今年もお盆が過ぎましたね。
東京は盛夏なのに梅雨のような涼しい日が続いています。
気候もですが、人間社会にもいろいろなことが起こっています。
日本にとっては第二次世界大戦という最後の戦争の後、72年が過ぎました。
戦時中の生活を全く知らない私は、戦争が起こるイメージができません。
でも今の世界は、とても残念なことですが、すぐそばに戦争の雰囲気が漂っています。
一部の先進国の豊かさや表面上の平等の奥に隠されていた、
不平等・抑圧状況にあった人々の声が表面にでてきているのかもしれません。
この肉体で過ごす人生は、長い長い魂の旅のほんの瞬きだと言われています。
魂の旅もそうですが、地球の時間も同じで、想像もつかない大きな流れの中で私たちは生きています。
流れの中では、片方に極端にふれると、その後逆に向かう時があります。
例えば、ヒトラーの人種差別という悲惨な歴史があったことで、「人種差別は良くない」と世界中すべての人が口に出して言えるようになりました。
まだ差別は残っていますが、あって当たり前という感覚の人はとても少なくなったはずです。
出来事にはすべて意味があると言われますが、起こった事は必ずどこかに影響します。
すべてのことは、長い長い大きなゆりかごの中で、ゆらりと揺れているだけなのかもしれません。
私たちの魂はなぜか良い方向に向かおうとします。
決して悪い方向、嫌だと感じる方向には、長い間いられないエネルギー体です。
いつかもっと豊かで完璧な存在に近づくように出来ています。
今の状況が、もっと良い方向に向かうための揺り返しだとしたら、
私達ができることは、これからを信じて自分自身の毎日をしっかり生きることだけです。
私たち一人一人が
自分を大切にすること。
自分のすぐそばにいる人たちを大切にすること。
自分が暮らしている環境がどんなに奇跡的な贈り物なのか改めて考えてみること。
自分と同じではないものを否定しないこと。
その小さな積み重ねが世界を作ります。
そして私たちの魂の成長も豊かさも、そこから造られます。
もっともっと良い世界になりますように。
私の日々の生活もその一端を担っています。
楽しんで、頑張ります。