新刊1311


新 刊 1311



願生の火が点く 人生の分岐点
江本常照=著 樹心社 2000円
〈形式や知識教養にとどまる仏教のありかたに疑問を抱く中、著者自身も信心の厚い壁にぶち当たり、もがき苦しむ! しかし、得道の師と出遇い、厳しいお育ての果てに、ついに、人生にひとたびあるという飛躍の転機がおとずれる。そこから、人間の苦しみ、悩み、悲しみを救済する仏教の歩みが始まった!!〉

般若心経 二六二文字を読む・知る・書く
角田泰隆・金岡秀郎・名児耶明=著 コロナ・ブックス 平凡社 1500円
〈「色即是空」で有名な経典はなぜ我と向き合う機会となり得るのか。とらわれを捨て、苦から離れる秘訣を、斯界を代表する執筆陣が説く。天皇や美術家が262文字に託した写経も紹介。〉

ヴィジュアル版 武家の古都「鎌倉」を歩く
日本の歴史と文化を訪ねる会=著 祥伝社新書 祥伝社 840円
〈大人の歴史探訪ガイド。知らない鎌倉を見つける旅へ! 武家の古都、各時代の歴史の跡を訪ねてみよう〉

科学するブッダ 犀の角たち
佐々木閑=著 角川学芸出版 840円
〈科学と仏教、このまったく無関係に見える二つの人間活動には驚くべき共通性があった。徹底した論理で両者の知られざる関係性を明らかにし、さらに向かう未来をも見とおす。驚きと発見に満ちた知的冒険の書。〉

往生要集を読む
中村元=著 講談社学術文庫 講談社 1008円
〈膨大な仏典を博捜して経文を抜粋し、念仏を勧め、「我と共に往生極楽の縁を結ばん」とよびかける源信の思想とインド仏教の原典を比較検討し、彼が基礎づけた日本浄土教の根源と特質を探究する。〉

ゆかいな仏教
橋爪大三郎・大澤真幸=著 サンガ 882円
〈ソクラテスからカント、ウェーバー、パーフィットまで、時空を軽々と飛翔して、その論点を比較・検討し、仏教にいだいていたイメージを一新する宗教対談。〉

朝鮮の仏教と名僧
洪南基=著 同時代社 1500円
〈元暁・義湘・慈蔵・義天・知訥・普愚・休静・惟政・漢岩…ら名僧たちの活躍、三宝寺刹、通度寺・海印寺・松廣寺を始めとする由緒あるお寺の数々。滔々と語られる朝鮮半島の歴史の中で朝鮮仏教はどのように生まれ、伝承し、その後の発展を遂げたのか〉

空海コレクション3 秘密曼荼羅十住心論 上
福田亮成=校訂・翻訳 ちくま学芸文庫 筑摩書房 1890円
〈日本仏教史上最も雄大な思想書。無明の世界から抜け出すための光明の道を、心の十の発展段階(十住心)として展開する。上巻は第五住心までを収録。〉

坐ればわかる 大安心の禅入門
星覚=著 文春新書 文藝春秋 720円
〈永平寺で修行、ベルリンで大人気の若き禅僧が説く不安な時代を軽やかに生きる作法とは?禅は、右か左かを選ぶ必要はありません。両方同時に歩む道です。「心配しても食べていけるし、心配しなくても食べていける」この大安心の原則を身体が理解したとき、迷いが迷いでなくなります。〉

お坊さんなら知っておきたい「説法入門」
正木晃=著 春秋社 1890円
〈説法を志す僧侶に役立つ「面白くて、ためになる法話の素材」を、仏教学の最新研究成果も踏まえて、多面的に提供する。本書には、お盆や四十九日法要、輪廻転生、霊魂、幽霊、鎮魂などの身近な話題から、お稲荷さん、大黒さん、お地蔵さん、阿修羅などの神仏、さらには宮崎アニメからヱヴァンゲリヲンまで、実にさまざまな説法ネタが満載されている。〉
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新刊1310


新 刊 1310



津波と観音 十一の顔をもつ水辺の記念碑
畑中章宏=著 亜紀書房 2100円
〈十一面観音を水辺に立てることは、治水や利水の成果を示すため、その事業に命を懸けた先人を弔うためだったのではないか。あるいは町や村の近くまで押し寄せた津波や洪水の経験を記憶にとどめるためだったのではないか。大和路、琵琶湖畔、東京とその近郊、濃尾平野、そして三陸沿岸を歩き、「水」との戦いの歴史であった日本列島民の足跡をたどる。〉

暮らしの中に生かす 禅の作法
永井宗直=監修 学研パブリッシング 580円
〈生活の中のさまざまな場面で「心と体に効く禅の教え」をやさしく説く。禅における片付けの作法や、体に良い精進料理の知恵、心を整える坐禅の呼吸法など、「心と体を整理整頓する」さまざまな知恵と作法も紹介します。他に禅宗の歴史や禅語50など。〉

大乗仏教のこころ
竹村牧男=著 大東出版社 2900円
〈(出版社情報なし)〉

天皇の仏教信仰 仏にすがった“アマテラスの子孫”たち
藤巻一保=著 学研パブリッシング 1890円
〈江戸時代まで、即位礼を含めた主要な宮中行事は仏教を軸に営まれ、歴代の天皇はだれもが熱心な仏教徒だった。ミカドたちのありのままの精神の軌跡を通し、忘れられた日本人の精神文化の真相に迫る一冊。〉

白隠禅師 仏を求めて仏に迷い
秋月龍みん=著 河出文庫 河出書房新社 798円
〈卑近な法話、洗練された公案、坐禅和讃を唱え、人間味のある書画をまじえた大地に根ざした庶民禅で、すべての人々を地獄の苦しみから救おうとした、苦難の現代にも通じる白隠禅の絶好の入門書。〉
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記事1310


記 事 1310




サライ11月号 小学館 880円
 奈良 新まほろばの旅

大法輪11月号 大法輪閣 840円
 インド・クンブメーラ一億人の大沐浴祭/石川梵
 観自在(自在に仏の心で観る)/立部祐道
 臨死体験と脳/カール・ベッカー
 随筆説法いのち輝かす仏教(6)/篠原鋭一
 にっぽん聖地巡拝の旅(23)伊勢神宮・出雲大社・泉涌寺/玉岡かおる
 近世の仏教再考(6)日本仏教と戒律/松尾剛次
 荘子の人生と思想(17)/蜂屋邦夫
 現代語訳・注『訂補建撕記』道元禅師の伝記を読む(18)/吉田道興
 仏教の眼 十円玉/大塚日正
 私の「縁は異なもの」オリンピック/太田治子
 鉄笛
   『鐘に恨みはかずかずござる』/福井栄一
   驟雨のあとさき/三井喬子
   村のお堂/内山節
   巡り合わせ/村上陽一郎
 はじめての《密教》入門
   総論 密教はなぜ「秘密の教え」なのか/網代裕康
   密教用語の基礎知識/松本峰哲
   密教を代表する仏さま/長谷法壽
   知っておきたい真言・ダラニ/今野本證
   密教法具の意味/羽田守快
   マンガ「曼荼羅入門」/悟東あすか
   密教の修行と修法/下泉全暁
   密教偉人列伝
   密教の名刹
 何故いま空海なのか(11)第二章謎/岳真也
 白洲正子論(4)明恵上人と華厳の世界/岡本勝人
 『安心決定鈔』を読む(5)/佐々木隆晃
 いま、仏教を学ぶことの意味(27)/菅沼晃
 弘法大師御請来の占い(23)危宿/上住節子
 日蓮紀行(38)一谷絶唱 日蓮はなかねども/福島泰樹
 阿含経典を読む5/横山全雄
 〈評伝〉「破天荒の画僧」岩巴人(11)/横田喬
 雑学から学ぶ仏教(42)雑学アラカルト/瓜生中
 節談説教カラオケ旅(上)/谷口幸璽
 現代中国体感・大観(中)葦の髄から中国を感じる・考える/黒古一夫
 《宮沢賢治》入門6 花巻農学校教師時代(2)/大角修
 京の街を歩く10 金閣と銀閣/井上満郎
 遍路で学ぶ生きる知恵(66)阿佐ヶ谷の七夕祭りに高円寺の阿波踊り/武田喜治
 仏教なんでも相談室/鈴木永城
 ドクターらく朝の「井戸端けんこう談義」(15)クルミは偉大だ/立川らく朝
 〈まんが〉オツベルと象/原作・宮沢賢治、作画・みつる

寺門興隆10月号 興山舎 年間購読12600円
 納めた供養料を返せと老檀家の後見人が寺院を訴えてきた波紋
 寺院を荒廃させた罪で教師失格10年の処分を下され住職不在が続く大問題
 お寺の撮影や写真掲載を認めて受ける志納金に課税庁が介入する真意
 ネットで誹謗中傷を受けたと教団や信者がプロバイダを訴えた判決
 初の全宗調査3 感動呼ぶ葬儀をするための故人を讃える各宗法語の実際
 独自取材! 増え続ける引き取り手のない遺骨はどう扱われているか
 宗教者に活用してほしい「未来共生災害救援マップ」の意味/稲場圭信
 “祈り”は科学的にもその効果が実証できるのか
 お寺に必要な「畳」が危機にあるって本当か?
 津軽三味線で仏道を説いて大ヒットするまでの住職の懸命な紆余曲折
 新たな僧侶像を予感させるスピリチュアルケア青年僧の実践
 宗派の最高議決機関で論議されていることは寺院や住職のためなのか
 寺院・住職に直言提言
   中山千夏「芸能人と僧侶とタダの人」
   和合亮一「お盆に想う」

在家佛教11月号 在家仏教協会 440円
 悲しみを乗りこえた釈尊の伝記/石上善應
 浄土真宗のいのり 信心と仏性/本多靜芳
 往生の道/藤田徹文
 口中の斧/末廣照純
 毎日の生活から歴史が生まれる/此経啓助
 タイの華人の盂蘭盆行事/玉置充子
 書評・社会貢献する宗教を調査探究/泉経武
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