gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ブレーキの整備

2017-05-10 19:05:21 | ブレーキおやじ
先日、ユーチューブを検索していたら、キャリパーの整備の事がありました。

キャリパーを車両から脱着して分解を始めている様を見ていました。
一様に外観を綺麗にする事はなされて、ピストンもそのまま仕様する場合もありました。
又、交換する場合もありました。

キャリパーの中のシールが入る所の溝は綺麗にする場合と、割合そのままに
している場合とありました。

たいして綺麗にしなくても、ほどよく綺麗になれば組み始めていました。
シールリングにグリースを塗布してから組み付けていましたが、
このグリースの使用は、ピストンを挿入する為だけのものでありました。

当社のような、整備後10年後の事を考えて組み付けてはおりません。
ですから、新車の場合と同じで、作業が終わってからペタルを踏んでも
ブレーキペタルの重さの変化は得られません。
又、引き摺りは仕事が終わった時点から始まる様な状態でした。
勿論、鳴きも解消する事はありません。一時期は無くなりますが、
鳴きは、又、直ぐに発生して来ます。

どの様に見ても、長年見て来た間違いが何一つ改善されてはいないのです。

当社の整備は、当然ながら、整備後、10年以上ベストコンディションが維持出来る
様に組み付けます。
2~3年毎のメンテナンスをして頂ければ15年経過しても、25万Km走行していても
最良のブレーキ性能を維持して行く事が可能です。

私も世界の自動車整備士がこの問題に真剣に取り組んで下さる事を望みたいです。
それには、自動車メーカーとブレーキメーカーが真剣に取り組む事が一番大切だと思います。

どれ程燃費の良い車両を開発しても、例えば、人が4人も5人も乗車している様な
荷重が徐々に重なって行けば、燃費はどんどん悪くなっていきます。

ハイブリッドの車両が増えています。
当然燃費は良くなっておりますが、いち早く引き摺りが始まっている事も知らなければ
なりません。
先日、10万Km程乗っている車両のタイヤとホイールを交換しました。
新車から長年乗って来たのでしょうが、私の整備方法でマッチングを変更して
組み付けました。
非常に安定性が増したと言われた事と、燃費が非常に良くなったとの事でした。

私のブレーキ整備と、タイヤ&ホイールの組み合わせ方で非常に良い結果が
現われております。
そして、皆さんが一様にお喜び下さっておられます。
間違いの無い整備にこれからも精一杯頑張りたいと思っております。

近々、新しく入れ替えたエルグランド2500が整備に持ち込まれます。
新しく考えられた整備の方法で、又、一段と良い結果が出るブレーキに
仕上げて行く所存です。