These Are Soulful Days

ラテン!自転車!カレー!ジャズ!環境!ロック!畜生!

『呪われた夜』でもう一人のドンを聴く。

2006-10-05 21:42:12 | West Coast Rock
イーグルス(Eagles)
『One Of These Nights』(1975)

 ドン・フェルダー(Don Felder)は実に良いギタリストであったなぁ、と言う事を実感する為のアルバムでもアリマス。

 アタクシ、実はロック・ギタリストでは、何を隠そう、ドン・フェルダーが一番好きなんデス。あの、グルーヴの太さは、案外、他のギタリストにはナイんですよね。太い音で、豪快に、しかし、それなのに正確で、しかも甘いトーンを持ったギター。ナカナカ居ねェんですよね、そんなヤツ。
 ナニゲに、このオッサンは至宝野郎なんだと思いマスよ。


一番右がフェルダーのオッサン。目つきの悪さも国宝級。

 さて、そのフェルダーおっさんデスが、奏法面での特徴としては、伊藤銀次が指摘していたように、一音半のチョーキングの多用が個性だったりします。で、そのチョーキングは、ターゲットとしたピッチ(音程)に達するスピードの速さと、そのピッチの正確さでは、このヒトに比肩しうるギタリストをワタシは知らない。豪快なのに緻密にグルーヴする、そのサウンドのポイントはこのチョーキングの個性にあると思うんデスが、ギタリスト諸君よ、どう思いますか?
 そして、緻密なグルーヴの、もう一つのポイントは、正確な角度によるピッキングだからこそ可能になる、全く痩せない音。音がブレない。どっしりとしたグルーヴ。実に、スゲェ強ぇデスよ、コノおっさん。
 と、そんなサウンドを、要して言うと、「キレまみれなのにコクまみれ」のギターって感じでしょうか。

 さて、音色もブレないし、ピッチもブレないンだからして、このオッサンはツインリードとかそう言う方向には、究極に最適なギタリストでもあるんですよね。そういう意味で、「Hotel California」の、あのツインリードの名演は、このオッサンの個性というか才能無しでは、有り得なかったンだと思います。(ジョー・ウォルシュのギターだけじゃ、ギラつきはあっても、あの太い美しさは出ないですモンね。グレン・フライのギターじゃ細過ぎるし。)


左がフェルダーのオッサン。右がウォルシュ。
激しそうな顔で激しくないギターソロを弾くヤツらダ!


 とにかく、ドン・フェルダーというオッサンは、そんなに知名度はないですが、実は、スゲェ、オッサンなんですよ。

 で、その証拠のギターソロは、このアルバムだと、1曲目、タイトル曲「One Of These Nights」のソロとか、2曲目の「Too Many Hands」の、グレン・フライとの掛け合いのソロとかで聴けます。(後者でのランディ・マイズナーのボーカルも、また相当な聴き物デス)
 それから、8曲目の「After The Thrill Is Gone」の超絶な美しい音色のソロ!!!歪み系ギターの音色の美しさとしては、カルロス・サンタナやラリー・カールトンをも超える特筆すべきモノがあると思いますよ。
 是非とも堪能して頂きとう御座居マス。

 ちなみに、あの「Hotel California」は元々はこのオッサンが書いた曲を膨らませて出来た曲。そう言う意味でも、このオッサンは後期イーグルスには欠かせない存在だったンですよね。
 それなのに、どうもグレン・フライとは馬が合わないのか、再犯、モトイ、再結成後も、あっさりクビになったり、その逆に"イーグルス"を訴えたりしてて、人騒がせなオッサンでもあるんですね。イーグルスへの復帰は、まぁ、ナイでしょうね〜。いや〜、マイッタ。

 フェルダーのオッサンよ、「Hotel California」の印税があれば人生安泰なのかも知れんけどサ、もう少し世の中に出て来てギターを聴かせてくれ!

 本日は以上デス!
 
 ぢゃ!
ジャンル:
音楽
キーワード
イーグルス グレン・フライ チョーキング ドン・フェルダー カールトン ランディ・マイズナー 呪われた夜 ピッキング
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5 コメント

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こんばんは! (shintan)
2006-10-05 23:01:50
ドン・フェルダー好きとは渋いですね(笑)

なんだかんだでジョー・ウォルッシュのほうが注目浴びてましたが、上手いギタリストですよね。「One Of These Nights」のソロとか絶品ですからね。
Unknown (bugalu)
2006-10-07 07:12:19
shintanさん。



多分、太い音のギターが好きだから、ウォルシュよりフェルダーが好きなんだと思います。

ちなみに、フェルダー・ファンへの切っ掛けは『On The Border』での「Good Day In Hell」です。この曲のスライド・ギターがまた豪快!
とても優しいオッサンでもあります! (shun112)
2009-10-06 23:52:10
"Heaven And Hell"完読後、Don Felderさんに感想を郵便で送ったところ、ナント先日B5サイズ程のサイン入りの写真が2枚送られてきて、しっかりと私の名前も直筆で書かれてました!いや〜一生の宝モンです・・・
改めて活躍してほしいジイサンです。 (bugalu)
2009-10-07 20:37:10
shun112さん。

それはなんともウラヤマシイ
フライ&ヘンリーのジイサンたちとの相性さえ悪くなければ、
もっともっと今も世に出ていていい筈のジイサンですよね。
このヒトの一音半チョーキングはホントにド偉いと思います。
(ライブ音源だとヤバめのコトもありますが)
住所教えてください (shun112)
2011-01-27 15:20:53
私は1971年にLAに行き40年住んでました。イーグルスのホテルカリフォルニアは体に雷が落ちたみたいにショッキングなものでした。40年近くたった今も歌も、そしてドン、フェルダーの力強く甘いギターにもぶっ飛んでいます。ビバリーヒルズホテル前のサンセット通りを車で通るといつもあの当時の私にしてくれました。MR.Don Felder に私も手紙したいです。

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