改めまして、コチラのロングスクーナーは、海洋冒険オンラインRPG大航海時代Online に登場するカタチ・帆装を、【ウッディジョー製1/100カティサーク】を土台として製作しているものです
ヤード、ガフへの帆の括りつけは"縫う"行為に近いので、縫い針が必要です。 スケールにも拠り、だいたい0.5mm以下のロープ(糸)が帆の括りつけに使用する太さなので、針の穴に通るか確認してご購入を。 (写真は0.25mmのロープを通しているところ)
使用するロープの選定も、手芸用糸ではコシが無さ過ぎてダメです。 お高いですが、帆船模型用の別売ロープがオススメ。 ロープの色については、
・ 帆やガフ・ヤードを操作するロープ → 淡色 (ベージュ、明るい茶 (白はダメ))
・ マストの固定など、航海中は動かさないロープ → 暗色 (黒、濃い茶、濃緑)
のようにすると現実に近いです。 例外的に、16世紀中盤以前の船、小型船では区別が明確にありません。 また、美術品としての製作の場合でも、そのモデルのイメージに合った色のロープを用いてください。
ステイセイルを付けると一気にスクーナー的な華々しさが出ます ゲーム中のモデルでは省略されている、支持索、動索など、他船の資料や経験をもとに勘で追加。 帆を括る際は、ロープの通る場所をあらかじめ針や千枚通しで穴を開けておくと、針を通すときに無理なチカラを掛けずに済みます。
ゲームには表現の無い、ガフの仰角調整索は必須です。 ゲームモデルではマスト接続部の"井形"のすぐ下からガフが出てますが、この仰角調整索のための間をもたせるのが普通です。
この写真ではフレームアウトしていますが、下の索具も帆の張り具合調整のロープです。
ビレイピンにロープを括りつけ。 一応解説本にあるようにセオリー通りの結び方(括り方)をしますが、あとで巻いた予備ロープの表現をするため、完成後は分かりにくくなります。
とりあえずカタチは出来ました。 後で細かい索具や調整。 甲板小物の付け忘れ確認などして完成です (帆の布は入念にスチームアイロンを掛けたつもりだったのですが…、だぼつき残念…)
実は、前回製作記の後、最後尾ガフを作り直し、下部ブームも延長しました。 苦労の甲斐あって印象が大分良く(ゲーム通りにw)なりましたヨ。
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ロングスクーナー大航海時代Onlineバージョン製作記 vol.1
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