ホスピス、緩和ケア看護覚書*カナダ編

ホスピス看護をカナダから。2013年大学院を卒業しました。カナダ人の夫とは14年たっても熱愛中。

久しぶりのニコラ

2011年09月06日 | 旅行
旦那の大好きなニコラ湖。昔は毎年必ず訪れていた。最近はバンクーバー島がお気に入りで、トント御無沙汰していた。6年ぶり、セミ砂漠気候のこの土地。9月だというのに暑い日差しでくらくらしそう。来て良かったと思った。
そうなんです、カナダにも砂漠気候というものがあるのです。降雨量が少なく、海岸沿いに比べて針葉樹林が少ない。ポンデローサ(赤松?)とセージグラスに覆われた、薄茶色の山肌。放牧が盛んでカウボーイが似合う場所。私が始めてここを訪れたのはカナダへ来た年の夏の終わり。ロッキーへ行く途中だった。薄茶色の山肌を見て、伐採の後に植林をしなかったせいだと思い込んでいた。無知というのは恐ろしい。
で、キャンプ場選び。いつも行っていた州立のモンク。キャンプ場の1から26は子供の公園もあってビーチにも近い。しかし絶対そこには泊まらないのだ。と言うのも砂漠気候だから夕方の風が強くて、とくに1から26のサイトは湖から吹き上げる風を受けるからだ。テントキャンパーにはつらい。しかし私がこのキャンプ行になかなかgoサインを出さなかったので、予約をしようと思った時にはたった二箇所しか残っていなかった。それも1ー26のサイト。あーやな予感。
6年ぶり。松食い虫の被害でたくさんの赤松が切り倒されていた。1-26のサイトは木がなくてガラガラという感じだった。しかし、キャンプ場からの湖と氷河で削らたゆるやかな山並みの景色は最高。
二日目いつもの風が吹き出した。湖は白波が立ち出した。テントは風に押されてポールが折れないか心配になってきた。日がくれる頃には収まるはずなのに風は強くなるばかり。この日は連休が始まる前だったので、予約なしのサイトがキャンプサイト27-126であまだ数カ所空いていた。管理人の人に強風で居れないから変わっても良いか聞いてみた。場所代はどこも同じ金額だ。問題ないないと思った。しかし答えは今のキャンセル料金と新規の場所代128ドルを支払うのならどうぞと。すでに125ドルも予約料と場所代を支払っている上に?!交渉を試みたが管理人は聞く気まったくなし。ええい、最悪の場合はテントをたたんでデリカの中で眠ればいいやと、覚悟を決める。この天気がどれくらい続くのかは知らない。
家族四人で知恵を出し合い、夜を過ごした。テントやピクニックテーブルのキャノピーを壊せば損失は128ドルどころではなくなる。夜9時を過ぎても止まない強風にケチった決断をし自分を悔いそうになった。風は明け方4時ごろ止んだ。デリカの中で眠ることもなく、テントやキャノピーを壊すことなく朝を迎えた。
翌日は快晴で湖は鏡のようだった。強風は二度と吹くことはなかった。



湖と山並みがよく見えるキャンプ場。今まで12人用のテントを使っていたけれど、家族縮小に(AJはもう一緒に来たがらないし、Brodyは同じテントで寝たがらないので別のテントで寝るようになった)、6人用のテントへ変更。


ぎらぎら輝く太陽泳ぐの大好き絵里佳ちゃん


あまりの暑さにお母さんも水の上でぷかぷか



砂埃あがる暑さが伝わるでしょうか?

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