ロボジー

日本
コメディ

　　　　*　*　*　*　*　*　*　*

「ウォーターボーイズ」「ハッピーフライト」の矢口史靖監督が贈る痛快
ドタバタ・コメディ。ロボット開発を任された冴えない技術者３人組が、
お披露目に間に合わずに中に老人を忍ばせごまかそうとしたばかりに思わぬ
騒動へと発展していくさまをコミカルに描く。
歌手で俳優のミッキー・カーティスが五十嵐信次郎名義で主演の老人役を
快演。共演は吉高由里子、濱田岳、川合正悟、川島潤哉。
　　        　　　　                  　　                          　 (allcinemaさんより抜粋)
　　　　*　*　*　*　*　*　*　*

家電メーカー“木村電器”の冴えないロボット開発部員、小林、太田、長井の
３人組は、ワンマン社長から二足歩行ロボットの開発を命じられてしまう。
ところが、お披露目の場となるロボット博を１週間後に控え、製作中の
ロボット“ニュー潮風”が大破する事態に。
追い詰められた３人はロボットの製作を諦め、ロボットの外装にぴったりの
老人、鈴木重光を見つけ出すと、中に入って動いてもらう、その場しのぎの
ごまかしでどうにか乗り切ろうとするのだが…。
　　        　　　　                  　　                          　 (allcinemaさんより抜粋)
　　　　*　*　*　*　*　*　*　*

『ハッピーフライト』『スウィングガールズ』と矢口史靖監督の作品が好きな
自分としては楽しみにしていた作品で、封切り初日に観に行きたかったものの
なんだかんだで本日やっと鑑賞することができた。

大変面白かった。

ロボット博まで後１週間という時に開発中のロボットが壊れてしまい、１回
こっきりのその場しのぎでロボットの外装にぴったりの鈴木重光という老人を
みつけ、彼をロボットの中に入れてやり過ごそうとするが、そのロボットの
人気が出てしまい、引くに引けなくなった木村電器の３人とロボットになり
すますことになった鈴木爺さんと鈴木爺さん扮するロボットにハマッて
しまう女子大生が繰り広げるドタバタが面白くて大いに笑えた。

『アヒルと鴨のコインロッカー』以来、濱田岳が出演している作品は観に
いくようにしてるんだが、今回も濱田岳はいい味出してた。
惚れてまうやろの人もダメ社員ぶりがいい感じだったし、鈴木重光役の
ミッキー・カーチスこと五十嵐信次郎も頑固で孤独な爺さん役がいい感じで
ハマッてて、全体的に配役的がバッチリだったと思う。

で、彼ら以上に吉高由里子が良かった。
ニュー潮風に助けられて、一躍、ニュー潮風のファンになってしまい、
ニュー潮風が赴くところに押しかけ、あげくに木村電器に就職しようとする
ぐらいだったのに、一転、ニュー潮風の中に人が入っていると疑惑を持ち
始めるとストーカーみたいに３人組の自宅を調べ上げたり、鈴木爺さんの
家を張り込んだりとこの時の狂気じみた表情が抜群に凄かった。

オチとラストは序盤の展開をうまく伏線としていて面白かった。
特にラストでダメ社員３人組と木村電器に就職した女子大生が鈴木爺さん宅を
訪ねるカットが個人的には凄く好き。

お薦め度：★★★★☆（4/5）

クリックしてくださった方、ありがとうございます。