物質には時間経過や環境にに伴う変化がプログラムされています。
すべての物質は他の要因が関与しない場合、そのプログラムに従って変化していきます。
私たちの肉体は、気付かないうちに細胞分裂により新しい細胞に入れ替わっています。
いろいろな説がありますが、骨も含めて3年後には今の自分の肉体は完全に新しい細胞に生まれ変わっているそうです。
もちろん細胞分裂には限界の回数がプログラムされていて、その回数の限界を超えたときには分裂できずにその細胞は死んでしまうらしいのですが。
その細胞分裂の際、DNAが損傷することが老化の原因といわれています。
もしも一つもミスがなく完璧な分裂ができれば、私たちの肉体は老化しないのかもしれません。
でも、物質である肉体を持っている以上、ある程度老化は避けられないことなのでしょう。
私たちの思考は物質である肉体や細胞に影響を及ぼせるはずです。
「もう歳だから疲れて出来ない」
「昔のようには頭が働かない」
「歳をとって動けなくなった」・・・
確かに、肉体の細胞は少しずつ老化していくようにプログラムされているようです。
でも、自分の肉体の限界をさらに狭めてしまっているのは「歳だから」という思いなのではないでしょうか。
私たちが思考により、「歳をとったから肉体が老化して動けなくなって当たり前」という影響を与え、肉体が本当に持っている力を抑えてしまっているかもしれません。
とてももったいなくて、残念なことですね。
自分が自分の肉体の力を信じてあげることで、もっと肉体は働いてくれるはずです。
そして物質が持っているプログラムにも影響を及ぼせるはずです。
細胞分裂のプリントミスを修復する力が、思考にはあるはずなのです。
なにより科学的に、人間の身体は、全く悪い影響のない状態で生活した場合、120年は確実に生きられるという説もあるのですから。
せめてそこまでは自分の肉体を信じてあげましょう。
自分から肉体の力を弱める必要はないのです。