チェリーボンボン

その日見た映画のストーリーとか感想を書いてます(*´∇`*)
今後は過去に見たのもUPしよっかな

バッドエデュケーション

2005-11-30 12:51:13 | えいが♪
【ストーリー】
映画監督のエンリケのもとに、突然に訪れた突然の訪問者。訪問者は名前をイグナシオと名乗った。イグナシオは、小学校時代同じ神学校寄宿舎にあり、エンリケの初恋の相手であったあまりに変わってしまっていたイグナシオに戸惑うエンリケ。なんでも、イグナシオは脚本を書いたので、映画化してほしいと言ってきた。作品の名は[訪れ]それはイグナシオ幼少時代がノンフィクションで書かれたものだった。そこにはイグナシオとエンリケが引き離されてしまった悲しい真実などもえがかれていた。しかし、エンリケはイグナシオと名乗る彼がほんとうにイグナシオなのか疑っていた。
果たして本当に彼はイグナシオなのか

【感想】
はっきりいって、かなりの衝撃です
この作品には様々な愛が描かれてますが、すべて男性と男性との愛ですストーリーにも、イグナシオとエンリケは互いに初恋と述べましたが、たぶんえっなんで両方男なのって思った人いるとおもうけど、そうなんです・・・。みんな同性愛者なんです。
衝撃というのは、彼らが愛し合う場面けっこう理合うなので、最初目にしたときはかなりびっくり
ただ、この作品の本質はもっと深いとこにある。
エンリケは、イグナシオと名乗る彼が書いた脚本を読み、イグナシオの過去を知り、愛するものの悲しい過去を初めて知ることとなる。
最後に一つ確かにわかったことは、イグナシオは本当にエンリケを愛していたということ。過去形になっているということは、そう、すでにイグナシオは死んでしまっていたのです・・・。
時を経て、イグナシオの過去を知ることができたのに、肝心の本人が亡くなっているなんて、とても悲しいことだなって思った。

姑獲鳥の夏

2005-11-28 18:49:24 | えいが♪
「姑獲鳥」は「こかくちょう」と読むか「うぶめ」と読むかで意味が大きく変わる。それが事件の謎を解く重要な鍵となる・・・。

【ストーリー】
「20ヶ月もの間妊娠しているということがあるのだろうか・・・。」小説家の関口巽(永瀬正敏)は、古本屋の店主京極堂(堤真一)にそう疑問を投げかけた。
京極堂は本名中尊寺秋彦といい、古本屋のほかに、陰陽師の顔をもっており、関口は何かとこの中尊寺を頼りにしていた。
そんな関口に対し、中尊寺は独自の論を展開する。たとえば、君が今見ているものは本当にそのまま存在しているのではなく、視覚や聴覚で捉えた対象を君の脳が意識として認識したものに過ぎない、と
すると、中尊寺の妹で雑誌の編集者をしている妹敦子(田中麗奈)が、あるうわさの事を兄らに持ち込んできた。
なんでも、久遠寺医院長の娘梗子が妊娠20ヶ月を迎え、さらにその夫牧朗が1年半前に突然密室から失踪したというのだ。中尊寺は関口を探偵であり彼らの友人である榎木津のもとへ向かわせた。彼には不思議な力があり、他人の記憶が見えるのだった。そんな彼の事務所の元へ行くと、そこには梗子の姉である涼子が訪れていた。関口は彼女に心を奪われ、さらに事件にのめりこんでいく。
そして、涼子に連れられて関口と榎木津は久遠寺邸を訪れる。そこで涼子らの母菊乃や父嘉親らが待っていた。関口らは涼子に梗子のもとに案内され、関口一人が例の牧朗が失踪した密室へと入る。そこで関口は驚きべき光景を目にする突然梗子の大きなお腹が破裂し、そこから牧朗の死体が現れたのだ
一方同じ頃、刑事の木場修太郎(宮迫)らは、過去に久遠寺医院の看護婦をしていた女性の変死事件を追っていた。そして突き止めたのは、過去久遠寺医院で新生児が相次いでいなくなったという事実であった。
果たして新生児失踪事件は牧朗の事件と関係があるのだろうかやがて真実が明らかに

【感想】
姑獲鳥だったり憑物落としだったり、聞きなれない言葉がたくさん出てきて最初は事件の内容を理解するのに苦労した
また、まず最初に感じたのは、また多重人格かあ・・・ということ。最近公開されたりDVDになった作品には、多重人格をテーマにしたものが本当に多い
ただ、この映画は一味違った。単に事件をすべて多重人格で済ましてしまうのではなく、多重人格が現れた過程が非常に複雑で、そこが事件の鍵ともなっている。
おそらく、きょうこという名前を聞くと多くの人が京子とか、今日子といった字を思い浮かべるのではないだろうか。しかし、この作品に登場するきょうこは桔梗の梗の字をとった梗子。それが実はそもそも事件の発端となっていることはとても興味深い。
また、映画の題名にもなっている姑獲鳥。これは化け物の名前であるが、そもそもはこかくちょうと読み、他人の子供を食らうという中国の化け物らしい。また、うぶめと読むと、自分の子供を抱いてくれと泣いて迫ってくる化け物になってしまう、同じ化け物でもその内容の違いがまた鍵となっているのだが、その辺もよくできているのああと思った。
謎解き自体も面白いが、いろんな人の感情が交錯し、切なさや悲しみの感じることのできる映画だった。

アイランド

2005-11-26 10:45:27 | えいが♪
【ストーリー】
時代は近未来リンカーン(ユアン・マクレガー)らは、巨大な密室の施設で共に共同生活を送っている。決められたお揃いの服、厳しい管理の元にある食事・・。彼らは、汚染された地球から保護され、安全な施設で暮らしているのだ。そんな彼らの一番の関心事は、「アイランド」に行くための抽選が行われること。アイランドとは、地上最高の楽園のこと
しかし、リンカーンは施設に関するすべてのことに疑問を抱き始めるそして彼が突き止めた事実は恐ろしい事実だった。そう、彼らはみなクローン人間だったのだつまり、裕福な注文者が、自分が病気になったり事故に遭った際に、自分の臓器を買うことができるという仕組み。当然注文者は施設で自分のクローンが生きていることなど知らない。その事実を知ったリンカーンは、女性の親友であるジョーダン(スカーレットヨハンソン)とともに、施設からの脱出を図る施設側は秘密が漏れることを恐れて必死で彼らを追うそして、施設から出たリンカーンらは地球が本当は汚染などされていないことを知る・・・。

【感想】
この映画は非常にメッセージ性が強いと思うこの作品の監督であるマイケルベイ監督の作品としては、アルマゲドンやパールハーバーらがあるが、それらの作品とは大きくちがうのではないだろうか。
最初に映る施設での生活は本当に奇怪というか不思議完璧に操作されていて、男女の接触も許されない。もちろんみな健康体でなくてはならない。後に、彼らが商品であり、注文者の一部となるために存在しているということを知ると、徹底した管理に納得した。
近未来のせっていんなので、乗り物もかなり進歩しており、電車みたいなのが宙に浮いていたりと、不思議な世界が広がっている。
この作品hは単にクローンを取り上げたというだけではなく、人間の真の解放とも言うべきものがテーマだと感じる。最後に、真っ白な服を着た大勢の施設内の人々(クローン?)らが大地にかけていく場面は非常に幻想的とも思えた。

四日間の奇跡

2005-11-25 12:54:21 | えいが♪
【ストーリー】
新進気鋭のピアニスト如月敬輔(吉岡秀隆)は、ロンドンで突然の悲劇に襲われるコンサート会場に暴漢者が現れたのだ。そこで彼は、耳の不自由な少女千織をかばって指を損傷してしまったのだ。そして彼のピアニスト生命は絶たれてしまう・・・。彼は、両親を失った千織を引き取って育てることにする。やがて彼は、千織の隠された才能を発見するそう、彼女はサヴァン症候群だったのだサヴァン症候群とは、障害を持った人間が、驚異的な芸術的才能を発揮するというもの。千織の場合はピアノの才能であった。二人は、各地で演奏会をして回っていた。そして彼らは海辺にある療養センターを訪れれる。彼らを呼んだのは岩村真理子(石田ゆり子)だった。
彼女は、高校時代の如月の後輩で、彼女にとって彼が初恋の相手だった。普段は人見知りの千織も真理子にはよくなついていた。そこで、二人を悲劇が襲う突然の落雷で、真理子は千織をかばい瀕死の重傷を負い意識不明に・・・。
しばらくの間意識を失っていた千織が目を覚ます。見守る敬輔に対し、なんと千織は「私、真理子です。信じることのできない敬輔。しかし、千織が流暢に話せるはずもないし、真理子しか知りえないことを口にしている。そう、真理子の魂が千織の体に乗り移ったのだった。そして真理子はあと四日間の命ということを知っていた・・・。

【感想】
すっごく泣けました特に、あと四日間の命だってわかっても懸命にひたむきに生きる真理子(体は千織)の姿がとても印象的
敬輔も真理子も、千織をかばったがゆえに取り返しの付かない傷を負ってしまうけど、二人ともそのことを誇りに感じ、千織を決して恨まず温かく見守る。自分だったらきっと不平を言ってしまうだろうに・・・。
神様は真理子たち三人に四日間の奇跡をくれたんだけど、結果的には四日後にはなくなってしまうということがわかっているから、それを思うとどんな場面でもしごく悲しかったもっと時間があったら本当に敬輔と真理子は結ばれたのに。
二人に結ばれてほしかった。

宇宙戦争

2005-11-24 15:16:02 | えいが♪
【ストーリー】
レイは、息子のロビーと娘のレイチェルとの三人暮らし。しかし、父親としては最低に近かった。
ある日、アメリカのある地方で、いくつもの稲光が地上にまで落ちてくるという異変が起こっていた。不振に思ったレイは、様子を見に外へと出て行く。すると、周りの住人も同じように異変が何かを確かめに出てきていた。そして、人だかりのほうへレイが行ってみると、道路に稲光が落ちたことで割れ目ができていた。
すると、突然地面が揺れ始めるしだいに亀裂が大きくなる・・・。
そこから現れたのは、地球外生命体、そう、まさに宇宙人だったそして、人々を次々に灰にし始まる。
レイは家族を守りきれるのか人間と宇宙人との存亡を賭けた争いが始まった・・・。

【感想】
ひたすらパニックといった感じ宇宙人には心のひとかけらもなく、次々と人間を殺していく。映画の大半がそういった宇宙人との戦いなので、ほんとうに始終恐ろしかった
戦うといっても、人間はなすすべもなく、ただひたすら逃げ惑うのみ宇宙人はこれでもかというくらい残虐
レイも。家族三人生き残るため、必死で逃げ惑う。何度も死にそうになりながらも、子供らを必死で守る。
途中悲しいのは、人間同士の争い。我先に生き残るために、他人を犠牲にする人間・・・。ほんとうに悲しいことだ
一番気持ち悪かったのは、人間の血を吸い取り、それをばらまく宇宙人の姿。あたり一面真っ赤に染まり、非常に気持ち悪かった。

宇宙人との戦いの中で描かれているのは家族の絆。レイは、最初にもいったように父親として最低であった。当然子供らもそんな父親になつくはずもなく、心は離れていた。しかし、宇宙人との戦いの中で、レイは必死で子供を守る。その中で、お互いに心を近づけていく。

最後は、けっこうあっけなく戦争が終わる。うーん、ちょっとあっけなさすぎなきもするけど、とにかくあっと驚く映像なかりだった

1・0ワンポイントオー

2005-11-24 14:54:14 | えいが♪
【ストーリー】
コンピュータープログラマーのサイモンは、ある時見知らぬ箱が家の中に置かれているのに気づく。不振に思いながらも中を開けると、それはカラであった・・・。
時を同じくして同じ老アパートの住人が変死をしていた。
そして、箱が送られてきたのはそれきりではなかった。箱の中身は常にカラ。
また、大家からパソコンの修理を頼まれ、彼の部屋に行った。そこでサイモンが目にしたのは、冷蔵庫の中にある大量の牛肉のパックであった
箱が送られてくる日々が続く中、同じアパートに住む看護婦のトリッシュに会い、部屋に招くが、彼女が箱のことを口にしたので、犯人は彼女だと思い込み、彼女を追い出してしまう。
そんなある日、大家がサイモンに「誰かが俺を支配している。」と言い残して変死する。また、向かいに住む男もサイモンらと同じカラの箱を受け取っていたことを知るが、その男もまた謎の死を遂げる。そして、向かいの冷蔵庫にはまったく同じコーラの缶がびっしり詰まってたのだ
恐怖を募らせるサイモンのところへ、運びやであり友人でもあるナイルが驚くべきことを口にする
なんと、サイモンは巨大企業が開発したコンピューターウィルスバージョン1・0(ワンポイントオー)に感染しているというのだ大家や向かいの男と同じく・・・。
サイモンが助けを求めに駆け込んだのは同じく住人のデリック。
果たして彼はどうなってしまうのか・・・。

【感想】
一回見るだけでは、難しくて理解できなっかたので、二回見てやっと理解しました。
サイモンは、コンビニに行くたびに大量の牛乳を購入する。最初は牛乳が好きなんだなあとしか思わないが、やがてそれこそが恐ろしいウイルスの仕業だということに気づく。しかも、ただ購入して飲むだけではなく、その商品名を無意識に口にするようになる。向かいの男も彼と同じく、コーラの商品名を無意識に口にする。
映像が怖いわけではないが、人間がyうっくりと侵されていくという恐怖がとても伝わって来た
さらに恐ろしいと思ったのは、恐ろしいことが起こっているとわかったときに、誰も信用できなくなってしまうこと。誰が犯人かもわからず、すべての人を疑うようになってしまうことは、人間としてもっとも恐ろしいことなのではないかと思った。
コンピューターウィルスが本当に人に感染することがあったなら、それこそすごいパニックがおこってしまうんだろうな。

オープンウォーター

2005-11-24 14:28:00 | えいが♪
実話を元にして作られた作品
【ストーリー】
スーザンとダニエルの夫婦は、久しぶりの休暇を利用してカリブ海に旅行にやってきたそこで二人はスキューバダイビングを体験する。
ボートに他のツアー客らとともに乗り込み、ダイビングの目的地へと到着する。
そして、スタッフの指導を受けいざ海中へ・・・。
二人は存分に海の旅を楽しんだそして、予定の時間内に水中へあがった。
すると、そこにあるはずのボートがない二人は、位置を間違えたのかとも思ったが、そうではなかった。あたりは一面海。一隻のボートも見つからない・・・。そう、実はスタッフのミスで、全員揃ったと思い込みすでにボートは岸へ戻ってしまったのだった。
二人はすぐに助けが来ると信じ、海を漂っていた。
しかし、何時間たっても助けはやってこなかった。すると、なんと二人の周りにサメが二人はなすすべもない。
なんとかサメは行ってしまったと安心すると、クラゲに足をさされてしまう。
そうこうしていると、ひもくれてきた。
そこへまたサメがやってくる・・・。二人の運命は

正直、見終わった後の後味はかなり悪いです・・・というか、救われない映画です。
実話を元にしているということは、見る前は少なくとも一人は助かると思ってました。けど・・・。
しかも、二人には落ち度がなく、スタッフのミスなのに、あんな恐ろしい目に遭ったなんて、ほんとにかかわいそうとしかいいようがありません
それに、思ったよりもハラハラドキドキするわけでもなく、サメが出てきても、そこまで恐怖を感じませんでした。
ただ、もし自分が同じ立場にたったらということを考えると、背筋が寒くなりました

ロードトゥパーディション

2005-11-13 13:55:29 | えいが♪
ハリウッドの大スター、トム・ハンクスとジュード・ロウ、ポールニューマンらが共演した作品
【ストーリー】
マイク・サリヴァン(トムハンクス)は、アイルランド系マフィアの一味で、ボスであるジョン・ルーニー(ポールニューマン)に息子のように可愛がられていた。そのため、ジョンの実子であるコーナーは、サリヴァンを疎ましく感じていた。
そんなサリヴァンは、妻のアニー、そしてマイケルとピーターという二人の息子に囲まれて幸せな日々を送っていた。けれども、息子らは父の仕事がなんであるかは知らない。そんなある日、マイケルは父がピストルを持っているのを目撃してしまう。そして、父の車にひそかに潜り込む。
ちょうどマイケルが車に潜んだ日、ルーにーの家では同僚ダニーの通夜が行われていた。そして、ダニーの兄フィンは、その場でコーナーに対して批判的なスピーチをする。その場をサリヴァンはうまくまとめたつもりだったが、コーナーはその日フィンを射殺コーナーとサリヴァンはその場を去った。
しかし、マイケルが見ていたことを知ったコーナーは、サリヴァン一家の殺害を決意し、アニーとピーターを射殺してしまう。マイケルは、とっさのところで難を逃れる
サリヴァンとマイケルは、すぐさまシカゴに向かう。イタリア系マフィアのニッティに助けを求めるために・・・。しかしすでにそこにもルーにーの手が回っており、逆にニッティは殺し屋のマグワイヤを差し向ける。二人はそこで、叔母のサラがすむパーディションへと向かうが、すでにそこにはマグワイヤの影が・・・。

パーディションとは地獄という意味映画を見終わってからその意味を知り、サリヴァンの行く末を暗示する意味だったことにショックを受けた・・・。
この映画は、単にサリヴァンによる復讐劇ではなく、その途中で父子が心を通わせていく様子が見て取れる。サリヴァンは、自分はマフィアという世界に生きたけれど、息子には決して同じ道には進んでほしくないと強く願っている。マイケルもそれを子供ながらに感じ取っている。そうして親子の絆に心を打たれた。
最後、マグワイヤが必要にパーディションにかで二人を追いかけてくる。そして、マイケルがマグワイヤに銃を向ける。そこsでどうなるのかすごくひやひやさせられるが、マグワイヤを殺したのは瀕死のサリヴァンであった・・・。
マイケルは、父の望みどおり、最後まで人を殺めることはなかったのだ。
マイケルが父と旅した6週間は、きっと一生でもっとも濃いものだったんだろうな。

ハサミ男

2005-11-11 14:34:05 | えいが♪
【ストーリー】
知夏(麻生久美子)と安永(豊川悦司)の元に笑顔で近づく女子高校生。しかし、その数分後、その女子高校生は死体となって二人の前に寝そべっていた。その首にはハサミが突き立てられていた・・・。そしてまた、同じように殺された女子高校生の死体が。そしてまた側にいるのは知夏と安永。
マスコミは、この事件をセンセーショナルに取り上げ、犯人をハサミ男と呼んで書きたてた。
そして、再び知夏と安永の前には女子高校生の死体が二人は第一発見者として警察にマークされる身となる。そして二人はなんとしてでも『第三の事件の真犯人』を探し出さなければならなかった。
第三の事件が起こった目黒区では、全員が大きな事件にいきり立っていた。そこへ本庁からやってきたのがサイコアナリストの堀ノ内(阿部寛)であった。第三の事件とそれ以前の事件とのちょっとした違いなどから、操作は犯人に近づいていた。警察が目を付けたのは、ち知夏らと共に第一発見者となった男。
一体真犯人はだれなのかなぜ犯人はハサミを少女につきたてるのか

[以下ネタバレしてます]
最初から、知夏と安永がハサミ男だということはわかってしまう。しかし謎なのは、その動機、そして二人の微妙な関係。犠牲となった少女はみな成績優秀で清潔な美少女ばかり。一番の謎はやはり片方の刃先だけをなぜ突き刺すのかということ。最後にはその謎がすべて明らかになる・・・。
知夏は、つねに自殺をはかる。しかし、その傍らにいる安永は、助けるでもなく、ただ見守っているだけ。あたかも彼女が死なないのをわかっているかのように。
ある時、一つの謎がとける。それは知夏の部屋にある写真。それは明らかにすでに死んだものの写真。そこに写っているのは、、、安永だった。
最初は、知夏が創り出した妄想の人物だと思ったが、安永は、知夏のなかにいる人格であり、知夏はその第二の人格と対話までできるのであった。つまり、その人格が現れているときに彼女はハサミ男となり少女らを殺害していたのだ
けれども、謎はまだすべて解けていない。動機だ・・・。
途中で気づくのが、安永は知夏の父親だということ。そしてその父親は10年に飛び降り自殺をしており、その第一発見者が知夏だったのだ。
その時知夏は不登校で、彼女は自分のせいで父親が自殺したと思い込んでいた。そこで、その時の自分とは反対の、清潔で成績優秀な少女を選んでいたのだ。また、刃を開いた状態のはさみはまるで十字架。それは手を広げて飛び降りるさいの父親の姿であったのだ・・・。

ハサミ男という題名から連想されるような、残虐な場面はほとんどなく、知夏の心の謎が明らかになっていく様子が丁寧に描かれている。狂気に汚染された麻生久美子の演技は見ものだった。
それと、映画の場面でよくとうじょうするのが自由が丘。なかめに住むあたしは、よく自由が丘にいくので、よく知っている街だが、描かれ方によって、まったく知らない街に見えたりして、とても不思議だった。


甘い人生

2005-11-10 22:16:37 | えいが♪
【ストーリー】
ソヌ(イ・ビョンホン)は、ホテルの総マネージャー。しかし、それは彼の表の顔にすぎない。ソヌは、裏社会にも通じていた。そして、ホテルの社長であり、裏社会におけるソヌのボスでもあるカン社長の絶大なる信頼を受けていた。
ある時、ソヌはカン社長から相談を受ける。それは、カン社長の若い愛人ヒスに関することだった。最近その愛人に若い恋人がいるのだはないかという疑惑に関することだった。カンが上海に出張する際に、その存在の有無を確かめ、もし実際に恋人がいたら、二人とも始末するか、カンに連絡せよとのことであった。
カン社長が上海へ出発し、ソヌはヒスの家へ行く。そして、彼女に何度か会うごとに、彼はヒスに惹かれていくのだった。
そしてついに、ソヌはヒスの家にいる恋人を見つける。彼がすべきことは一つ。携帯を取り出し、カンに連絡しようとする。しかし、あろうことか、ソヌは、二度と会わないことを条件に二人を見逃す。
けれど、それは想像した以上に恐ろしい結果を生んでしまう。ソヌはこれから自分に起こる悪夢にまだ気づいていなかったのだ・・・。

映画の三分の一くらいは、残虐な暴力シーンで構成されてます。しかも、かなりリアルで、血が相当出てるので、血が苦手なひとには相当きついかもしかも、目をふさいでも、音がまたリアルです。ここまでアン逆にしなくてもと思わず感じてしまいました
ヒス役のシン・ミナという女優は、本当にこの役にぴったりだと思った。ミステリアスで、またすごくピュアな印象を受けた。冷酷で残忍なソヌでさえも惹かれていくのがよく理解できた。
映画の最初に流れる言葉がとても印象的。
「ある春の朝、弟子は風に揺れている木の枝を見て師匠に聞きました。先生、揺れているのは風ですか、それとも枝ですか?。」
すると師匠は答えました。「いや、本当に揺れているのはそのどちらでもなくお前の心だよ。」
最初はその言葉の意味が理解できなかったけど、映画を見終わると、痛いほどその意味が伝わってきます。
ストイックなイ・ビョンホンの魅力がすごく際立っている映画だと思った。