前回に引き続き、3月でSONYのラインナップからは、その存在が消えようとしている据置型のMD/CDコンポ
CMT-M35WMがやってきました。MD録再機の今後については、SONYはこの機種が最後(
リンク)、ONKYOにあと2機種あるも先行きは厳しい(
リンク)ということで、自分のBlogへのリンクを貼ったので興味ある方はどうぞ!
CMT-M35WMは、かなりコンパクトで、外から見た
質感は実売2万円ちょっとにしては悪くないです。
ソース切り替えのボタンと、1ヶ所にまとめてある操作系のボタンが好印象です。自分は、CD再生ボタン、MD再生ボタン…とそれぞれ別にあるのは苦手なのです。
なお、自分のところでの使い道では、MD、カセットテープの録音は想定していないのでまだ試していません。今回は、MD、CD、カセットテープ、AM、FMラジオについての感想です。
まず、CDとMDについては不満はありません。
必要にして十分です。液晶表示部がさみしいけど、自分は横着なので曲名をまめに入れる人間ではなかったのです。ただ、
カセットテープ部…これはおまけです。説明書にも仕様にもないようだけど、
オートリバースがないので、片面ごとにひっくり返す手間が必要です。しかし、ないよりはいい、これにつきます。Webにはカウンターがついてないとありますが、これは気になりませんでした。
ラジオは案外優秀です、というか、FMアンテナの入力端子が昔よくあった平衡フィーダー線の受け口ではなく、ふつうの
テレビアンテナの75Ωの同軸ケーブルを受けることができるので、テレビアンテナを直接つなぐことでかなりクリアに聴けました。これは意外でしたが、非常に満足です。
アンプ部、スピーカ部も過不足なくがんばってくれていると思います。一応重低音はオンオフができ、
プリセットイコライザも4種類ついています。ステレオミニジャックながら
外部入力もついているのでパソコンをつなぐことも可能と思われます。スピーカはバスレフポートが後ろ向きなので背面にちょっとだけ空間が必要ですね。
残念なのは
PCや周辺機器との接続まわりで、SONYのウォークマンとのUSB接続にしか対応していません。持っていないので検証できませんが機種にも制限があるようです。Appleの
iPod系がまったくサポートされていないのは残念です。まあ、SONYの廉価機だから当然といえば当然ですが…
感想はとりあえず、そのようなところです。買って最初に困りそうなことは、以下ぐらいです。
1.
デモ表示が消えない → 説明書15P 時計を合わせたら消えます。
2.
電源を切っても青いLEDと照明がついたまま → 説明書P47 表示切替ボタンを何度か押して節電モードにしましょう。
MDやカセットテープをまだお持ちの方で、再生する機器が壊れている、壊れそうなどと不安な人にオススメです。
SONY最後の据置型MD/CDコンポ CMT-M35WMをどうぞ!