桃太郎 2005年10月29日 | Weblog 鬼を退治する桃太郎のお話には、 ついつい「鬼がかわいそうだ」と思ってしまいます。 でも、各地でつくられている桃太郎人形は、理屈ぬきでかわいらしい。 これは、明治時代につくられた鴻巣の練りものです。 「ふすま」(小麦を粉にするときに残った皮)でつくられているので、 虫に喰われやすく、あまり残っていません。
縄文土器 2005年10月29日 | Weblog これまで、自分はシンプルな弥生時代の土器が好みで、 縄文は苦手、と思っていました。 特に、火焔土器のような縄文中期の土器は、強すぎてパス。 ところが、最近どういうわけか… もしかしたらこの間、久しぶりに箱根美術館の縄文土器を見て、エッ! と思ったときからか…、 好みに変化が生じて、高さ17センチの、 強くてかわいい縄文土器の紹介となりました。
狛犬 2005年10月15日 | Weblog ちょっと見は、摩滅してしまった、 ただの石のようですが、 じっと見てください。 かわいい姿が浮かび上がってくるでしょ? これは肥前(佐賀県)の狛犬です。 高さ15センチほどの小柄なものです。
フランスの水差し 2005年10月13日 | Weblog 私が焼き物を好きになったきっかけは、 20年位前、古道具店で、 「14世紀イギリスの陶器」を目の当たりにしたこと。 日本の陶器とは違う骨太な魅力にひかれ、 当時の給料数か月分の値が付いていたのを、 後先考えずに「買います」と言ったものです。 しかし、残念といおうか、幸いにとでもいおうか、 すでに行き先が決まっていて、 手に入れることはできませんでした。 これは、それよりだいぶ時代が下がって 16世紀フランスの陶器ですが、 当時の気持ちを彷彿とさせます。