早稲田には、昔ながらのと言えば聞こえはいいですが、時の流れに取り残されたような店があります。
大隈通り商店街にある「レストラン ボンマルシェ」もそのひとつで、Coca Colaの赤い看板や、通りに面したショーケースから何年も学生達を見続けていたようなひからびた食品サンプルが、昭和の面影を強く感じさせます。
学部生時代は一度も訪れたことはなかったのですが、レトロな外観に興味をそそられて、興味本位で入ってみました。
店内は、テーブルや椅子、インテリアの全てが古いものの、掃除と整理整頓が隅々まで行き届いています。カウンターの奥では、背の高いコックの帽子をかぶった老店主が黙々と仕事をしており、フロアを担当する奥様ともにのりの効いた白衣がまぶしく、生真面目さがただよいます。
定番の洋食メニューがどれも5~600円前後で、頼んだのは600円のボンマルランチ。メンチカツにミートボールの載ったケチャップ味のスパゲッティ、ハムとソーセージ、それにとん汁と懐かしさが感じられる組合せです。
素朴な味に、不思議と気持ちが落ち着くひとときでした。
大隈通り商店街にある「レストラン ボンマルシェ」もそのひとつで、Coca Colaの赤い看板や、通りに面したショーケースから何年も学生達を見続けていたようなひからびた食品サンプルが、昭和の面影を強く感じさせます。
学部生時代は一度も訪れたことはなかったのですが、レトロな外観に興味をそそられて、興味本位で入ってみました。
店内は、テーブルや椅子、インテリアの全てが古いものの、掃除と整理整頓が隅々まで行き届いています。カウンターの奥では、背の高いコックの帽子をかぶった老店主が黙々と仕事をしており、フロアを担当する奥様ともにのりの効いた白衣がまぶしく、生真面目さがただよいます。
定番の洋食メニューがどれも5~600円前後で、頼んだのは600円のボンマルランチ。メンチカツにミートボールの載ったケチャップ味のスパゲッティ、ハムとソーセージ、それにとん汁と懐かしさが感じられる組合せです。
素朴な味に、不思議と気持ちが落ち着くひとときでした。
45年間営業されていたそうです。
また一つ、お世話になった店がなくなると思うと残念です。
再訪しなくては、と思いつつも、「是非」という気持ちにはならないのは何故でしょうか。
そうなんですよね、
私も「是非」という気持ちには中々ならずに10年経過してしまいました。
これは、私個人の経験で申し訳ないのですが・・・
ボンマルシェさんだけでなく、他の店もそうですが
学生時代さんざんお世話になっていても、
社会人になってから段々足が遠のき、そのうち行こう行こうと思っていても、
「まさか潰れたりはしないだろう。きっといつまでもあるに違いない」
という勝手な思い込みでご無沙汰している間に・・・
学生相手の店には、ノスタルジーを感じる以外には、
あえて行く動機がないかもしれません。
私のように卒業から20年を経て母校に戻ることも
少ないでしょうから。