今年の新造船は「ロングスクーナー」。 海洋冒険オンラインRPG"大航海時代Online"にも登場する船で、名称・船種名はともかく、似たカタチ(帆走思想)の船は実在していました。 今回はゲーム上に登場する形態・質を目指そうと考えてます。 どうぞ最後までお付き合いください
* 2013/2/14 製作開始
■ 計画
いつも利用する販売店には「ロングスクーナー」という帆船模型キットはありませんでした。 (おそらく、キット自体無いかも…) しかも今回作るのは"大航海時代Onlineバージョン"なので、実在した鋼鉄製の動力船とはスタイル・ディテールが違う可能性もあり、模型があったとしても、結局は改造する憂き目にあいそうなんですよね…
そこで、始めから既存の帆船キットを流用&改造します。 ゲーム内でも同じ「平甲板型大型船体」を用いて建造する(?w)「ティークリッパー(正確にはカティサーク…)」を用意しました
■ キット紹介
土台に用いる、ウッディジョー(旧イマイ木製模型部門)「1/100 カティサーク」。 すぐ上に1/80があったり、その1/80にも帆有り無しで2バージョンあったりと非効率な展開をしている感もあるのですが…、今回はそういう話題ではありませんでしたね
ちなみに1/80キットは2013/2月現在改修中、2013/5月頃に新設計バージョンが発売になるとのこと。
箱を開けたところ。 開けたときにホッとするのはやっぱり日本製です。 逐一丁寧とはいえないものの、言語が通じる説明書も慣れないうちは助かります。 とはいえ、慣れてくると、言葉の説明より原寸図の図解や正確さのほうがモノをいうわけですが。
図面です。 今回は1/100の帆なしバージョンを購入したので、帆はもちろん、帆に関するヤードのリギングなど細部は大幅に省かれてます。
型押し切りのキールとフレーム。 今主流のレーザーカットではないので、切断面が汚かったり縁が潰れていたりしますが…。 それも修正し甲斐があるというもの
プラスチック部品。 一応初心者向けな位置付けなので、彫刻が恐ろしく細かくなる甲板上の船室などはプラ部品としているようです。 今回この部材は使いません。 (通常の組み立てにおいても、残った端材や別売の板を使用して構造物を作ったほうが"質感"が違ってきます。 彫刻をしないままの"一枚板"であっても、なるべく自作をオススメします)
ちょっと厄介なのが、リギングの滑車もプラ部品なこと。 ウッディジョーの帆船模型は、スケールにかかわらず大半のキットで滑車がプラ部品です。 近代船である日本丸・海王丸では正確さと強度が求められるためプラ部品で仕方ない面もありますが、大航海時代の船には木工模型店で別売されている木製滑車が良いと思います。 このまますんなりカティサークを作る場合は…、19世紀後半の船なので…まぁ感覚的なものがあるので、どちらにするかはお好みで。 私は後で別途木製滑車を購入してきます。
他、部品の仕分けもきっちりしていて、これまたさすが日本製といったところ。 おかげでスグに製作に取り掛かれますネ。
次回からは実際の製作に移ります
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ロングスクーナー大航海時代Onlineバージョン製作記 vol.1