自分は生きにくいと言う知人がいます。
その知人は、真面目で自分に厳しく、その分他人にも厳しく、嫌なことや気になることがあるとそこから気持ちを離せなくなります。
自分の中にある正しさが絶対で、それに合わない人や出来事を許せません。
頭では人それぞれとわかっていて、自分でも自分がめんどくさいと言いながらも、一度嫌だと思うと離れられなくなるのです。
そしてまた、自分はもっと認められるはずなのにわかってもらえない、という憤りを持っている人もいます。
誰でも、自分が認められていない状況は辛いものだと思います。
細かいひとつひとつの物事にこだわりが強く、許せない・こうでなければならないという思いが強い人は、普段の生活でストレスを溜めがちです。
もし幸せになりたいと思うなら、自分の癖を頭でわかって、考え方を変えていく必要があります。
シンプルに物事を考えて、自分がどうやって生きていきたいのか、何をしているときに楽しい時間を過ごせるのか、それをまず知ることです。
自分が本当に幸せになりたいのなら、自分を苦しめている自分の感情に優先順位をつけ、自分が幸せだと思える状況にいるように、自分の感情をコントロールすることが大切です。
その時に重要なのは、人の気持ちや人が自分のことをどう思っているかを優先順位の上にしないことです。
他人の感情は、自分でがコントロールすることはできません。
他人が思うことはその人の勝手で、そしてどう思っているかを推し量って想像しても、直接言われない限り自分には全く関係ないことです。
自分が自分をどう判断するかを大切にすることです。
今の社会の中でのストレスや辛さは、対人関係のやるせなさが大きくの範囲を占めると思います。
対人関係は自分の思い通りにはならないことが多いかもしれません。
思い通りにならない、というのは、自分の頑なさから来ている部分も多いはずです。
皆それぞれが色々な考えを持って一生懸命生きていると気づけば、許せないという主観的で感情的な考えを、少し手放せるはずです。
全てに勝つことだけが幸せではありません。
まだまだ地球は不完全です。
完璧な人などいません。
ましてすべての人に共通する”正解”もないのだと思います。
とにかくまずは自分自身の幸せを大切に考えてみてください。
余裕がある状態であれば人にも優しくできます。
余裕のある状況なら幸せを分けてあげられるのだと思います。