真ん中に、
Tシャツに作業ズボン姿のカカシがふたり、
「やったぜ!」と言いたげに肩を組んで立っていました。
ふぁいとーいっぱーつ、のCMみたいな体格の二人組。
「お疲れさん!」と車の窓から手を振ってあげました。

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