三国志英傑伝 関羽

中国
アクション／歴史劇

　　　　*　*　*　*　*　*　*　*

「三国志」の中で、蜀の五虎大将軍として名をはせた関羽が活躍する
エピソードの一つ「過五関、斬六将」を、『インファナル・アフェア』
シリーズのフェリックス・チョンとアラン・マックが映画化した歴史大作。
敵の武将・曹操さえも尊敬する人格者の関羽が忠義を貫くさまを、壮絶な
アクションと共に骨太に描き出す。
武勇に優れ忠義に厚い関羽には、主演作が相次ぎ本作の武術指導も務める
ドニー・イェン。『ニューヨーク、アイラブユー』などで監督としても
活躍するチアン・ウェンが曹操を演じる。
　　        　　　　          　　　                                   (シネマトゥデイさんより抜粋)
　　　　*　*　*　*　*　*　*　*

劉備と敵対する曹操（チアン・ウェン）の捕虜になった関羽（ドニー・イェン）
は、「白馬の戦い」で劣勢だった曹操軍を勝利に導く。
並外れた武勇に加え忠義に厚い関羽を部下に引き入れようとする曹操だったが、
劉備への忠誠を貫く関羽の願いを聞き入れ、六つの関所を手形なしに通行できる
よう手配する。
しかし皇帝が関羽殺害の命を出したため、彼は行く先々で命を狙われ……。
　　        　　　　          　　　                                   (シネマトゥデイさんより抜粋)
　　　　*　*　*　*　*　*　*　*

ドニー兄貴が関羽を演じているときては観に行かずにはいられないと、
ヒューマントラストシネマ有楽町で鑑賞。

美髯公なのに、ヒゲ剃っちゃったよ・・・。

ドニー・イェンの関羽、ラストの青龍偃月刀を構えた姿はおぉ～、関羽だと
思ったけど、劇中ではあまりドニー・イェンが関羽に見えなかった。
それに、袁紹軍一の猛将・顔良を一刀のもとに真っ二つにするほどの腕の
持前の関羽が、たかが地方の関の守将である孔秀を討ち取るのに何故あれだけ
手こずるのかがわかんない。
ま、映画の演出上、あまりに関羽が無双すぎると面白くないってのはわかるん
だけど。

それと劉備の第三夫人の綺蘭の存在はいらないと思う。
関羽は彼女に思慕の念があるという設定だが、これだと関羽が惚れた女のために
頑張ってるように見えて、義の人・関羽という面が薄れている感じがする。
変に大胆な味付けせずに演義に忠実か、ちょっと設定変える程度でいいのになぁ。

だけど、さすがにドニー・イェンのアクションは見応えあって、青龍偃月刀を
軽々と振り回し、敵兵をばったばったと切り刻んでいく姿はカッコいい！

ま、アンディ・ラウの『三国志』のとんでも趙雲、とんでも三国志よりかは
いくぶんかマシだったのは救い。

お薦め度：★★☆☆☆（2/5）

クリックしてくださった方、ありがとうございます。