重宝しているコリン父から送られてくる
美術館招待券。
しかし会期終了が迫っている事が
多いので焦りつつ、タイプの違う展覧会へ。
恵比寿にある山種美術館で開催されている
「速水御舟 -日本画への挑戦-」
恵比寿駅から坂道を登りきった所に
10月に新しく移転開館した日本画専門美術館。
速水御舟作品を115点所蔵している中からの
記念特別展。
写実的な表現技術は素晴らしく
ポスターにもなっていた「炎舞」はまるで
力強い炎の揺らぎから、
熱さが伝わってきそうな勢いがある。
御舟の深い観察力に裏打ちされた絵。
そのスケールの大きさに圧倒される。
なんて言いながら今回の展覧会まで
知らなかった画家。勉強不足である。ある。
某日。
恵比寿の都立写真美術館で開催されている
写真展「セバスチャン・サルガド -アフリカ-」へ。
フォトジャーナリストのセバスチャン・サルガド氏が
写真家としてスタートしたアフリカの地。
36年間にかけて撮影した作品の中から
アフリカを見る。
貧困と飢えと紛争。
アフリカのイメージといえばそれに尽きる。
しかし、アフリカは大きく豊かな大陸。
美しい自然と野生動物と逞しく生きる人々がいる。
サルガドはアフリカの人々の中に入り
同じ目線で現実を写真に納めている。
美しい大地が、干ばつにより荒れ果てた砂漠に変わり
その中を痩せこけた子供の手を引いて歩く女性。
その写真の事実は悲惨さだけなのかもしれないが
サルガドの写真には、
どうしようもない現実であっても
人が生きていく強さを感じる事が出来る。
聖書は読んだ事がないのに
なぜか聖書の一部に見えてくる。
その位生きていく事は神々しい。
写真は世界共通の言語であると
サルガドは言う。
簡単には撮影できない写真からの現実から
何を思い、何を感じ、何を見出して、何を伝えていくか。
そんな事を考えずにはいられない
見ごたえある写真展。
今年一番かもな。
美術館招待券。
しかし会期終了が迫っている事が
多いので焦りつつ、タイプの違う展覧会へ。
恵比寿にある山種美術館で開催されている
「速水御舟 -日本画への挑戦-」
恵比寿駅から坂道を登りきった所に
10月に新しく移転開館した日本画専門美術館。
速水御舟作品を115点所蔵している中からの
記念特別展。
写実的な表現技術は素晴らしく
ポスターにもなっていた「炎舞」はまるで
力強い炎の揺らぎから、
熱さが伝わってきそうな勢いがある。
御舟の深い観察力に裏打ちされた絵。
そのスケールの大きさに圧倒される。
なんて言いながら今回の展覧会まで
知らなかった画家。勉強不足である。ある。
某日。
恵比寿の都立写真美術館で開催されている
写真展「セバスチャン・サルガド -アフリカ-」へ。
フォトジャーナリストのセバスチャン・サルガド氏が
写真家としてスタートしたアフリカの地。
36年間にかけて撮影した作品の中から
アフリカを見る。
貧困と飢えと紛争。
アフリカのイメージといえばそれに尽きる。
しかし、アフリカは大きく豊かな大陸。
美しい自然と野生動物と逞しく生きる人々がいる。
サルガドはアフリカの人々の中に入り
同じ目線で現実を写真に納めている。
美しい大地が、干ばつにより荒れ果てた砂漠に変わり
その中を痩せこけた子供の手を引いて歩く女性。
その写真の事実は悲惨さだけなのかもしれないが
サルガドの写真には、
どうしようもない現実であっても
人が生きていく強さを感じる事が出来る。
聖書は読んだ事がないのに
なぜか聖書の一部に見えてくる。
その位生きていく事は神々しい。
写真は世界共通の言語であると
サルガドは言う。
簡単には撮影できない写真からの現実から
何を思い、何を感じ、何を見出して、何を伝えていくか。
そんな事を考えずにはいられない
見ごたえある写真展。
今年一番かもな。