想い出の時を刻む

趣味を楽しみながら、今日の思いや出来事を綴り、想い出として残していく日記

白い衣装に黒のストッキングがお似合いです。

2016年02月06日 | 野鳥

 いろんな野鳥を見ていると不思議だなと思う時が時々ある。地味な鳥から派手な鳥、大きな鳥に、小さな鳥、山の鳥に水辺の鳥と数限りない野鳥が沢山いるが、そんな野生の鳥たちの姿や習性を見ていると、どうしてそうなったのかと不思議に思えてならない。

 私たちが普段よく目にする、コサギの姿もまた不思議だ。水辺で餌捕りをしているコサギの姿をよく見ると羽根は綺麗な純白なのに、なぜか長い脚だけは真っ黒で、つま先部分は黄色くなっている。まさか足まで白くなれとは言わないまでも、一般的には赤か黄色い脚の鳥が多いだけに、なぜ、コサギの脚が黒いのか不思議でならない。

 しかし、長く伸びた黒い脚は、まるでスタイルのいい女性が黒のストッキングを履いているようで、冬に見かけると意外とお似合いな感じもする。

 コサギといえば、また不思議に思うのは細長い羽根があることだ。大きな翼についた羽根で充分なのに、なぜ髪の毛のような細長い羽根が沢山生えてるのか、そしてその羽がどんな役割をはたすのかと考えると、また不思議だ。もしや他の鳥のようにオスが自分の魅力をメスに誇示するためなのか…とも思うが理由はよくわからない。ただ私はコサギの細い羽根が風になびいて揺れているその姿をみると、まるで女性の髪の毛が風に靡いているようで、すごく魅力を感じる時がある。

 いずれにせよコサギは長い間、人に愛され、親しまれてきた魅力的な水辺の野鳥の代表であり、漆喰で塗られた姫路城を別名「白鷺城」と呼ぶのも、姫路城が真っ白な羽根に包まれたサギの魅力的な姿と似ているからだと思う。

 


1 コメント

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コサギ (原村)
2016-02-06 22:07:17
こんばんは。
先日エジプトに行ったら、シラサギだかコサギだか分かりませんが汚れて薄汚いのです。
川にはゴミが大量に放置されていて。
そのごみを漁っていました。
少し可愛そうになりました。
自然界の生き物にも影響する人間の行動をかんじます。
純白で美しいのが良いですね。

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