福島県内各地の子どもを持つ親から、学校の放射能汚染に対して不安の声が寄せられています。
県の放射線調査によれば、調査対象の学校の実に75・9%が国が定めてきた「管理区域」に相当する放射線量であり、25・4%がさらに厳しい「個別被ばく管理」が必要なレベルの放射線量ですから当然のことです。
これに対して、高木文部科学大臣は「目標は20ミリシーベルトで、(基準厳格化により)学校を頻繁に移動させることはできない」(4月15日)と述べています。放射線影響が大きい子どもたちに、平然と従来基準の20倍もの被ばくを受容させる姿勢には唖然とさせられます。 . . . 本文を読む
もと在日ベトナム人留学生のサイトですので、ベトナム語ですのが、
写真をご覧戴ければ、大体おわかり戴けるのでは・・・?
ベトナム料理フォーを被災者の皆さんに食べて戴こうと、
石巻市亘理町へ伺いました。 . . . 本文を読む
http://www.boston.com/bigpicture/2011/04/chernobyl_disaster_25th_annive.html
http://totallycoolpix.com/2011/04/chernobyl-25-years-later-part-2/
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三陸海岸は軒並み震度5の強い揺れを記録したが、明治三陸地震の時と同じく地震による被害は少なかった。その一方で、地震後に襲来した津波による被害は甚大であった。最大遡上高は、岩手県気仙郡綾里村(現・大船渡市三陸町の一部)で、海抜28.7mを記録した。
この地震による被害は、死者1522名、行方不明者1542名、負傷者1万2053名、家屋全壊7009戸、流出4885戸、浸水4147戸、焼失294戸に及んだ。 . . . 本文を読む
地震後の津波が当時本州観測史上最高の遡上高である海抜38.2mを記録するなど津波被害が甚大だったこと、および、この津波を機に、明治初年にその名称が成立したあとも、行政地名として使われるのみで一般にはほとんど使われていなかった「三陸」という地名が知られるようになり、また「三陸海岸」という名称が生まれた[1]ことで知られる . . . 本文を読む
福島第一原発の兵站の問題は再三再四、書いています。なぜ書き続けているのかというと、答えは簡単です。この兵站が続かなければ、事態はどこまで悪化するのか皆目検討がつきません。とにかく一定程度の被曝を引き受けることも含めて、請け負う人々がいないと、どうにもならない状況になります。具体的な作業をどのように行うのかということが、ポイントです。産業医の情報も、メディアにも出ていますが、作業員の肉体的かつ精神的なストレスは、尋常ではありませんし、一ヶ月以上経っていますから、緊張感が続くかどうかも、微妙だと思います。なかなか厳しい状態だと思います。ただし、ここが続かないと、被害は今のレベルではとどまらないからです。
この上、 入ってきた話は、現場の状況は、コアな作業をおこなうのが二百人程度しか作業員が現在いないという情報でした。例えば、外国から作業員をもってこないとどうにもならないという話です。これは、高濃度の線量の環境下で作業をしなければならない中で労働者がどういう状況なのかと言う懸念を持つ状態です。労働者の数が足りないと作業は厳しくなってきます。作業員と言っても単純作業ばかりではありませんから、分かっている人がいないとなんともできません。海外ですと、いろんな発電所ごとに中身が違うのをトレーニングして、対応できるようなスキルのシステムもありますが、日本の原発は、相互にこうした状態でもありません。作業する人員の状態についても、京大の小出先生とも話しました。 . . . 本文を読む
〇[101]岩上氏: もう途方もないことになってしまう。これは日本列島に人が住めなくなるようなレベルですか?
〇[102]小出先生: チェルノブイリ原子力発電所事故はどうだったかというと、まず周辺30キロの人達が強制非難をさせられました。それからしばらく経ってから200キロあるいは300キロ離れたところまでが高密度の汚染を受けているということで、そこもまた強制非難させられました。そうこうするうちに、ソ連という国家自身が潰れしまって・・・
◆―固定電話が鳴る(3)―◆
〇[103]小出先生: (電話に応答、5秒ほど)
〇[104]小出先生: 外して置こう。ごめんなさい。
そうこうするうちに、そのソ連という国が潰れてしまって、人々を汚染地帯から救出することができなくなったのですが、でもきちっと調べてみたら、発電所の敷地から、700キロ離れた彼方まで、風下に当たったところでは、日本の法律に照らして、放射線の管理区域にしなければいけないいうほどの汚染を受けていたのです。もし、福島の原発から700キロという距離を考えたら、ほとんど日本中は安全な所がない、この関西にしても、範囲に入ってしまうというくらいの距離なのです。それのまた何倍というような放射能が関係してくるとすれば、もっと被害が広がるわけですので。まあ、大変なことに、なるでしょうね。 . . . 本文を読む
福島原発事故の国際評価尺度が「レベル7」に引き上げられた。これで福島原発事故はその深刻さにおいて、これまで史上最悪とされてきたチェルノブイリ原発事故と並んだことになる。
4月26日、チェルノブイリ原発事故は25周年を迎える。その1月前の3月26日、事故から25年が過ぎたチェルノブイリをこの目で見ようとウクライナを訪れた。そこには、今も事故の記憶を抱えながら原発と共存していかなければならない、苦悩する人々の姿があった。
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たんぽぽ舎+『週刊金曜日』共催講演会
広瀬隆講演会
いま福島原発で起こっていること
◆講 師 広瀬隆 「いま福島原発で起っていること」
大東断 「電力浪費を見直そう」
伊田浩之「原発震災を取材して」
山崎久隆+鈴木千津子 「食卓にしのびよる放射能汚染」 . . . 本文を読む
放射能の影響は子供や若者ほど受けやすく、私たち若い世代に深く関わる問題です。私たちは正確な情報に基づいた上で、こうした状況に向きあっていかなければなりません。しかし、放射性物質が私たちの体にどのような影響を与えるのか正確な情報が周知されていると言えるでしょうか。
そこで私達は、このたび2人のゲストをお招きして緊急報告集会を開催することにしました。お一人目は、地震発生直後から福島に入り、取材を続けられているジャーナリストの森住卓さんをお招きして、地震による被災地の様子、さらに原発震 災による放射能の恐怖に直面する現地の状況をご報告していただきます。
そして、長年放射線医学を研究されてきた岐阜環境医学研究所所長の松井英介さんには、放射能と人体に関する基本的なレクチャーとともに、「原爆」 や「劣化ウラン弾」問題にかかわる「内部被ばく」問題についてご講演いただきます。
たくさんの方のご参加お待ちしています。 . . . 本文を読む
今回の悲劇で亡くなった多くの方のことを想うと、ある部分、あるかたちで我々自身も亡くなったのだと痛切に感じます。
人類の一部の苦しみは、全人類の苦しみです。また、人類と地球はひとつの身体です。そのひとつの身体の一部に何かが起きれば、全身にも起こります。
このような出来事は、命のはかなさ(無常)を我々に思い起こさせてくれます。お互いを愛し合い、助け合い、人生の一瞬一瞬を大事に生きることが、我々にとって一番大切なんだと。それが亡くなった人々へのなによりもの供養です。彼らが我々の中で美しく生き続けれるように生きるのです。 . . . 本文を読む
原発に頼らない安心できる社会へ 城南信用金庫
東京電力福島第一原子力発電所の事故は、我が国の未来に重大な 影響を与えています。今回の事故を通じて、原子力エネルギーは、 私達に明るい未来を与えてくれるものではなく、一歩間違えば取り 返しのつかない危険性を持っていること、さらに、残念ながらそれ を管理する政府機関も企業体も、万全の体制をとっていなかったこ とが明確になりつつあります。
こうした中で、私達は、原子力エネルギーに依存することはあま りにも危険性が大き過ぎるということを学びました。私達が地域金 融機関として、今できることはささやかではありますが、省電力、 省エネルギー、そして代替エネルギーの開発利用に少しでも貢献す ることではないかと考えます。
そのため、今後、私達は以下のような省電力と省エネルギーのた めの様々な取組みに努めるとともに、金融を通じて地域の皆様の省 電力、省エネルギーのための設備投資を積極的に支援、推進してま いります。 . . . 本文を読む
1980年代後半から90年代にかけて、私は気象大学校に勤めていたので、学生の海洋実習のお付き合いで、毎年観測船に乗っていました。東京湾から八丈島あたりまで10日間程度の航海で、黒潮の温度や流速を測ったり、プランクトンを調べたりするのですが、黒潮を横切るときは船が揺れて船酔いで辛かった想い出があります。プランクトンネットは目の細かい繊維で作った大きい補虫網のようなもので、先端に錘と採水器を着けて100m以上沈めて引き上げると、珪藻などの植物プランクトンの他に小さい魚やヤムシなど動物プランクトンも捕まります。
ところで、海洋の食物連鎖としては、植物プランクトン→動物プランクトン→小さい魚→大きい魚の順に食べられ、その都度、重金属などはおよそ10倍ずつ濃縮されると考えられています。沿岸と外洋で少し違いますが、大きい魚ほど濃縮しています。例えば海水に含まれるCs-137やSr-90は植物プランクトンに吸収される時には海水と殆ど同じ濃度ですが、それを餌にする動物プランクトンの体内では10倍に濃縮され、次に小さい魚が食べると100倍に、大きい魚には1000倍濃縮されることになります(沿岸では大きい魚もプランクトンを直接食べたりするので、数字はおよその目安です) . . . 本文を読む
3月11日、「緊急シンポジウム・エジプト政変でパレスチナはどう変わるのか」(旧題)開演予定の4時間前に、その後の日本と世界を根底から揺るがすこの大惨事が起こってしまいました。首都圏の交通は完全にマヒし、主催者の私も横浜から会場へ向かうこともできませんでした。BCCメールで「シンポジウム延期」のお知らせを出したのは、開演2時間前でした。直前の延期のお知らせが十分に伝わらなかったために、多くの方々にご迷惑をおかけしてしまったかもしれません。心よりお詫び申し上げます。
「3・11」という歴史的な日から1ヵ月間、メディア報道は連日、大津波の甚大な被害とその影響、福島原発の危機的な状況のニュースで埋まり、海外情勢、中でもそれまで人びとの大きな関心事となっていたアラブ諸国の大変動のニュースも影が薄くなり、それに伴って国民の意識と関心から、はるか遠のいた感があります。 . . . 本文を読む
なんとしても燃料棒冷やして」
東日本大震災から11日で1カ月となる現在も収束のめどすらたたない東京電力福島第1原子力発電所。すべては原発の安全の生命線である「水」が失われたことから始まった。
「2号機の原子炉に注水ができなくなっています」
3月11日午後2時46分の地震発生から6時間後。政府の原子力災害対策本部で、現地からの報告を聞いた原子力安全委員長の班目(まだらめ)春樹は、背筋が凍り付く思いがした。水喪失が何を意味するのか。安全性にお墨付きを与えてきた班目は、知りすぎていた。
「なんとしても燃料棒を冷やしてください。炉内の圧力を下げるための排気(ベント)も必要です」
班目は本部長の首相、菅直人に繰り返し具申する。
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