ちなみにこれが1999~2009年の表紙です。
ちなみにこれが1999~2009年の表紙です。
最近土日まで持っていく録画が多いと思ってましたが、冷静に数えたら10本ありました。
これに加えてNHKドラマ2本と大河ドラマ(今は「坂の上の雲」)が入るから・・・
でも、夏クールに較べて面白い作品が揃ったと思います。
だって途中リタイアがゼロですから。
例によって個人的主観で面白い順。
JIN-仁-
まあ文句なしでダントツですね。前クール「官僚達の夏」が初回2時間SPから「重い・ムズイ」で低空飛行だったから心配してましたが、難しい医療を噛み砕いて説明される展開が相乗効果を得ているように思います。そして何気に緒方洪庵が史実と同じ日に亡くなるとか、歴史を完全には逸脱しない展開も嬉しい。8年ぶりの連ドラ出演の大沢たかおって、最初地味かと思えばハマり過ぎ。そして内野聖陽の坂本竜馬がさらにハマり過ぎてて、来年大河で竜馬を演じる福山雅治は思わぬところでハードル上がっちゃいました。嫉妬深い綾瀬はるか、憎めない桐谷健太の役柄も両名の最も魅力ある部分ですよね。しかしあの胎児様腫瘍、それだけはやらないで!と願っても目が開くもんなぁ・・・。久々にトラウマになる怖さでした。
不毛地帯
フジテレビ開局50周年番組。半クールで山崎豊子の重厚なストーリーをやってくれますが、視聴率が悪いらしいです。理由は「重い・暗い・難しい」らしい。で、なぜ「JIN-仁-」は支持されるのかも謎ですが・・・そもそも5年前の「白い巨塔」は高視聴率だっただけに、「不毛地帯」との決定的な視聴率の違いも不思議です。中には「暗過ぎて見て損した」なんて人もいましたけど、タイトルと予告から察しろよと(苦笑)。言うまでもなく重厚な役者が大挙出演し、いや~なやり取りを展開。でも唐沢寿明の真っ直ぐな演技が随分と中和しているので、個人的には見やすくなっていると思いますけどねぇ。1話はCGやレプリカも駆使して当時の飛行機を再現したりと、結構考証面も頑張ってたと思います。これからは「官僚達の夏」でクローズアップされた自動車産業や繊維産業の対米政策も関わって来ますので「官僚達の夏」がいい教科書になってたり。注目点として、エンドロールが出演者の"格"を無視した形になっていること。まあ何となく裏で色々あった結果という気もしますけど。
ライアー・ゲーム
前作見てたらそりゃ今回も見るしかないよな~って前作のラストが思い出せないのですが・・・そういえば吉瀬美智子はこれでブレイクでしたっけ?音楽の中田ヤスタカもPerfumeのプロデューサーってのがクローズアップされる前後ですか。頭の回転が遅い自分は全く謎解についていけません。ただ、準決勝までテレビでやって決勝は劇場版で観ろというこのやり方を誰が支持するのか・・・金を払わないと結論は教えない。テレ朝の仮面ライダーがあれだけ反発くらったのにフジテレビの面の皮も厚いなぁ。とても「不毛地帯」と同クール同局と思えない。
ギネ 産婦人科の女たち
少子化以前の危機ともいわれる産婦人科の過酷な現状を冷徹に描いた作品。現代っ子な新人医師の上地雄輔・本仮谷ユイカが中心かと思いきや、どんどん主人公が強烈キャラになるのですっかり霞んでしまい、相当空気に・・・その分先輩医師達の描かれ方がカッコ良く、あらぬ方向に行きかけたストーリーをしっかりと引き戻すのは当初の意図どおりなのでしょうか。しかし院長の不倫話は全くいらない。
小公女セイラ
ハウス名作アニメ見てません。同枠の「こち亀」とは違う意味で見てられないと思って、1話見て3週間放置しましたが、決心して続きを見ると突っ切った存在が何気に面白くなって来た(笑)。やっぱ岡田惠和脚本はこういった原作アレンジものの方が味があります。忽那汐里(オスカー)・岡本杏理(スターダスト)による大手プロダクション戦争が行われる中、小島藤子が悪役リーダーとして1つ上の存在。彼女は「おっぱいバレー」で唯一主要どころの女子生徒でしたから恒例の岡田惠和推薦枠ってことですかね。音楽は映画「夕凪の街 桜の国」の村松崇継。単楽器のシンプルなメロディがいいです。どーでもいいところで、学院長が樋口可南子だけどスポンサーはドコモだったり。
リアル・クローズ
ダサい女の子の成長物語だと思ってたら、早々にスタイリッシュになってて唖然。ライバル加藤夏希ともすぐ仲良しになっちゃうしなぁ。というか、とっととオシャレにさせて色んな企画を展開して実通販で服をたくさん売ろうって意図ですか。西島秀俊は今までで一番明るい姿を見た気がします(笑)が、それが好きなキャラだけど違和感だったり。黄川田将也は本多政重(天地人)とニコと両極端だなぁ。
サムライ・ハイスクール
ご先祖様に時々人格を乗り移られる無気力高校生のお話。三浦春馬がうまくギャップを演じてますが、結構普通に周囲が受け入れてる・・・。杏は「華麗なるスパイ」に続き、同局同枠での連続ヒロインっていう異例の扱い。城田優は気が弱いっていうより、変な子みたいです。女子2番手小林涼子は「魔王」から一転明るい役ですが、途中不自然に犯人になったりカワイソウな部分も。彼女も背は低くないですが、周りがデカイから150cmくらいに見えるな。主人公の父に岸谷五朗、妹に大後寿々花で、この演技派二人だけのやり取りがもっと見たいけど・・・。あと、ミムラも今までにない突飛な役で新鮮ですが、本人はちょっと苦労してる?音楽は菅野祐悟で、この人「不毛地帯」との掛け持ちですよね?そういうの珍しい気がします。珍しいといえば井上由美子もこういうジャンルの脚本は余り無いような。
東京DOGS
小栗旬と水嶋ヒロで「あぶない刑事」的コメディを展開してますが、遠く及ばない感じ。随所に入る笑いどころが常にスベッているような・・・吉高由里子が絡むネタだけは、彼女独特の雰囲気で成立させている気がします。
おひとりさま
女性版「結婚できない男」というほど極端でもないのが残念。タイトル通り"おひとりさま"なのは毎回冒頭だけですしね。平行して小池徹平が教師としての自覚に目覚める話かと思ったら、そこは進展が無かった。みどころとしては松下奈緒の無意識な毒舌が良い。しかし独身美人な先生しかいない上に保健室の先生でこっそり鈴木亜美が出てます。ほか、生徒役に25歳がいるとか。
アンタッチャブル
1時間連ドラなのに、なぜか冒頭に今週のダイジェスト予告が入ります。よほど時間途中で視聴率が落ちたのでしょうが全く不要。毎回怪しい人は実はいい人で死ぬor襲われるのパターン。全編通じての悪いボスがいるのですが、そこまで辿り着く前に仲間由紀恵以外は全員死にそうです。随所に入る小ネタも「トリック」再び!とか思ってるんでしょうけど、到底及ばない感じが残念。