どうにもドラマ見るのに忙しいと思ったら大河入れて11本見てた(汗)
「だいすき！！」も見たかったのですが、時間が取れなかった・・・
火曜22時と木曜22時でドラマが2本カブるのは何とか調整してくれないかなぁ。
薔薇の無い花屋
死んだ妻の意思を継いで花屋を開いた親子が出会った、目の見えない女性とのラブストーリー。といいつつ、1話で既に女性の目が見えることを視聴者にバラし、一気にミステリアス路線も加わります。やっぱり野島伸司脚本ですよね、普通に進むワケが無い(笑)
竹内結子の目が見えない演技が迫真なだけに、それがフリだなんて全く思わなかった。こんな謎、普通はもっと引っ張るだろうにねえ。
パペットマペットを尊敬するしっかりものの娘、雫を演じる八木優希ちゃんが何とも言えずカワイイです。このドラマのお陰でテレビから消えつつあるパペマペ起死回生なるかも注目。
ハチミツとクローバー
美大生5人を中心としたラブストーリー。人気漫画のドラマ化で、既に映画やアニメにもなってますが、筆者はどれも見てません。15歳の成海璃子をヒロインに持ってくる力技で展開です。
「イケメン～」で注目を集めた生田斗真が主演。周りに振り回されっぱなしの情けなさがダブりますが、高校生役はさすがに老けてたので、今回の方が○。
注目は真山役の向井理クン。ドラマや映画にチョイチョイ出てましたけど、このクールメガネで一気にブレイクしそうな気がします。あとはその真山を一途に想い、涙にくれるあゆみが一番の応援どころか。演じる原田夏希も、NHK朝ドラヒロイン経験者ながら連ドラのメインどころでは余り見ないだけに、これを機会に注目がさらに高まるのではないでしょうか。
あしたの、喜多善雄
11日後に自殺を決意した冴えない中年男が、急に様々な出来事に巻き込まれ始め・・・
バイプレーヤーとして高い人気を誇る小日向文世がついに主演に！その演技力の全てを堪能できるドラマです。が、まだ何とも謎がハッキリしないまま進んで行くし、そもそもその謎が視聴者にとっての関心事なのか分からないので、分かりやすいドラマが好きな人は見るの止めちゃう気がしますね。
実力派が揃った主要キャストの中で、落ちぶれたアイドルを演じる吉高由里子さんが唯一ほぼ無名の存在。プロフ見るとまだ20歳ですが、落ち着いた、もっと年配の役も似合いそうな女優さんです。
貧乏男子 ボンビーメン
人がよく、仲間のために借金を重ねる大学生が返済に奮闘するが思うようにいかず・・・
「あしたの、喜多善雄」と同時間。こちらは現在人気No.1の小栗旬が連ドラ初主演。今までは何かしらミステリアスだったり、影があったりな役どころでしたが、今回は何ともあっけらかんとしたいい奴です。
ただ、借金を重ねる理由に全く説得力が無くて、そういう意味ではストーリーに全く共感できず。返済に失敗するのも、結局自業自得だろうって面がアリアリ。見てて歯がゆさやイライラが先に来る感じです。むしろ、そのお人好しを尊敬する三浦春馬クンの苦学生や、金を貸して試練を与えるユースケ・サンタマリアの方が見所。
斉藤さん
相手が誰であろうが、間違っていることは間違っているとハッキリ言う主婦斉藤さん。ただ、ショムニの坪井のように無敵な存在ではなく、弱いところもある人間として描かれています。が、正義感故の要領の悪さが前に出てしまっていて、無茶だけど共感できるってキャラクターになってません。我々が見てて「それじゃ無理だよ・・・」と思ってしまうのでは成り立たない気がします。
さらに最悪が設定で、不良が市議会議員の息子だから周りは注意できず、何やっても許されるとかなってます。今どき、市議会議員なんて子どもの犯罪一つが議員生命に関わるのは当然。設備壊されて警察にも言わない幼稚園に非があるようにも見えました。せめて、高校と幼稚園が同じ理事長で、不良は理事長の息子だからPTAも口出せないとか、それくらいの説得力が無いもんかと思います。
出演者に関しては、観月ありさが背筋を伸ばして仁王立ちする姿はハマリ役。何より、結婚してテレビから消えてたミムラの復活がうれしいです。いつの間にか母親が似合う年になってますが、表情豊かな演技は健在。日本一「ですよねぇ～」というセリフがうまい女優さんだと思います(笑)
鹿男あをによし
大学の研究室から奈良の女子高教師に追いやられた男が、しゃべる鹿に色々な使命を言い付けられ、よく分からないまま振り回されるという話。
鹿をモチーフにしつつ、物語のベースには夏目漱石の「坊ちゃん」を思わせるネタが入ってたり、原作もそうなんでしょうけど芸が細かい感じ。鹿の指令は、最終的に大地震の危機に瀕した日本を救うためのものみたいですが、どうつながるのか全くワケが分かりません。でも面白いです。
同僚で主人公同様不幸な綾瀬はるかの天然マイペースっぷりが迫真の演技(?)でツボ。「ホタルノヒカリ」から2作続けてこれですから、コメディエンヌ定着ですね。主演の玉木宏も、もう普通の二枚目役が来ない気が・・・この2人と佐々木蔵之介が3人並んで食事するシーンのやり取りは見事。
そこに風林火山でヒロインを演じた柴本幸が民放初登場。玉木宏に反抗するも、しゃべる鹿との関連が気になる生徒役の多部未華子も相変わらず存在感が高いです。
赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団
美人4姉妹を中心に、周囲で起きる様々な事件を解決するって話でしょう。
いきなり放火された自宅から焼死体が発見されるという衝撃的な事件から始まりましたが、4姉妹に危機感も無く、ミステリーもヒントフラグが多すぎて推理的面白さが希薄です。
夏帆が初主演に抜擢。しっかり者の末っ子を好演してますが、本人とは関係の無いところで、なぜ原作の3姉妹を4姉妹にしたのかが謎。特に長女の出番が少なかったのでそう思うのかも知れませんが・・・純情おっとりの次女、金にシビアな3女が目立つので、長女と4女は大変そうです。ちなみに3女市川由衣ちゃんは自宅シーンでメガネ姿ですが、筆者彼女大好きなので、メガネ無しのバイトシーンを増やしてくれないかと。
エジソンの母
発明王エジソンが子ども時代に見せた発想をモチーフに、好奇心旺盛で発想がユニークな子どもが、現代の「常識」から排除されそうになる姿を、振り回される教師の視点で描いています。どちらかという現代教育に疑問を投げかける社会派ドラマになるんでしょうか？
ただ、子どもが天才というよりも、教師達が単なる指導力不足にしか見えません。こんなことも説明できないの？って疑問の方が先に来ちゃいますね・・・。
型にはまったつまらない教師を演じる伊東美咲は「めぞん一刻」や「山おんな壁おんな」とダブります。今回は演出方針も大いにあるかもしれないですが、こういった抑揚が無いけど困り果てる女性役は余り似合わない気がします。活発なシーンが活き活きしてて似合ってます。
坂井真紀の温かい母親が好印象。谷原章介はいつから間抜けな二枚目キャラオンリーに(笑）
1ポンドの福音
高橋留美子の漫画が原作。あえて「なんで今さらドラマ化？」って感じですよね。
ちなみに原作が無いと考えれば、亀梨クンもはまってますし、黒木メイサのシスター姿も眼福。対戦相手が毎回面白く、どちらかというと期待してなかったボクシングシーンが楽しみだったり。
普通にラブコメとして面白いと思うんですけど、高橋留美子作品という看板がある以上、どうしても評価が厳しくなるのは避けようがないでしょう。
しかし2話のゲスト福井博章は良かった。前クールもちょいキャラながらレギュラーで2本掛け持ちだったし、あのルックスとスタイルで毎回カッコ良くならないのが最高ですね。
佐々木夫妻の仁義なき戦い
弁護士夫妻の離婚騒動を描いたコメディーですが、初回を見る限り仁義アリアリでした(笑)初回からなんとなく予定調和な感じがします。落ちるとこまで落ちてドロドロするのかと思えば、毎回夫婦の絆を取り戻す感じなんだろうな。
稲垣吾郎演じる几帳面な夫は一般的な彼のイメージ通りで、妻の小雪が大雑把な役どころ。でも、小雪さんてCMで演じる絶対的美人に対して、ドラマではこういう役の方が多いので違和感無いですね。レスリングする山本耕史、ゲイの古田新太あたりが楽しいです。
篤姫
宮崎あおいの天真爛漫な姫様はカワイイ、振り回される瑛太もまたカワイイ(笑)
西郷吉之助の小澤征悦と大久保正助の原田泰造もいい味です。風林火山同様、物語の後半につなげるための、歴史的人物との偶然的出会いが前半は続くかと思いますが、前作よりは無理なく展開しそうに思えました。あと、バカ殿演じる堺雅人最高、しかもバカは仮の姿っぽいのがまたゾクゾクもので目が離せません。
