酒と地域と近代化遺産・庵田の日常雑記

『地域文博・高炉館』管理人庵田の、愚痴と嘆きとどうでもいい日常。

本年はこれにて。

2004年12月31日 14時35分55秒 | 地域情報
今年度はいろいろあったなあ、、、などと感慨にふけるには、
少々落ち着きに欠ける今日この頃ですが、今年の更新は本日で終了に、、なるでしょう。

ふと地域の今年を顧みると、アメリカの影響でしょうか、旗印を明確にすることを求められた一年のように感じます。
市町村合併はその最たるもので、中間市にしても、北九州市にしても互いの妥協点を見いだせないまま、突き進んだ結果の合併破談だったのでしょう。
~ではだめだ、とか~でなければならないという前提には、相手に対する理解力を持っていないと、
単なる言葉の暴力になりかねません。
JR博多駅の改築問題にも、一種の固執を感じます。高島屋でなければならない、と。
おそらく、話題にあげられていない問題の中に、わだかまりと突っ張りがあるようで、
それで沙汰やみになる話が多いのでは、と気が気でなりません。

エコタウンへの新たな企業進出、小倉駅北口再開発問題、門司港貨物線の旅客観光化、、。

そんな中で早合点に再開発へと突き進む現状が、空恐ろしくてなりません。
シエールタワー構想のなれの果てにできた駐車場、コムシティ。それらが都市の中で何を残し得たでしょうか。
それは教訓というのであれば、私たちは何と大きな代償を払い続けていることでしょう。
構想の具体化もそこそこに門司大里の日本製粉工場は取り壊され、次々に発表される再開発計画に某掲示板は踊ります。
そこに青写真が持つ夢は見ることはできても、都市の息づかいを、生活するであろう人々の意向をどれだけ反映し得ているでしょうか。

折尾駅立体交差計画に伴う土地区画整理などはその最たるものです。
それによる利便性を享受するのは、地域住民ではなく、通過人と新たにくるであろう開拓者です。
少なくとも、今の計画を見る限り、地域にそれまであった文化と歴史ではなく、地政学を重視した開発であるとしか見ることができません。
取り壊し、取り壊された跡に、便利な更地が残るだけの再開発には、利権を巡るわだかまりと対立しか残りません。

壊すか、残すか、などという旗印を求められる単純二極化の選択は、今年で終わりになってほしいものだと、心から願いつつ、ここで筆を置かせていただきます。
皆さん、良いお年を。

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1 コメント

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Unknown (ナマエ)
2005-01-03 02:25:26
test
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