世界フィギュアスケート選手権2007 安藤美姫優勝!!
SP1位のキム・ヨナがフリーで、フリー1位の浅田真央がSPでミスを出して、SP・フリーともに2位の安藤が優勝。
正直、日本選手権の浅田真央は素人目にも別次元だと思いましたし、今回も、1ミスの浅田の方がフリーノーミスの安藤よりも6点以上高い得点でした。最終的に0.5ptでかろうじて安藤が逃げ切った形。現時点で、どうにもならない実力差はあるようです。
ってそんなことはどうでもいいですね。
勝ったのが安藤さんってのは事実。
最終滑走というプレッシャーの中での、今日の安藤さんの落ち着き、そしてクレバーな演技は見事。4回転を捨てたのは賢明な選択だと思います。
今回は、何が何でも優勝して欲しかった。
1年前のトリノオリンピックで苦しんだ彼女を知ってるから。
これで本当に安心してゆっくりとできるんじゃないですかね。
いいんですよ、4回転はまたどっかの公式大会で試せば(笑)
しかしフジテレビ中継のつまらなさはないな~。
SPが終わったあとの「すぽると」は2位の安藤がダイジェストで、5位の浅田の演技をフル放送。
第1代表、第2代表って差はあっても、それは違うでしょって感じ。
で、最後の表彰式。
日本人の1-2独占が嬉しいのは分かるんだけど、なんで表彰台で3位のキム・ヨナだけフレームから外しますかね。結局散々ライバルとして盛り上げてたキム・ヨナが表彰台で映ったのは後ろ向きの映像だけ。
視聴者が求めてるから?
っていうより、「視聴者が求めていることに応えてる」っていうテレビ局側の驕りにしか見えませんでした。
真央ちゃんアップも、スポンサーの都合な部分がアリアリだし。
スポンサーはスポンサー、スポーツはスポーツ。
日テレの巨人びいきよりも、最近はフジテレビの過剰な勘違い演出の方が、イタイ気がします。
捏造しなけりゃいいってもんでもないと思うけどね~
カーズ
アカデミー賞2006年長編アニメーションノミネート。
車を擬人化したディズニーの長編アニメーションですが、機関車トーマスみたいに人が存在するのではなく、登場は全て擬人化された車だけの社会であり、人間は登場しません。
正直なところ、仕事の都合(笑)で見なければならなくなって観た作品です。
筆者はディズニーアニメはほとんど観た事がなく、ましてやレンタルで借りたのも初めて。
字幕とか言語設定の意味が分からなくって、吹き替え版で観てしまいました。
この辺、もっと分かりやすい設定画面も必要なんじゃないの?って先に苦言です。
ストーリーは大活躍でちょっと天狗になりかけた若きNASCAR(?)に登場する車の成長物語。ストーリーとしてはベタベタな部分がありますが、その分単純な筆者にとっては、後半の盛り上がりが予想以上に泣かせてくれました。
そして、そのストーリーの中にはアメリカの道路を取り巻く社会問題が内包されています。高速道路が出来て観光客が来なくなった町。地図にすら載らなくなった町の住人(=車ですけど)たちの心情がリアルに描かれ、アメリカンノスタルジーの代名詞であるルート66の抱える現実と、それに対する製作者の伝えたいメッセージが胸を打ちます。
こういった問題は、他の国の人間には分からないことであり、この辺は映像特典にスタッフが「カーズ」を作るきっかけを語ったドキュメンタリーがあるので、そちらをぜひ観て頂きたいと思います。
何より、全編を通じて車に対する異様なまでのこだわりと愛情が、とてつもなく美しいCGで描かれている点が見事。ボディに反射する光や映りこむ景色、ホイールやサスペンションの細部まで徹底的に描き込まれており、登場する実写には全てその車のエンジン音が使用されています。トラックのいびきがエアブレーキだったり、マリオ・アンドレッティやミハエル・シューマッハーまで声優で出てきたり(そこだけ英語版で見直しました)。レースシーンの映像は、実写も含めて映画で描かれたレース映像としては歴代最高じゃないですかね?
分かる人が観れば見るほどマニアックな再現にうならされるんじゃないかと思います。
あえて難点を挙げれば、逆に車に詳しくない人だと、顔の表情に違いがない分細かいキャラは見分けがつきにくかったりするかも知れません。擬人化した故に恋愛シーンとか、必要性に欠ける気がします。だから中盤ちょっと眠いくらい中だるみしちゃいますし。
さらに、1回だけですが、車の親子が出てきました。車に成長という概念はないですから、擬人化した上であえて描く必要は無かった気がします。正直そこだけ冷めました。
あとは、ハエまで車にする必要が・・・鳥は鳥だったらしいんですけどね(未確認)。
もっとも、そんなことは気にしない人にとって、相当楽しい映画だと思います。
この映画で、車をさらに好きになる子どもがたくさん増えて欲しいな~って思います。
しかし、やっぱりこの映画は、メッセージ・こだわりとも大人のために作られたものであり、考えさせられる映画であると思いました。
単純な比較もどうかとは思いましたが、同様にメッセージ色が濃い宮崎駿作品に我々がノスタルジーを感じるのと同様、アメリカの人々もキュンと来る映画なんだろうなと思いました。
1.苗木を植える
2.木が育つ
3.時々花を咲かせたりする
4.伐採する
5.紙の原料になる
6.紙ができる
7.木に咲いた花の花粉で花粉症になる
8.鼻水が出るのでティッシュを浪費する
9.ティッシュが無くなるので紙が必要になる
10.紙の原料の木が必要になる
1.に戻って苗木を植える
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花粉症自覚元年カキコ(涙)