Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

アニタ・オデイにゃ鼻モゲる。

2006-06-10 23:07:54 | Jazz / Cross Over
そう言えば、昨日は6月9日で「ロックの日」だったというウワサもありますが、当ブログはサボりました。
それから、今年は2006年で、モダン・ジャズの大当たり年と言われた1956年から、チョード50年経った、アル意味で記念的な年だと言うウワサもありますね。

が、そう言った事とは全然関係がなく、今日は1952年のジャズ・ボーカルです。

アニタ・オデイ(Anita O'Day)
『The Lady Is A Tramp』(1952)

「何と言っても、1曲目がカッコいい」とか書こうと思ったんですが、久しぶりに聴いたら、他の曲もカッコ良かったッス。ですが、やっぱり1曲目「Rock'n Roll Blues」(スゲぇタイトル)の後半のスキャットがスゲぇッス。アドリブじゃなくてほとんどラッパとユニゾンになってるんですが、鼻がモゲそうなくらいグルーヴしていて素晴らしいです。アタシャ、アニタ・オデイのカッコいいトコロをサンプルで挙げよ、と言われたら、まずココを挙げます。それくらい、ぐーるぐるでクラクラ来るスゴいグルーヴです。
途中のラッパのソロも、古いHotなスタイルながら、コレがバッチリ決まっていて素晴らしいです。コレもハナがもげそうです。流石、名手エルドリッジです。
更に、その前のバリトン・サックス・ソロも不適なまでにブヒブヒ言っていて、これもハナモゲ級にカッコいいです。そうです。バリトンはアナタも好きなセシル・ペインですのヨ。

と、言う事ですので、100%文句ありません。最高の1曲です。

あ、さて。
このアルバムは、アニタ姐さんには珍しくストリングス入りの曲が4曲も入っているンですが、コレがまた、オツなもんでして、辛口が持ち味のアニタ姐さんによる大甘ソング「Vaya Con Dios」なんて、いや~、イイじゃないですか。
ストリングス入りは、アップテンポなヤツもやっていて(「Pagan Love Song」)、コレがまた、古い映画を思わせる実にアジなアレンジなんですが、こういうのもイイですな~。
そして、スウィンギン・マシーンと化して歌い飛ばす、本領発揮の「The Lady Is A Tramp」。最高ですな~。ロイ・クラールのピアノ・ソロもカッコいいでよ!

他の曲でも、ナニゲに味なシカケがあってアレンジ面でも聴かせる工夫があったりして、代表作とは言われんでしょうが、鼻が幾つあっても足りない、そう言う良品アルバムです。

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2 コメント

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こんばんわ~ (suunnkau)
2006-06-13 19:11:42
booさん、

鼻もげる!って あはは

いい表現です。(^0^)

今度使ってみます。



サンタナ聴いてぶっ飛んでみますか?



Unknown (bugalu)
2006-06-13 21:52:41
suunnkauさん。



今日は、サンタナ聴いてますが、あんまりにスゴいのでクビがモゲそうです。

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